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じぶん物語vol.5〜人との出逢い〜

作戦会議をたしか
19日にやって、21日に
被災地にいくことにきまった。

わたしの仕事の休みに合わせてもらった。
他の人たちの職場は
休業になっていて、唯一仕事のシフトが
決まっていたわたしの休みに合わせてもらったのだ。

なのに、
前日だったか当日だったか
急に、仕事になってしまった。

他の人がはいる予定だったところを
その方が体調を崩されたとかで
それをみんなでなんとかそれぞれ
時間をずらしたりなんだりで埋め合わせることになった。

被災地へおむすびを!は
わたしがいないから。と延期にするのも。と
わたしは当日の朝、みんなと一緒に
おむすびを結んで見送ることにした。

どこで、結ぼう?
おむすび仲間のみっちゃんが
ひとり暮らしをしていて
みっちゃんに勇気をだしてお願いすることにした。

みっちゃんはとても
常識のある社会人。という印象だったので、
とてもドキドキした。

狭いけれど。と
あっさりオッケー!

そして
さらに思いついてしまった。
早朝から結ぶから前日から
泊まらせてもらえないだろうか...。と

また、どきどきしながら
聞いてみるも、オッケーをもらった。

たくさん
おむすびを結ぶために
職場にあった、つかわなくなっていた
おおきな炊飯器をひとつ借りることにした。
(この炊飯器が後、数年大活躍する)

2升=20合のお米が炊ける。

これを2回戦やって
約100コのおむすびを結ぶ作戦だ。

前日にみっちゃん宅にいく
久しぶりに会うみっちゃんが歓迎してくれた。

みっちゃんはわたしたちよりも
すこし、お姉さん。地元が東京なのだけど
お仕事の関係でこちらにきていて
そんななか、こんな風になって
かなり心細かったようだった。

おむすびを被災地にもっていく。と
決めたものの、なんのあても情報もない。

約半年前に会った
てんつくマンという
海外で植林をしたり、被災地支援をしたり
目の前の人を感じて書き下ろしをしたりしている
かっこいい大人がいて

彼が被災地にすでにはいっているらしく
Twitterで状況を伝えてくれていた。

きっと忙しくしているだろうから
どうしたらいいか、相談する。というよりは
勇気をもらいたかった。

だから彼のDMから
明日、被災地にいきます!と
だけメールをしておいた。

なんて返ってきたかは
ハッキリ覚えてないのだけれど、
彼から返信がかえってきて
それを暗くなった布団のなかで、見た。

応援されているようで、
憧れの存在のようだったけど
仲間のように、扱ってくれたようなかんじがして
うれしかった。
泣きながら、眠りについた。

そういえば、半年ほどまえに
彼の講演会のボランティアスタッフをして
そこで、今回一緒におむすびを結ぶことになった
直ねえと出逢った。

埼玉の短大から地元の仙台に帰ってきて
半年ほど。
高校とかの友達はいたけれど
そうではない、一緒にゆめに向かっていけるような
仲間が欲しくなっていた。

同時に就職して
半年がたって
自然食や地球にも人にもやさしいごはん。を
目指したかったわたしにとって
施設での食事は使うものは
どうしてもそういうものではなくて
じぶんのつくりたいものとのギャップに
苦しくなっていたときだった。

シェアカフェというものがあるらしい。
自分で見つけたのか、誰かから教えてもらったのか
そこを借りて、じぶんのお店のように
1日からできるらしい。

やった〜!

ここで、まずはやってみよう。
やるなら、どんなごはんがいいだろうか?

今となっては
わたしといえば、おむすび。と
いわれるくらいになったけれど
今思ってみれば、そのときもおむすびと
思ってたのか〜!とじぶんでも不思議なのだけど
おむすびカフェ。をやろうと
絵を描いていたのを覚えている。

予約をして、
話をしにいった。
とても、いい人たちで
だけど人脈のないわたしがいきなりはじめても
人も集まらないとおもうので
すでに毎週夜にやっている方のところで
作らせてもらうのはどうか?という提案をもらった。

いきなり
じぶんのお店!のようにはできなくて
残念だったけれど
親身になり、わたしにとっていい形を
提案してくれて、やらせてもらうことにした。

はたまた、
夢に一緒に向かっていくような仲間がほしい。
なんか、素敵な集まりがないだろうか?と
探していたら、毎週か毎月だったか
ゆめを語り合う会をひらいている人をみつけた。

しかも、
今度講演会をするらしく
そのボランティアスタッフを募集していた。

しかも、その講演会にくるのは
てんつくマン。

あれ??
とおもいだし、
妹からもらった本をひっぱりだす。

やっぱりそうだ...!

妹が誕生日にくれて
素敵なコトバが描かれた本は
このてんつくマンがかいていた。

チャレンジしているその姿に
いつか、会ってみたい。とおもっていた。

どうしよう。
講演会の日すでに仕事がはいっていたのだけど
朝ごはん、お昼ごはんをつくる早番は早朝からで
お昼すぎには終わる。

それを半日休みにしてもらえば
ボランティアスタッフに間に合う時間だった。

...もう、これは
休みをもらうしかない!

どきどきしながら
半休のお願いをしたら、あっさりオッケー!

やった、これでいける!

前日に主催の方に連絡をする
あとから、仲良くなって
熱いメールがきた。とか言われたけれど
ボランティアスタッフのミーティングが
何日か開催されていたにも関わらず
それにもいけなかったし
でも、ただ講演会に参加するんでなく
スタッフで参加したかった。

ただで聞ける。や
優先的に書き下ろししてもらえるかもー。という
下心をいだきつつ笑
みんなで、やる。ということを
やってみたかったのだ。

こちらも
あっさりオッケーをもらった。

そこで
直ねえに出逢い、当時
やりたいとおもっていた
アースデイを中心にやってくれる仲間でもあり
この後、かなり色こくいろんな活動を
一緒にやっていく仲間になった。

 
何話か、まえにでてきた
国際交流パーティーをしていた
彼にも、このイベントをとおして出逢い
さらにその繋がりで今回一緒に
いく、とみさんにも出逢った。

人と人との出逢いをほんとうに、
面白い。

そうそう
思い返してみたら
おむすび仲間、みっちゃんとも
イタリアの生パスタをつくる料理教室で出逢い
そのあと、なんかの拍子でおむすびのはなしになり
年は離れていたけれど
お友達になった。

そんな、
いろんなご縁で集まった
仲間で、明日おむすびを結ぶ。

*

なにか、エイっと
じぶんの気持ちにスナオになって
一歩外にでたとき、そこには
素敵な出逢いが、あった。

被災地での出逢いも、また
わたしの人生をおおきく動かしてゆく。

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