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親を嫌うという選択肢を選んでたが、親と向き合うという選択肢を選び始めた

私は、母子家庭で
育ってきました。

そして、

私は母親のことを
良く思っていません。

むしろ、嫌いでした。

私の母は、
いわゆる毒親です。

ヒステリックです。

そんな不安な母には、
複数の男がいました。

母は恋をしたかったのか、
愛情を欲していたのか、

実際のところは分かりません。

でも、今はそんなのどうだっていいっていう
気持ちなんです。

親から離れたい一心で1人暮らしをすることに

私が実家を出たのも、
都会に行きたい

という理由もありましたが、

1番は母から逃げたかったからです。

離れることをよく思わないのは、自分が寂しいから

母は、
私が遠くへ行くのを

嫌がっていました。

大学進学は、
実家から通える範囲と

決められていました。

母子家庭だから、
金銭的な余裕がないから、

という理由もあったと思うのですが、
1番は母が寂しいからだと思います。

それはまさに天国のようで

大学4年。

就活を始めました。

お金は自分で稼いで、
生活できます。

母の猛反対を押し切って、
実家をでました。

実家から解放された私は

『天国だ』

と思いました。

正直、

実家が恋しいという気持ちなんて
なかったです。

一人の家は寂しいと思っても、
実家に帰りたいとは

思いませんでした。

実家に帰るぐらいなら、
一人暮らしの方が何倍もマシでした。

私の家に来ようとする母とそれを嫌う私

母が、私の家に来ようとするのが
本当に嫌でした。

適当な理由をつけて、
母を来させないようにしていました。

連絡も、母から来るばかりで
私からは連絡することはほぼ

ありませんでした。

その母からの連絡も
無視することがありました。

『仕事がいそがしくて』
『ちょっとつかれてて』

全部、連絡したくないから
母についた嘘でした。

私は、母を嫌うという選択肢を
選び続けていました。

むきあっても虚しくなるだけ

そんな私も、
母と向き合おうと

試みたことが
何度があります。

でも、結局母とは口論になって、
また私は母を嫌うという

選択肢を選びました。

『私は向き合おうとしているのに、母が向き合ってくれない』

自己中心的な考えなんです。

そもそも、こんな考え方が。

私の理想を母に押し付け、
私の理想の返答をしてくれるものだと

期待してました。

期待するから、
がっかりして、

理想と違うから
また嫌う

という選択肢を
選んできました。

罪悪感だらけのプレゼント

一人暮らしを始めて、
5年目に突入しました。

未だに、
母の誕生日に送るプレゼントも、

母の日のプレゼントも
義務感からしていました。

送らないといけない気がする、
送らないと母が悲しみそう。

そんな気持ちで送ったプレゼントに対して、
LINEで『ありがとう』とくるたび、

胸が苦しくなりました。

私は何がしたいのかな。

最低限の連絡

母とは最低限の連絡しかとらず、
1か月連絡しない時もありました。

母と交流することを
過剰に避けてきました。

母は、そんな私の態度に
薄々気づいていたのでしょう。

母も、連絡は最低限でした。

向き合わないという選択肢と向き合うという選択肢

母との向き合い方が
分からなかったんです。

でも、そんなのはただの言い訳で、
私が向き合おうとすれば

いつでも向き合うことができたんです。

相手が向き合うという
選択をするのか、

向き合わないという選択をするのかは
相手次第です。

そして、私が向き合うという
選択をするのか、

向き合わないという選択をするのも
私次第です。

向き合うという選択肢を選びはじめた


母と向き合ってみようと
思い始めたきっかけは

分かりません。

日々新しい情報に呑まれて、
色んな考えに触れて、

私自身も変化してきました。

私と関わってきた人、

私が見てきたもの、

周りからもらったもの、

色んな偶然の中で、

私の心の中で整理がついてきて、
母と向き合うという選択肢を

選ぼうと思えたのかもしれません。

母も完璧じゃない

母も完璧じゃなくて、

私にとっては鎖で縛られているような
苦しくてらつらい束縛も、

母なりの愛情であり、

不器用な優しさだったのかなと
思うようになったのです。

そして、

どんなに悪態ついても
私の身体のことを気にかけて、

私が本気でやりたいって
言ったことに対して

手を貸してくれてたことに
気付きました。

ベクトルが自分に向いていた

見えていなかったのは、
私自身でした。

ベクトルが自分に向いてて、
自分の物差しで判断していました。

自分の歪んだものさし

分かってほしい
分かってもらえなかった

受け入れてほしい
受け入れてもらえなかった

愛してほしい
愛してもらえなかった

この評価に、

相手のことは
一切入っていませんでした。

私の中で基準があって、
それを満たしてないものは

無いとみなしていました。

ひどい話ですよね。

母が私のことを、

分かろうとしてたり、

受け入れようとしてたり、

愛そうとしていても、

私がそれに気づいていなくて、

気づこうとしていなかったのですから。

母に向きはじめたベクトル

ベクトルが少しずつ母へ向くようになりました。

元気かな?

もっと話したいな。

電話とアイス

そして、今日電話したんです。

美味しそうなアイスを
見つけて注文するけど、母もいる?

と。

きっかけは
何でもよかったんです。

それがたまたま
アイスだっただけで。

電話するのも不安だったけど

口論になるのかな?と
不安でしたが、

すっごく分かりにくいのですが
母の言葉に優しさと愛情が隠れているのに

気づいたからか、

わたし自身も比較的
穏やかに話せました。


また、電話しようかな。

生存確認し合わなきゃね!
という口実をつけて、

また電話することになりました。

私も母も、
ほんと不器用で素直じゃないな。笑

創作活動に必要な機材や材料費に使わせて頂きます☺️