無題

不幸なふりはやめて
そんな昔のことはもう聞きたくないよ

でもそれは私が歩いてきた道だよ
なにがそんなに嫌なの?

君こそこの先にも道があるって知らないのかい?
いつもいる場所はスタートなんだよ

それでも私は忘れられないよ
あなたと見た桜や、あなたとの約束事

お願いだからとどまらないで
僕はもういないのだから
一歩足を踏み出してそのドアを開けてごらんよ

はなびら

本当だ
また春が来ていたのね…ごめんね

なんで謝るの

私はあなたのこと忘れてしまうよ
でもあの約束事だけは果たせるように歩んでいくわ
あなたは覚えているのかな

そうやって
歩いていかなきゃ守れない約束事もあるから
どうか歩みを止めないでね

さよなら
また会う日まで

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