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スライドする雲と光(2023/04/08)


ガラス越しでもきれい

諦めた。今月沢山お金を使う予定なので…。(美容院+服+装飾品+PC+イベント)

読み終わった。古代ギリシア神話の神々と薬師の女の子の物語。服装がギリシャ…ギリシャなのか…?!と思って調べてみたんだけど、なんだか……トルコっぽくない…?!
私の中でギリシャって言うと、藤村シシン先生なんだけど、巻末のおまけまんがに藤村シシン先生出てきてワロタwもうギリシャと言えばシシン先生なんだな。ゲーム散歩で知ったんだけど、研究者としてシシン先生のスタンス好きだな。
コレットという名前が英国風なので漫画を読んでみて、ちょっとびっくり。コレット…どんな意味があるんだろうか。

調べてみてもヨーロッパの名前…みたいな意味で出て来るな。う~~~ん。

漫画の内容で言うと、白泉社系の少女漫画だな…という……この一言につきる。もっと詳細に語れれば良いのだろうけれど……ごめんな。
白泉社の少女漫画の主人公は時代背景を問わず現代的で、他の少女漫画と比べると「自立」と「母性愛による献身」の要素が強い。
物語の主軸が「恋愛」では無く、社会と触れ合うことにより精神的・経済的に自立していく事で物語が進んでいく。「コレットは死ぬことにした」の主人公のコレットも、早くに両親を亡くし、義父の薬師の元で技術と知識を身に着け、単身辺境の地で薬師としての業務に追われている日々を送っている。村に1人しかいない薬師として業務過多な毎日をすごすコレットは、ふとした気の迷いで井戸に投身してしまうのだが、落ちた先が冥府ハデスの元であった。ハデスは原因不明の病を得ており、コレットはハデスの臣下に治療を頼まれ、通常では交わることが無かった「地上の人間の女の子 コレット」と「冥府の王 ハデス」の交流が生まれるのであった…という……。こういう感じなのです。
白泉社系の少女漫画の特徴として、ヒロインとヒーローが恋人同士というよりも運命の相手、いわゆるツインレイのようにして描写される。少女でありながら強い母性愛を持つ主人公は、ヒーローの持つ深いトラウマや精神的問題を解消することで、ヒロインとヒーローは一般的な恋愛感情以上の情愛をお互いに抱くようになる。
「コレットは死ぬことにした」も、私の目から見るとその枠から漏れず、コレットはハデスの抱える王の責任・苦悩を唯一理解できるものとして描かれ、コレット自身もまた、ハデスに寄り添う事で自分のトラウマを克服していくのだ。

個人的に「コレットは死ぬことにした」の作品のテイストとしてあげたいのが「あっさりさ」だったりする。絵自体が、比較的白く(書き込みが少ないというわけでは無い)、演出も過剰ではない。
モノローグを多用せずに行間だけで読ませる感じは、彼氏彼女の事情以降の津田雅美先生に似ている。
先ほど絵が白いと書いたが、単純にベタをあまりつかっていないのだ。故に画面が重くなりすぎず(地下の冥府という設定にもかかわらず)読みやすい。
大変に衣装のデザインが可愛らしく、コレットやハデスの衣装や、インテリアなどの細かな意匠は一見の価値があるので、気になる方はLINE漫画で読んでみたら良いと思う。

「あっさりさ」で言うと、登場人物が深く悩みすぎない…とういうところも上げたい。内省をしない主人公の漫画は読んでいて物足りないが、内省をしすぎると読者としては飽きる(いつまで悩んでんねん!と思ってしまうのだ)この塩梅が「コレットは死ぬことにした」では丁度良い。登場人物らの悩みや葛藤を丁寧にテンポよく描き、人と触れ合い、成長していく。「コレットは死ぬことにした」では、ヒロイン・ヒーロー以外でもお互いに関わり合い、人間関係が変化し、それぞれが成長していく所も丁寧に描かれているので、それぞれのキャラを幸村先生が大切になさっているのだな~というのがわかって嬉しい。

また、最初に白泉社系の漫画は「「自立」と「母性愛による献身」の要素が強い。」と書いたが、「コレットは死ぬことにした」のコレットの「献身」は自身の仕事への矜持から始まり次第に母性が芽生えていく。この過程が可愛らしくいじましい。仕事ばっかりしていた女の子が、自分の「恋」を自覚したときの気恥ずかしさや感情を御せない感じ、ときめき感というのが、明文化されて表現されているので、初恋を追体験した人にもおすすめだ。

なんか、白泉社系って読んだの久々でこんな感想になっちゃったな。白泉社系、他で言うと私がよんだのは「ラブ・ミーぽんぽこ」くらいか。これは…なんていうか……あれだよ…。ギャグの要素がつよかった。

他で言うと、南マキ先生の「Get Ready」だな。Get Ready めっちゃおもろいんだよな~。現行のコスメが出て来るコスメ漫画なんだ…。


「コレットは死ぬことにした」ギリシャ神話でこういう解釈するのか~~と、面白かった。といっても、私のギリシャ神話の知識なんて藤村シシン先生出演のゲーム散歩と尾羊英先生の漫画くらいだが…。

ギリシャ神話~~。浮気ばっかじゃん!

研究職の方の話を聞くの好きなんだけど、身内でその手の人と話すと色々と思う事があり、あまり話題に出さないようにしている…。

愚痴。

例えば歴史の事について「Aって史実じゃないんだ」というようなレスポンスをすると、「歴史って言うのは実際に見てきた人はいなくて、10人居れば10通りの解釈があるんだから、Aだけを切り取って史実とする見方は良くないと思う」というような反応をされて毎回辟易している。

恐らく、そういった手合いと何度もやりとりしてきたから、牽制反応をするんだろうけど、私自身、そんな風に思っている訳はないので、明らかな敵意を向けられると正直良い気はしない。
その場で「もちろん、そんな事を思っていない」とはっきり言えばいいんだけど……。

私は、この手の「本人に確認することなく、わずかな言動から相手の意図を妄想してくる人」をかなり軽蔑している。申し訳ないけど…。

偏見を持つなという当人が、知識や経験に偏って、偏見の眼鏡をかけてしまっている矛盾に気が付けない。
「ああ…老いってこういうことなんだ」と思ってしまう。人間の知性の限界ってここなんだな。
若い時に、様々な意見に耳を傾けるのは「頭が柔らかい」からではなく、自信が無いからだ。決して「感受性が豊か」だからではない。
知識を身に着け、社会を経験していけば、ある程度思考はパターン化してしまうのは仕方ないし、そうやって人は自分の心を守れるようになっていく。ありとあらゆる事に心砕くのは普通の人には無理だ。
しかし、友人は私以上に知識があり経験も豊富であった。にもかかわらず、これか…と思うと、落胆の度合いが強い。尊敬していただけに、がっかりの感も強くなってしまったのだ。まあ、私自身が美化しすぎていたんだろうな。友人の等身大の姿をきちんと見れていなかったんだろう。ごめんね…って感じだ。

私自身も想像力に限界があって「理解はできるが共感ができない(よって寄り添えない)」という事が沢山あるんだけど、せめてその事に自覚的でありたいと思う。

こういうのもあって、専門的な知識を持つ人嫌厭しがちになっている。そうでは無い人もたくさん居るんだろうけど。そういう人たちにアプローチできるようになればいいんだろうな…。

よっしゃ本読むぞ!

尾張

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