親父の小言

なぜか家に「居酒屋春木屋」の湯飲み茶碗があります。

茶碗表面には「親父の小言」が記載されていて、読む度妙に気になっています。

ということで書き起こしました。

朝きげんよくしろ　人の苦労は助けてやれ
人には腹を立てるな　火は粗末にするな
恩は遠くからかへせ　風吹きに遠出するな
人には馬鹿にされろ　年寄りはいたわれ
年忌法事をしろ　初心は忘れるな
家業には精を出せ　借りては使うな
働いて儲けて使へ　義理は欠かすな
人には貸してやれ　大酒は飲むな
ばくちは決して打つな　貧乏は苦にするな
大飯は喰うな　水は絶やさぬようにしろ
自らに過信するな　ケガと災いは恥と思へ
戸締まりに気をつけろ　産前産大切にしろ
何事も身分相応にしろ　一筆に気を配れ
泣きごとは云うな　家内笑うて暮らせ
神仏はよく拝ませ　女房は早くもて
家内安全開運長久一路平安祈念胎之

内容的にはちょっと古くさい？

「親父の小言」はネットを調べると色々出てきます。
いろんなバージョンがあるみたいで細部が微妙に違います。

若い頃こういう小言を直接云われると

「あーうるさい、うるさい」
（今風に云えば「うっせーよ」かも）

と拒絶反応を示しそうです。

けど、ある程度歳を重ねると意外にグッとくる内容でもあります。