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” 路 上 ノ 音 ” を 終えて


《”路上ノ音” 無事に終了いたしました!》☺️

共同代表2人それぞれから、イベント終了後の想いを書かせて頂きまし  たので、お読みいただけますと幸いです!

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HOMEFULL共同代表の村上小百合です。

昨日開催した『路上ノ音』。来てくださった皆様はもちろん、何らかの形で応援してくださった全ての皆様、心から感謝いたします。

本当に本当にありがとうございました。

自分にとってもHOMEFULLにとっても初開催だったイベント。

会場いっぱいになるくらいの方たちが来てくださり、感想も暖かい言葉や良かったというものばかりでした。
本当に時間はかかったし、しんどい時も何度もあったし、上手くいかなかったり壁にぶち当たったときもありましたが、そんなもの心からどうでもよくなるくらい、
「開催してよかった。」
と思いました。

自分は高校3年の時にこの問題に取り組みたいと思った中で、
「少しでも”あれ、ちょっと勘違いしていたかも。”という気づきや、何かその人の今後に繋がるような気づきを作るキッカケとなるようなことがしたい。」
という想いが1つの核としてありました。

そんな中、
懇親会中に「人間臭い人が少なくて寂しかったけど、これだ!!!って思うものに出会えました!!あと小学校同じ人いたんです!!!」と本当に素敵な笑顔で話しかけてくださった方。
「自分の中のホームレスに対する先入観が壊されたようだった。」という感想をくださった方。
他にもたくさんありますが、少しはそのようなキッカケ作りにできたのではないかなと思います。本当にありがとうございました。

もちろん、反省点も多くあります。
急なタイムスケジュールの変更により、残念な思いをされた方。深くお詫び申し上げます。本当に申し訳ございません。
しっかり個別にお詫びのメッセージをしたいので、そのような方がいらっしゃったら、お手数ですがメッセージをくださると嬉しいです。

実際にやってみて分かったことも多く、次回には同じことを絶対に繰り返さないよう、もっともっと良いものにできるよう、しっかりと整理していきたいと思います。

とにかく、全てを言語化することが本当にできないくらい、今回のイベントを通して、多くの方にお世話になり、沢山のものを得られました。

再度、心からお礼申し上げます。
自分にこのような経験をさせていただき本当にありがとうございました!!

これまで以上のスピードで頑張っていきますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

HOMEFULL共同代表 村上小百合


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共同代表の吉江です。

参加してくださった多勢の皆さん、クラウドファンディングで支援してくださった皆さん、出演してくださいました皆さん、運営を支えてくれた皆さん、熱い言葉をかけて僕の背中を押してくださった皆さん、心から御礼申し上げます。本当に、ありがとうございました!

瞬く間にイベント終了から一週間が経ちました。イベント終了後は緊張の緩みからインフルエンザくんと友達をやっていました。現在は自宅療養で体調も回復しています。


イベントが終わったのかまだ現実味がなく、ここに向けて走ってきたため終わった今では少々虚無感にとらわれています。でもこのタイミングで体調も戻り、早速次の企画に向けて動き始めていきたいと思っています。
今回のイベントの試みでは、路上生活を経験した人々が様々な手段の自己表現を通して
・純粋に心を踊らせる・何か他のことにも挑戦したいと思う ・普段は関わらない人々との繋がりを築くこと・誰にでも好きなことを表現する場所はあるということ
また、参加してくださる皆さまには・出演者のパフォーマンスを楽しんでもらう・路上生活者問題へのを理解を少しでも深める/関心を深める
これらを実現したいと考えていました。また、これから路上生活経験者の自己表現の場を作る活動の第一歩として、関係者全員が楽しみ、双方からまたこのような場を作って欲しいという声を聞けることを目指しました。
しかし、全てがうまく実現できなかったことは事実です。特に路上生活者への問題への関心を深めるという点では、今回のイベント内容では少し弱かったかと思います。しかし少なくともきっかけづくりにはできたのではないかと考えています。
一方、嬉しい言葉を沢山頂きました。「路上生活者への固定概念が壊れてよかった」「次期待してるよ!」「路上生活者関連の重くて暗い雰囲気がなく楽しめた」
総じてイベントの雰囲気は盛り上がり、懇親会でも盛況のうちに終了することができました。

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イベント会場に足を運ぶことができなかった方々のためにイベントレポートを簡易的にさせて頂きます!(尚、イベントの様子を録画しておりました。編集作業が終了次第共有させて頂きます。)

路上生活での生業の1ページを含み寸劇を披露された雀遊さんグループ。
缶集めという路上生活をしている人の一つの生きていくための収入源になっている行為。

人はただ酒を飲むだけではなく、悲しみや涙をその缶に残してしまっている。そんな悲しみや涙を缶を潰し外に出してあげることで笑顔や喜びを世の中に増やしている。
劇中での印象的な言葉です。
そして世界がいい方向に変わると希望を持ちおじさんを信じる着物を着たお嬢さん。
お嬢さんが明るい希望を持つことに対して否定的で諦めている男。世界にはそのどちらの人もいて、我々はどちらの人間になるのか、問いを投げかけていました。
缶集めをしている役を演じた方は、路上で暮らしている方でした。気さくな方でいつもオヤジギャグを飛ばしては場を凍らせています。      「劇は楽しいよ。自分がこうして演じることを通して世の中を明るくできればいいなと思ってる。俺は暗いのが大嫌いだから。」そうおっしゃっていたのには感動しました。

*雀遊グループはネットへの写真投稿がNGなので劇中に使用された和傘の写真を掲載させて頂きます。


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路上生活経験者で結成された新人Hソケリッサ!

イギリスやブラジルなどでパフォーマンスをしている方々。練習の時も圧倒されたのですが、ソケリッサさんの本番の舞台では、感情がより一層増して強く体から表情から滲み出ているいるように感じました。最初見る方にとっては、かなり謎の多いダンスで、私にとっても今理解できる部分はほとんどありません。正しく理解しようとすること自体が無理です。各人自分の解釈をして感じたものを持ち帰り、いつか意味がわかればいいのではないかと思っています。
私には、ソケリッサさんの踊りには皆さん自身が経験されてきた過去や感じてきた思い痛み、苦しみ、怒り、孤独、喜びや笑いが全身で表現されていました。最後の自転車を漕ぐ伊藤さんとその目の前で踊る小磯さんの場面では涙を流している自分がいました。







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トークのみの出演をしてくださった草野さん。圧巻の饒舌トークでした。まさに、ショータイムでした。(笑) 草野さんの路上での至った経緯、経験も絡め、現実的な話をしてくれました。会場の全ての人から笑いをとる勢いで凄まじかったです。明るいトピックも過酷さも語ってくださった草野さんの話に大きく心を動かされたと言っていた方もいました。会場の雰囲気を見てトークの内容や雰囲気を変えることのできる草野さん。あって話を聞いた際に一目惚れした僕のような方がいたのではないでしょうか。

草野さんは本郷三丁目駅から徒歩30秒の大きなで交差点の信号近くで路上生活者支援雑誌 BIGISSUE を販売していますので是非声をかけてみてください。


「上を向いて歩こう」では会場の皆さんと出演者の皆さんが一体となって歌ってくださいました。歌って頂き誠にありがとうございました。優しく陽気な響きが会場に広がっていました。歌詞をプロジェクターに表示していなかったため、2番からいきなり声量が小さくなるという展開になってしまいすいませんでした。(笑)中には参加者の方でも歌っている最中にソケリッサさんと一緒にダンスにジョインしてくれる方もいました!笑
イベント前とイベント中は正直相当緊張しましたが、途中からはとにかく自分も楽しまないと会場にいる方々も楽しめないと思い、全力で楽しもうと頭を切り替えました。歌っている時、みなさんが参加してくださり非常に嬉しかったですし幸せでした。

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当日のイベント運営では準備不足やコンテンツの企画で至らない点も多々ありました。事後アンケートでもフィードバックを多く頂きました。真摯に受け止め、必ず次に活かしたいと思っています。同時に多くの方にまたこのようなイベントを開催してほしい、次はいつやるのか、想像以上に明るいイベントで良かったという声などお聞きできとても嬉しく感じました。



次の私の動きですが、音楽を中心において路上生活経験者や路上生活者の方々とイベントを開きたいと思っています。技術的には趣味レベルですが、ギターと歌が大好きなので。
自分にできること、好きなこと、やるべきことをうまく掛け合わせて良いものを作っていければと思っています。こちらは確定次第またアナウンスいたします。

また路上ノ音報告会は3月に実施する予定です。詳細が決まり次第お伝えさせて頂きます。イベントに参加できなかった方にも是非とも足を運んで頂きたいです!

イベント後の夜は、これまでのことが走馬灯のように蘇り、感情が抑えきれなくなり、帰りに寄ったマックで、そして、帰宅した後の家で目から水分が出てきてしまいました。私が居候させてもらっている一生の恩人、Hくんももらい泣きをしていました。(笑)(ちなみに彼は「イベントには参加しない」と僕に言っておいてサプライズで花束を持ってこようとしたらしいのです。しかし、会場に向かう電車で携帯を落とし、何者によって埼玉のはずれの道端まで運ばれていたのを取りに行っていき1日が終わったそうです。彼が僕にマックに花束を持ってきて渡してくれたのは24時近くでした。マックで花束を渡されるという少々恥ずかしい思いをしながらも嬉しく思いました。笑

最後になりますが、皆様の支援がなければ、路上ノ音は開催に至りませんでした。今僕たちがこうして文章かけているのも、本当に皆様のおかげです。

本当に、ありがとうございました! 時間はかかるかもしれませんが、丁寧に一人一人に恩返しをさせて頂きます。まだまだ未熟な点ばかりのHOMEFULLの今後の成長と活動に期待をして頂ければ嬉しい限りです。☺️

どうぞ引き続き宜しく応援よろしくお願い致します!

HOMEFULL共同代表 吉江 大



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