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さくらん

こんばんは!
ジョイのるーちゃんです。

今日はいろんなことに、楽しく集中していたら
お昼を食べ損ねました。
#今日はなんか洋菓子を食べたい日だった

今日は、先日見た映画「さくらん」の感想です。

1.エロリズムにある美

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タイトル:さくらん
監督:蜷川 実花
主演:土屋アンナ、椎名桔平、成宮寛貴、木村佳乃、菅野美穂など

この作品を一言で言うならば、

「こんなにも、女性が美しいとは・・。」

と思えた作品だった。


吉原の花魁の話。
それだけで、片付けるには、絶対に言葉が足りない。

何よりも、
花魁として見せる「女性のエロさ」と「女性の体」の美しさが、
綺麗を超えて、神々しい。

体だけを見るならば、きっと美しいと感じない人もいるかもしれない。

ただ、ここにいる花魁たちの人格を知ると、
人格の深さと艶やかさが、さらに女性の体を魅惑的にさせる。

私は、そんなに女性の体を見ない。
表面上は割と好きな方だけれど、深く、女性の体が好きかと聞かれると、

そうではない。

ただ、美しい体を見たことがないからなのかもしれない、と

この映画を見て、思えた。

ミロのヴィーナスが、ダヴィンチのモナリザが、
多くの芸術家が、女性の体を描いたりしたくなる気持ちが

初めて、理解することができた。
それだけ、女性の体は神秘的で、魅惑的で、艶やかだった。

2.時代に翻弄されない強さ

江戸の吉原にいる女性というのは、
今で言う、風俗に感じたり、
芸者と風俗を足して2で割ったようなもんだ、

と思う方がいるかもしれない。

一夜の快楽を、男性に与える行動だけを見るならば、
そうかもしれない。

でも、花魁になるほどの美しさや、聡明さがある女性は、
ただ男性の言われた通りに、動くわけではない。

もはや、やるべき役割さえも、しない時だってある。

ここの映画に出てくる、土屋アンナさんが演じる、花魁の日暮だってそう。

必ずご指名があったから、相手をする。
わけではない。

女性というと、当時は男性よりも身分が低いもの。
ましてや、吉原にいる女と言えば、売られた女がほとんどだから
低くて当然と思う人だって多い。

そんな中、
吉原の花魁に成り立つ女性は、みんな強い。

なぜならば、確固たる意志を持って、男性の相手をしている女性
ばかりだからだ。

ここを必ず出て、大名や将軍などの奥方になる。
ここで、一番になって名を馳せてやる。
ここを必ず抜け出して見せる。

そんな思いが強い。

そう思うには、
彼女たちは、圧倒的な努力を積み重ねる。

男の人が快楽につながる動きを、
男の人が安らげる空間づくりを、
男の人の会話に機転を聞かせられる聡明さを、

様々な要素がないと、花魁にはなれない。

そう思うと、

女性は確かに男性よりも、体や力では勝てない。
だけど、男性を立てる賢明さ、度量を養えば、
北条政子のように、
男性をたたせながら、参謀のように

男性を、生き生きと活躍させることができる。

きっと、これって
現代でもそうなんじゃないかって、思う。

それだけ、
女性の強さは、目に見えにくいけれど
めちゃくちゃ、強いと思う。

そんなエロリズムの良さと、
女性の強さを視覚でも、
椎名林檎さんの音でも、

感じることができた、最高の作品だった。

おしまい。


いつもありがとうございます(*^-^*) 次なるコンテンツの本に使います♪