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自然

父が亡くなる1週間ほど前に故郷をランニングしている際、港で出会った猫。気を許しすぎ。

父が亡くなった直後か直前に行ったお寺の住職さんが言っていた「親しい人の死に接した際、正しい判断ができないのが当たり前」という言葉が今でも思い出される。心の負荷が高まっている中で下す判断が最善とは限らない。もちろん普段が最善かと問われればそんなこともないだろうけど、やはり死に近い場所での判断は直感的になる。

反して「正しい判断」とは何だろう?とも思う。どちらに転ぼうとも、結果としてオーライなことだってある。そういった意味では直感に従った方が、事後の腹落ちはする。頭で考えるのと、腹で感じるのは違い、そのどちらに従って最終的な判断を下すかといえば、どちらかというと腹に聴いた方が良い気がする。腹とはつまり身体で、頭と身体、どちらが自然に近いかと思うと、私は身体の方が近いと思う。決断をする際の指針は、どちらかといえば身体の声を聴いたうえでしたい。

もちろんそれは理にかなわないことだってある。ただできうるだけ自然に近い場所にありたいと思う。自然から出てきて自然に帰っていくのだから、できるだけ自然に近くあることは至って自然であると思われる。

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