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名曲56 「Get Over」【dream】[ヒカルの碁]

ーーアニメタイトルが書いてないのに、この曲を聴けば一発で作品がわかる。あまりにもぴったりした名曲だったーー

【Get Over】

ヒカルの碁。20代ならば聞いたことも見たこともある人が多いのではないか。一時期はそのブームで社会現象になったほど。ぶっちゃけ井山裕太が全冠制覇したときと比べ物にならないくらい碁の人気が高まった。

そのアニメ主題歌で最も有名なのがGet Overである。{君が今僕を支えて 僕が今君を支える}この歌詞がまさに登場人物のヒカルと佐為なのだ。また、ライバルの塔矢アキラと塔矢行洋もそうである。うまーいことマッチアップするのはストーリーがよくできている証拠だ。

{諦めきれるモノならば 最初から興味もたない 忘れられるモノなら 必要さも感じないから}

アニメでは尺の都合上カットされているがここの歌詞はヒカルの碁に不可欠である要素である。原作を読んだ方のためだけにあえて詳細な要因を割愛すると、ヒカルが碁を始めた理由というものに結びつく。

{傷ついて壊れそうな日も 涙して困らせる日もあるけれど 僕達(ぼくら)はそれを越えていくんだ 誰よりも上を目指して}

サビは何度聞いてもいい。メロディーの盛り上がりも相まって大声で思わず歌いあげたくなる。歴代のアニソンの中でもトップクラスだろう。ヒカルの碁が恵まれていたのはストーリーのほかに主題歌もあった。

{なぜ人は時に過ちを… 後悔をしてもしきれず… なぜ人はいつも それでもと越えていこうとする}

この曲の歌詞がなぜGet Overなのかを理由付けるのが最後だ。ヒカルの碁という題材からなんとなく以心伝心のようなタイトルにしたくなるが、結局は打ち勝つという世界なのである。これが作品に見事にマッチした。碁は勝負の世界、打ち勝たなくてはならない。一人では無理でも、君となら。

ちなみに私が一番好きな作品はこのヒカルの碁である。全曲名曲なので時間をかけてちょくちょく紹介していく予定だ。1月5日ということで、囲碁を取り上げてみた。お跡がよろしいようで。

【今日の名歌詞】

不安な心と勇気が背中合わせになっている だけど今なら夢をこの手で叶えてみせるよ


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