名曲373 「ポポ」【電気グルーヴ】
ーーどこまでも力強く駆けていく汽車が目に浮かぶーー
【ポポ(電気グルーヴ ) SL pv】
電気グルーヴは最近だとピエール瀧の薬物のイメージが強くなってしまったが、J-POP史に残る存在ではないかという、偉大な存在ではないだろうか。
ちなみにピエール瀧のヤバさで世間は浸透しているかもしれないが、個人的には石野卓球のほうがヤバいんじゃないかと思っており、ピエール瀧が捕まった際に失礼ながら「卓球は?」と思ってしまったほどだ。ツイッターとか見てみるとたまに香ばしいツイートが流れてくるので、ファンは必見である。
今回は電気グルーヴを最初に知った曲を紹介。ポンキッキーズでも流れていたので有名な「ポポ」だ。子どものころ、ポポポポポポとイントロが流れ、異世界に連れてってくれたのを覚えている。脳内には宇宙を駆け巡るSLが。まだ現実と夢の区別がついていなかっただけに、憧れは強かった。
上記の動画はオススメ。まさにSLにぴったりの曲なので、うまくマッチングして編集されている。これとお酒があればもう満足だ。
{目玉くねらせて、キラキラ走り出す いろんな形した色の波見極め高く飛ぶSLに乗ろう 耳を尖らせてクルクル回りだす}
しかし歌詞は電気グルーヴ感のある狂気もちらり。こうでなければ電気グルーヴではない。なぜ目玉をくねらせるかはふたりに聞いてみないとわからない。そうやって我々を置いてきぼりにしてくれ。止まらないSLのように。
{トンネルをすりぬけて レールをきしませながら ターミナルで乗りついで SLが走りだす}
1番のサビに入った直後が好きだ。ハミングしたくなる。そうして気持ちよくなったあと、トンネルをすりぬけていく。疾走感がたまらない。
{頭ふるわせて}
ここで汽笛が鳴るのが細かいポイント。メラメラと燃えているさまも表現できていて子どもにもわかりやすい。
{メラメラ燃えあがる いろんなコトバの無駄な意味切捨て いつまでもSLで走ろう}
言葉の通用しない世界、つまり宇宙を駆け巡るさまを想像させてワクワクした。ロマンあふれる演出である。
最後の大サビも素晴らしい。走る―走るー。いい。サビをずっと続けるのはどこまでも走っているさまを演出させて、徹頭徹尾SLなのだ。
ちなみに私は鉄道好きだが、SLは専門外。秩父鉄道は見たことあっても大井川鉄道は見たことないにわかだ。ゴシュゴシュ走る音はいいんだけども、匂いや煙がきつかった。全部が全部、ドラえもんの銀河超特急みたいな感じならと空を見上げる。
【今日の名歌詞】
頭ふるわせて メラメラ燃えあがる いろんなコトバの無駄な意味切捨て いつまでもSLで走ろう
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