名曲236 「Storm In Lover」【絢瀬絵里/園田海未】[ラブライブ!]

ーーマイナーな中にこそ眠る名曲。だからこそ表には出さないーー

【Storm in Lover】

 久しぶりのラブライブシリーズから。またもマイナーな曲になってしまうが、知る人ぞ知る曲を紹介するのも快感ではある。ラブライバーも並の有名な曲は耳にたこができるほど聴いているはずだ。ちなみに私は元ラブライバーといっていいのだろうか、以前にも書いたのでそちらに。

 前回の「冬がくれた予感」は絢瀬絵里、西木野真姫、矢澤にこの3人のユニットだった。今回紹介する曲は絢瀬絵里と園田海未によるデュオである。まだ全員で歌う曲は出さない……

 だが共通点が見つからないだろうか。そう、エリーチカなのである。絢瀬絵里という存在が被っているのだ。

 実はこれは私にとってかなり大事な要素であった。というのも私がエリーチカ推しだから……ではない。そう、意外と違う。シンプルに絢瀬絵里の歌がうまいのである。だからか曲も必然的にレベルが上がるというわけ。

 絢瀬絵里の声優は、かつて「only my railgun」でも取り上げたfripsideの南條愛乃である。ナンジョルノの愛称でも有名だ。私にラブライブを教えてくれた友人が大ファンで、それ以来私も放ってはおけなくなり、いつしかラブライブシリーズに手を染めたという経緯があった。

 実際に南條愛乃は歌がうまい。ソロでもラブライブシリーズの曲を歌ったアルバムを出している(ほかもいたかましれない)ほどで、正直メンバーの中では頭一つ抜けた存在といえる。

 じゃあもう一人の海未ちゃんはどうなんだという声もあるだろう。わかる。そういう批判もちゃんと答えなければならない。園田海未の声優は三森すずこ。こちらも超大物声優だ。歌がうまいというよりも、声の力が強い。普通のキラキラした声ではなく、少しハスキーでオルガンのような力強さがある。それは声優にとって名誉なことである。

 その二人が合わさったのがこの曲なわけだが、高低差が抜群で、とても曲全体のバランスがいい。かつての男女デュオのように、男声はみもりんが、女声はナンジョルノがという感じでぴったりなのだ。ああ、もし昭和の時代にこの二人が出ていたらどうなっていただろうか。かつての紙ふうせんを彷彿させる存在となっていたのではないか。

 ん、今回は曲の紹介がまったくなくなってしまった。たまにはこういうのも。ちなみに次回ラブライブシリーズで取り上げる予定リストに私が最も好きな曲があるのだが、そこにもエリーチカが出てくる。ラブライバーの方はぜひ予想してみてほしい。

          【今日の名歌詞】

溶けそうな情熱はあなたのせいよ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?