名曲801 「おジャ魔女カーニバル」【MAHO堂】[おジャ魔女どれみ]

ーー90年代生まれよ集えーー

【おジャ魔女どれみOP「おジャ魔女カーニバル!!」高音質(歌詞付き ※概要欄)】

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 90年代生まれの20代(2000年代もそうなのか……)にとって、魔女っ子キャラといえば。そうおジャ魔女どれみである。ナージャやプリキュアを見ていた方もいそうだが、惜しくも魔女っ子のカテゴリーではない。私も初代?を見ていた。なんかいつの間にかキャラが増えていた気がする。3人じゃなかったっけ。

 主題歌はいまもCMのパロディーで使われている。十分に受け継がれているのだが、あえて今回はその名曲を触れたい。作詞は大森祥子。作曲は池毅だ。どちらも著名な方であるが、この曲に関しては宇宙人が作ったのではと思うのだ。

 まずは歌詞である。絶妙な子ども心を描いており、それでいて歌詞が少女チック。だけれどそこまで乙女な感じでなく、少年の心にも共感性が高い出来なのだ。さらに韻まで踏んで字足も完璧(苦しい箇所がひとつもない。マッキーも見習って)と強烈な完成度なのである。ピリカピリララのところは宇宙人じゃないと作れんよ。

 メロディーも非常に質が高い。キャッチーな歌詞にうまくマッチできている。ほんのり中毒性の高さもある。こういう曲はだいたいサビのところだけ質をよくするのだけれど、この曲は全体が毒なのだ。すべて頭に入りやすい、歌いやすい、ノリノリになれる具合に仕上がっているのだ。

 私もよく元気をもらったものである。ジュースでカンパイ、おかわり100パイとかは面白い。実際100パイなんて無理なのだけれど、あえて突き抜けた数字を出して現実味をなくし、ギャグっぽくして笑いを生ませる。そういうテクニックが施されているのだが、当時の私もそれで笑顔をもらった。

 笑顔といえば神歌詞の、テストで3点(0点じゃないのが細かいが至高のテクニック。0じゃ悲壮感が勝つ)笑顔は満点だ。これはもう100年後も通じるだろう。

 高校生のころである。同じクラスの男子数人でカラオケに行った。そこで友人Aがこの曲を入れた。すると、その場にいた全員が歌えたので驚きだった。まあ一応少女アニメなのだが、やっぱり男の子もみんな見ていたのだ。そこでみんな野太い声を出して誰が一番面白く歌えるかみたいな感じだったのを覚えている。良い思い出である。でも原曲を聴くと高確率でAのカラオケで歌っていた声が再生されるのだ。やっぱり悪い思い出である。

 

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