名曲230 「幸せのドア」【沢田知可子with中西保志】[劇場版ドラえもん]
ーー「のび太の結婚前夜」を締める涙なみだの大傑作ーー
【幸せのドア.rmvb】
「あの青年は人の幸せを喜び、人の不幸を悲しむ事のできる人だ。それが一番、人間に大切な事なんだからね。彼なら、間違いなく君を幸せにしてくれるとぼくは信じているよ」
この名言を知っているだろうか。「のび太の結婚前夜」のしずかちゃんのパパのセリフである。しずかちゃんがのび太との結婚を前に、急に不安になってお嫁にいくのをやめると言ったのだ。それを受けてパパが優しく語りかける。その中でも特に有名なのが上記のセリフなのだ。
これは、私は思わず泣いてしまった。大人になってから。私ものび太みたいな人間で、どうも先行き不安な人生ばっかりに、この名言を前にすると自然と涙があふれてくるのである。実際、しずかちゃんほどの人がのび太を選ぶなんて、見ているこっちも不安で仕方がない。それでも後押ししたパパのセリフに拍手大喝采である。
上記の動画は必見である。ドラえもん史に残る感動シーン。
さて、そろそろ今回の曲を取り上げたい。「幸せのドア」。どうもその名シーンと名言に隠れてしまってしまうのだが、紛れもない名曲である。
{君の手を握りしめて 歩きだした 銀色の道 あどけない君の笑顔 夜明け前を照らしながら… あなたとならば どんな道のりも楽しむから….}
テーマはいうまでもないだろう。
{幸せになろうね 誓う言葉かみしめながら 静かな街を目覚めてく空を どこまでも行ける気がする… 幸せのドアだね。}
結婚を控えている人にとって涙があふれて止まらないサビである。このメロディー。どうぞ涙を流しなさいといわんばかりではないか。
{幼い日夢見ていた たったひとつの大事な出逢い あなたへと届くように 願っていた いつも いつも… 君を守れば どんな運命も愛せるから…}
のび太としずかちゃんの二人の関係性といっても差し支えない。
{幸せになるって 二人の手が描く未来 今を大事に 大事に生きよう 何にでもなれる気がした…始まりのドアだね}
きっと明るいものに違いない。ドアというのはドラえもんを見ている人ならどこでもドアを連想させて味がある。
{何時間 歩いても 話しても ぬくもりを感じてる 白い宇宙(そら)に日が昇る…きれいだね}
{幸せになろうね 誓う言葉かみしめながら 今を大事に 大事に歩こう この広い宇宙(そら)に描いた…幸せのドアだね。 幸せのドアだね。}
感動の大傑作である。宇宙(そら)に描いたということは、きっと星空が広がっていたのだろうか。
余談だが幼いころ、この男声を青年のび太の声だと勘違いして、歌がうまいなと思った記憶がある。この男声が最後の雨で有名な中西保志だと知るのは高校生くらいからだった。
【今日の名歌詞】
幸せになろうね 誓う言葉かみしめながら 今を大事に 大事に歩こう
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