名曲464 「タイプ:ワイルド」【松本梨香】[ポケットモンスター]

ーーハローんーマンドリン~ーー

【タイプ:ワイルド】

 最近もまた新作が発売されたポケモンシリーズ。現在の20代はほとんどの人がやったことが遊んだことがあるのではないか。ポケモンのすごいところは性別に関係なく人気というところ。世界を代表するコンテンツである。

 今回は懐古厨の私がしっかりオススメしたい名曲を紹介。懐かしいと思った方も多いだろう。我々20代(といっても後半?)はテレビのエンディングテーマが流れる度に「ああまた来週か。木曜日が待ち遠しい」なんて思いをしたのである。例のサザエさん現象と似ていて、ポケモンのエンディングテーマが流れると寂しい思いに駆られた。特にこの『タイプ:ワイルド』はまさに。なんてったって終わり方が寂しすぎるのである。

 この曲の出だしは過去にも取り上げた『風といっしょに』のメロディーが流れる。それが切なげでいい。しかし突如前奏で盛り上げていく。私にはから元気のようにも感じられた。

{マサラタウンにサヨナラしてからどれだけの時間たっただろう すりきずきりきずなかまのかず それはちょっとじまんかな あの頃すっごくはやっていたから買いに走った このスニーカーも いまでは世界中 さがしてもみつからない 最高のボロボロぐつさ!}

 ここ練習した当時キッズも多いはず。私もそうだった。あの早口を正確に歌えた者は学校でヒーローだったのである。よく見ると歌詞もなんだか哀愁があっていい。

{いつのまにかタイプ:ワイルド! すこしずつだけどタイプ:ワイルド! もっともっとタイプ:ワイルド! つよくなるよタイプ:ワイルド!}

 アニメではここでラストにいくのだが、2番がある場合は最後低く歌わないといけない。どうしてもポニータの飛び上がりが目に浮かぶのだがなあ。やや初見殺しの感もある。

 ありました、当時のエンディング映像。これなんですよ我々の幼き青春は。非常にラストが切ない。いかにもエンディングテーマらしくて魅力的だ。

 今回取り上げたわけだが思い出補正による部分が強く、曲自体の完成度は名曲に劣る。間奏がアニソンにしては不適切なほど長い。だから松本梨香が「アウッ」とか「オ~イエ~」と言ってつないでいるわけだ。まあ曲の構成上難しいのだろうが、もうちょっといいまとめ方があったように思う。

 とはいえ盛り上がる要素、切なくなる要素を併せ持っているのは好評価。ああ、当時に戻りたい。来週のアニメが待ち遠しかったあの日々……もしかして変わっていない?

       【今日の名歌詞】

あの頃すっごくはやっていたから買いに走った このスニーカーも いまでは世界中 さがしてもみつからない 最高のボロボロぐつさ!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?