![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/2234238/rectangle_large_ac42b332d016b3666e8c9601a6e0d815.jpg?width=800)
【実践論文】ソーシャルメディア時代の音楽教育(1)
「現代(の)音楽」に親しむ鑑賞授業の開発と実践 ―SNSを活用した作曲家とのコミュニケーションを扱って―
国際的な現代音楽作曲家である藤倉大さんにご協力いただいた授業実践開発論文です。藤倉さんが出演された『情熱大陸』の番組内で放映された作品や演奏法、作曲技法などに関して、ソーシャルメディアを活用しながら授業を展開しました。
PDF版: http://www.daifujikura.com/un/JunIIJIMA_2013.pdf
本稿は、現代の純音楽を鑑賞教材とした中学校の音楽科授業の開発とその実践に基づいた論文である。21世紀に入って10年以上が経過したが、その間に作曲された純音楽の中には、音楽それ自体の魅力のみならず、特殊楽器や特殊奏法によって生まれる「多様な音響」、独特の楽器編成や配置によって演出される「見た目」、作曲技法や作曲過程の「エピソード」までを含めて鑑賞することで、生徒の興味関心を高められる作品がある。そこで、生徒が作品や作曲家に親しみをもちながら主体的に鑑賞できる授業を開発するために着目したのが、30代にして世界の著名なオーケストラや演奏家から次々と作品を委嘱され続けている気鋭の作曲家、藤倉大(1977-)である。授業開発においてはSNSを積極的に活用し、その構想段階から藤倉氏とコミュニケーションを取りながら進めることができた。これらの新規性を示すために、授業開発までのその経緯と過程についても明記した。
キーワード:音楽科教育、鑑賞、現代音楽、作曲、藤倉大、SNS
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?