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ロンドン小劇場、お仕事記録

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ロンドンの小劇場で1ヶ月インターンをしてみて感じたこと、考えたこと

舞台が大好きで、舞台制作に携わるお仕事がしたくて、ロンドンを留学先に選び、小劇場で placement (無給インターン) を始めました。 初出勤から約1ヶ月。振り返ります。 ぶつかった壁たち 私以外みんなネイティブ。 舞台用語も知らない。 指示も掴みきれないし察するのも難しい。 要領が全く掴めない。 英語での接客の仕方もわからない。 ネイティブの複数人の雑談に入れない。 初週は結構メンタルやられました。 英語も堪能でなければ舞台業界での経験もない私をなぜ取ってくれたん

舞台好き女子大生がロンドンの小劇場で働いてみたDay5

ロンドン小劇場お仕事記録、5日目。 今日は夜公演のお仕事前に、3月で辞めるボランティアの子たちのフェアウェルランチがありました。劇場の近くのレストランで、ボランティアとgeneral managerさん、計10人。 面識がない子はいなくて、久々に会う子が「久しぶり〜!How have you been??」って聞いてくれたり、席がちょっと離れていてもわざわざ話しかけてくれたり。ほんっとうに優しいです、お陰で会話にも自ら参加できるようになって来ています。 お隣がgener

舞台好き女子大生がロンドンの小劇場で働いてみたDay4

ロンドン小劇場お仕事記録、4日目。 今日はかなり心が晴れやか! 事務所に着くと、数日前の搬出作業で仲良くなったボランティアの子が「パソコンのセットアップ得意?」的なことを聞いて来ました。新しいパソコンが事務所に導入されたけどそれが点かないようで、結局は照明さんかな?が直してくれました。 その流れで劇場関係者が続々集まって来て、事務所で雑談。引き続き私は周りに合わせてリアクションを取ることしかできないけど、全員が全員会話に完全に参加してる訳ではなかったので少し居やすかったです

舞台好き女子大生がロンドンの小劇場で働いてみた Day3

ロンドン小劇場でのお仕事、3日目。 今日は公演はなく、次の演目のための準備・搬入作業です。 ボランティアは前半(10:00-16:00)と後半(16:00-21:00)でシフトが組まれており、私は後半。 出勤してすぐに会ったのは、本日初出勤のボランティアの女の子。午前中から作業をしていたためか、初出勤とは思えないほどに馴染んでいました。 ペインティングを始めとする基本的な作業は既に終わったようで、劇場の建物の外にポスターを貼るお仕事を与えられました。 初出勤の子と作業をし

舞台好き女子大生がロンドンの小劇場で働いてみた Day1

私は今、ロンドンの大学に1年間留学をしています。 数ある候補からロンドンを選んだ理由はただ1つ、「ミュージカルが観れないと生きていけない」から。 でも、日本の大学の専攻は国際政治。 観劇はあくまで趣味であり、お仕事にすることは考えていませんでした。 ただ、ロンドンで毎週のように劇場に通って改めて感じたこと。舞台の上で繰り広げられる世界が、尊くて愛しくてたまらない。 たっくさんのアーティストさんの傑作の集合体であり、2度と再現不可な生の芸術。キャスト、スタッフ、観客、全員の

舞台好き女子大生がロンドンの小劇場で働いてみた Day2

ロンドンの小劇場でのお仕事記録、2日目。 今日は千穐楽。 昼・夜の2公演後に、全員参加の片付け・搬出作業があります。 昼公演出勤。 昼公演のボランティアは私を含めて2人で、もう1人は40代くらいの男性。 後々聞いたところによると、普段は俳優さんをしていて、家が近いから時々劇場のお手伝いをしているそう。 すっごくフレンドリーに話しかけてくれました。 その後その方が general manager さんと、近況報告をし始めたんですね、内容があまりにもプライベートだし、すっごい