見出し画像

【準備編】ライブのため初海外一人旅-ミュンヘン・パッサウ・ザルツブルク・プラハ-

前回↓

ライブチケット購入。欲が出て旅行にするが、不安。

ハワイに2回行ったことはある。しかし一度目は幼少期ゆえに時差ボケを起こしほとんど記憶なし。二度目は全部お任せツアー。個人旅行は初めて。

まったく実感がわかない。

アメリカ・ヨーロッパツアーの初日、プラハ公演が唯一、今年のGWとかぶっていた。社会人としての常識を一応考え、そこに決めた。2018年11月17日にチケットを購入。チケットはQRコード。あっけないほど簡単に取れた。

ライブ同士かちあわないかの心配も。

複数アーティストが好きなため、それぞれのライブ日程が重なる危険。

4月9日、10日 セブチ(埼玉)
4月13日、14日 ジュンス(神戸)
4月30日〜5月7日 ドイツ・オーストリアを経てDidoのライブ、チェコへ

残念ながらOH MY GIRLのペンミがGW中にかぶった。ジュンスは、召集解除後初の日本でのライブ。いつも日程の発表がギリギリだからビクビクしていた。上手くずれてて本当に助かった。

私ってお金持ちっぽいなあ。数字に疎く金銭感覚が鈍いだけだよ。

航空券確保と旅の計画。

4月30日 上陸!(飛行機)
     ミュンヘン泊 ※ホテルは中央駅の近くで!
5月1日  ミュンヘン散策、骨董市
     ミュンヘン泊
5月2日  電車でパッサウへ
     駅のロッカーに荷物をあずけてパッサウ散策、コンサート
     夕方までに電車でザルツブルクへ移動
     ザルツブルク泊
5月3日  ザルツブルク観光
     ザルツブルク泊
5月4日  ザルツブルク観光
     (ツアー参加するかしないかは前日の個人観光の様子で判断)
     ザルツブルク泊
5月5日  ザルツブルクからプラハへ移動
     (ライブに備えて体力温存で直通バス利用)
     Didoコンサート
     プラハ泊
5月6日  出国

このプラン、ほぼすべて旅行会社勤務の優しい優しい友達が提案してくれた(感涙)すっかり厚意に甘えてしまった。
せっかくGWだし、チェコまで行くのならミュンヘン・ザルツブルクも電車で行けるよ~、と。計画がどんどんふくらむ。
自分でも旅程を組むも、友達に「どうかな?」と見せるたび、「それだったらこういうのはどう?」と素晴らし〜〜〜プランに改善されてくる。すごすぎてびっくりした。

友達がすごい。

大学で同じダイビングサークルだった子だから、私がどれほど体力がなく、どれほどおっちょこちょいか私以上に客観的に見て知ってくれている。

私がミュージカルやライブが好きなことから、サウンド・オブ・ミュージック関連の情報やその他公演情報を収集して教えてくれた。私は検索ワードのチョイスが悪いようでどんなワードが良いか彼女に聞くと、海外で公演を観たい場合、その地域の劇場サイトをチェックすると良いと何個もリンクを送ってくれた。
サウンド・オブ・ミュージックなんて、好きという言葉じゃ表せない、私の原点みたいな作品なのだ。その話、その友達とは一度もしたことはなかったのに話さなくてもなんとなく分かってくれるってすごくないですか。

ホテルも、「こういうのあるよ!好きじゃない?」とこれがまた私好みなところをスッと教えてくれるんだよーもー。元修道院を改修したホテルのリンクを送ってくれた時はほんっと最高に感激した。

好きなものを覚えていてくれるのがとても嬉しい。それほど自分以外の人に対して誠実に思いやりを持って接しているんだなあといつも感動する。こういう子が観光業界でプロの仕事をするんだなあ。尊敬。業務外なのにごめんね。何度も相談に乗ってくれて本当にありがとう。 

自分だったら自らの体力を考えない荒唐無稽なスケジュールを組んでいたはず。実際、彼女の提案どおりに動いたら無理なくいったし、慌てていてアドバイスを忘れた行動をしたら大変なことになった(笑)
彼女なくして成り立たなかった旅。本当にありがとう。

ホテルの予約であちこち迷う。

「地球の歩き方」を熟読。PDFにして持ち歩く準備。

ドイツ・オーストリア・チェコ、各国の「歩き方」をよく読み、スキャンしてPDF化、スマホでいつでも確認できるようにしておく。特に巻頭と巻末は国の基礎知識、最低限知っておくこと・気をつけることが非常に分かりやすくまとめられている。
出発日が近づくごとに不安感でいっぱいになってきた私に、バックパッカーとして旅慣れている別の友達が、地球の歩き方をよく読むことをアドバイスしてくれた。プランを考えるときに一度参考にしたが、細かいところまで読んでいなかった。

漠然とした不安を具体的な不安に。

おかげで、漠然とした不安が具体的な不安となり、なにに注意すべきかある程度つかめて心が少し落ち着いた。旅行前、不安すぎて周りから「紛争地帯にでも行くんですか。」と突っ込まれるほどだった。
スキャンとPDF化にはAdobe ScanとAdobe Acrobatという無料アプリを使った。私はAdobeアカウントがあるのでこれを使ったが、使えればなんでもいいと思う。

旅慣れ友達から教えてもらった旅の極意。

・失くなって困るもの、盗られて困るものは持っていかない。
・ブランドもの、見る人が見れば高いと分かるものは持っていかない。
・地図を広げるといった観光客とすぐ分かるような行動をとらない。
・何かあっても命だけは助かることを考える。

持ち物一覧。

・パスポート:期限が充分にあるか確認。
(通ってるとこの美容師さんは期限まで3ヵ月しかなかったせいで空港の搭乗ゲートではじかれ台湾に行けなかったそうだ・・・。)

・財布:財布と思われないようなたいしてお金が入ってなさそうに見えそうなものを旅行用として購入。
ひとつに全部入れると盗まれたら全部なくなるので、分散。
チェーンでショルダーバッグに繋げた。

iPhone:唯一持つ高価なもので、絶対に失くせないもの。
ダサく見えても構わない。首からかけて持ち歩いた。
首に直接かけるとぐえって負担がかかりすぎるので、バッグについてたショルダーベルト部分を外してカラビナに付け、それをiPhoneにつけてあるiRingに通した。

バッグ:リュック、ショルダーバッグ2つ、スーツケース
ショルダーバッグ2個持ちしたのは出国時と帰国時だけだったかな。それ以外は1個持って最低限のお金とハンカチとかティッシュとか入れていた。
ひったくられないように肩にかけた上からユニクロのウルトラライトダウンを着てバッグを極力見せないようにした。

・ユニクロのウルトラライトダウン
行ったのは4月末、5月初めだったが、なんと雪が降っていて寒かった。

その他細々したものは上のインスタに載せた。アイドルライブの持ち物一覧も含めてしまったので写真だけ見ると最後あれってなる(笑)

少しでもダサくて少しでもお金持ってなさそうに見えれば良いなと。日本人とすれ違うこともあったが、みんなもっとラフな装いだった(笑)
最終的に足りないものは現地で買えばいい(これもアドバイスされた。)。持っていきすぎてお土産が入らないのも悲しいから。

SIMカード使うと普段どおりにネット使っちゃうから。

これもバックパッカー友達からの助言。SIMフリーのiPhoneを使っているが、この時はSIMカードもWi-Fiルーターも持たずに行った。「もしいつでもネット環境があったらせっかくの旅なのにスマホばかり見てしまうよ」と。
確かに私は重度のTwitter廃人。旅先の空気を少しでも感じたい。

「もしものとき電話したい時は?」

ーもしもっていつ?
だいたい宿に電話したところで聞き取れなくない?対面で直接身振り手振り、相手の表情があってやっと理解できるものでしょ。もし本当に困ったら、宿に電話するより道を歩いている人で聞けそうな人に聞くとか、究極は電話を借りてかけさせてもらうほうがいいよ。

確かに。

「全部目的地にたどり着けるかなあ。方向音痴なのに・・・。」

ーWi-Fi環境にいるときにマップを開いておけば位置情報を取得してくれるから、現在地だけは分かるよ。それを見てあらかじめ写真撮っておいた目的地までの地図と見比べるとか、目的地の住所を見せて誰かに聞くのがいいよ。

なるほど。

私がどれだけ方向音痴かというと、
・建物へ入ったら、来た道のりとは逆の道のりへ歩き出し、一緒にいる人にどこへ行くのかとよく聞かれる。
・東西南北が分からない。上下左右で言ってほしい。
・地図が読めないので、RPGのゲームができない。東の廊下ってどこ。
・建物の中に入ると外の世界が分からない。
・何年住んでも家の近所がどうなっているのかよく分かっていない。車に乗せてもらっての移動が多いので、車に乗ると前しか見ていないから。

この文章が書けるということは無事に帰ってきて生きているということ。その事実に自分が一番安堵している。

つづき。【1日目:4月30日】成田発ミュンヘン着。


この記事が参加している募集

旅の準備

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?