パウロの気持ち
以前にも書いたのですが、Mark Rothkoの作品は私にとって特別です。
一番幸せだなって感じた瞬間
Rothkoの作品は
「ただ絵の具を塗っただけなのに」
「幼稚園児と何が違うの?」
「なんでこれで三億円するの?」
ってなんて言われてるし、その気持ちもわかる。
なんなら、私もある日までは似たようなことを思っていました。
そのある日、
Rothkoが何を考えてどのように描いたかを聞いた。
そんなことを踏まえて絵の前でじっくり見ていると、
自分のこと、Rothkoのことを絵の中に発見して、その世界に飲み込まれた。
色の美しさ、はっきりしない境界、光。
そこには絶対的な安心感がありました。
赤ちゃんにとってのお母さんのように、仏陀やキリスト教の神のように。
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昨日行ったお店にRothkoの作品のポスターがあって、
思わず一緒に行った人たちに、好きなんだ、と伝えました。
その人たちはポスターを一瞥して、
あなたの好きなものを否定したくないけれど、私にはわからない、
って言う。
その言葉で、私は少しだけ傷つくし、途方に暮れる。
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