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【ミュージカル講座 4】レ・ミゼラブル

はい、どーもー
ミュージカルオタクのDAISUKEです✌️


今回はミュージカルの金字塔「レ・ミゼラブル」を題材にします✨

レ・ミゼラブル
Les Misérables



作曲:クロード=ミシェル・シェーンベルク
作詞:ハーバート・クレッツマー
脚本:クロード=ミシェル・シェーンベルク、アラン・ブーブリル
脚色&演出:トレヴァー・ナン、ジョン・ケアード
振付:ケイト・フラット

日本人にも大人気の超大作ミュージカル!

2012年にヒュー・ジャックマンが主演で映画化されたことでも有名になりましたね✨

お恥ずかしながら、僕は大学に入学してから初めてこの作品を知りました😅笑 


では、あらすじをおさらいしておきましょう。


あらすじ

パン1つを盗んだ罪で19年間投獄されたジャン・バルジャンは仮釈放を受け、そのまま逃げ出して姿を変え、ある町の市長・工場長となる。その工場で働く女工のファンティーヌは周りから疎まれクビにされてしまい、行く宛も無く娼婦となる。徐々にファンティーヌの身体は弱っていき、娘のコゼットを残し、息を引き取ってしまう。工場で助けられなかった責任と彼女の死を憐んだバルジャンは、意地悪な里親の元にいるコゼットを引き取り、育てることを決意する。しかし、出頭の義務を破って逃げた彼を追い、警官のジャベールが現れる。2人は揉み合いになるが、かろうじてバルジャンは逃げ出す。

そして月日は流れ、バルジャンのおかげで成長したコゼットは町で出会った青年、マリウスと恋仲となる。やがてマリウスが参加するデモが勃発し、学生を中心とした革命派と政府の対決となる。戦いの中で負傷したマリウスを死なせまいと、バルジャンは激しい戦地から彼を助け出す。その後、回復したマリウスは共に戦った友のことを想い、悲しみに暮れるが、コゼットが彼に寄り添い、2人は結婚をする。バルジャンは自分の余命が近いことを感じ、2人の元を離れるが、コゼットはそれに気づきバルジャンを追う。マリウスとコゼットが見守る中、バルジャンは静かに息を引き取る。


作品概要

これまでブロードウェイ作品を紹介してきましたが、今回のレミゼはロンドン発のミュージカルになります🇬🇧

1980年代、ブロードウェイでは国産のミュージカルの業績が落ち込み、変わってロンドンミュージカルがブームとなりました✨


初演はロンドンでは1985年、ブロードウェイでは1987年。

バルジャンとジャベールの対決を物語の主軸としつつ、その他の役も様々な人間ドラマを織りなし、色濃くダイナミックにかつ繊細に綴られた群像劇は、ブロードウェイでもかなり高く評価されました👏


原作はフランスの文豪、ビクトル・ユゴーの同名小説。

レミゼって実はフランスで一度ミュージカル化されているんですね↓😲


なので、本当のオリジナルはフランスミュージカルなのですが、そこからイギリスのロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの手によってリメイクされ、僕たちの知るあのレミゼの形になったんですね!🇫🇷

フランス版からの変更点は沢山あるのですが、全部書くと長ーーくなっちゃうんで、ここでは代表的な物だけ紹介します👍


ミュージカルの冒頭、バルジャンが仮釈放を受ける場面から自分は生まれ変わるんだ、という約10分にも及ぶプロローグ。

フランスではビクトル・ユゴー作品は「国民文学」と呼ぶほど人々に親しまれ、国民の大半が知っている物語なので、物語の背景を薄く描いていたそうです。

そこでロンドン版では、ユゴーを知らない他国の観客に向けて丁寧に示すため、バルジャンのプロローグが追加された、とのことです👏😆 



魅力

レミゼといえば、なんと言っても名曲揃い🎶✨

これほどまでに有名な曲が集結しているミュージカルなんて、そうそうありませんよね笑 


全編歌で構成される本作では、同じメロディーを何度も使う手法(モチーフ)が多く見られます。

例えば、エポニーヌの代表曲「オン・マイ・オウン」
このメロディーはファンティーヌやバルジャンが死ぬ前にも歌われます。

実はこのメロディーはオリジナルのフランス版から使われており、その曲名は直訳で「悲惨な空気(=雰囲気)」

つまり、“惨めさ・悲惨さ”をモチーフにしたメロディーであり、作品タイトルの「レ・ミゼラブル (悲惨な人々)」と重なりますね😲‼️

さらに言うと、フランス版ではエポニーヌはまったく違う曲を歌い、このメロディーはファンティーヌに多く使われていました。

なので、もしかしたらこのメロディーの真のイメージはエポニーヌの「オン・マイ・オウン」ではなく、ファンティーヌの「Come to me (ファンティーヌの死)」なのかもしれませんね🤔


僕のイメージですが、ロンドンミュージカルってすごく洗練された感じがありますよね…笑



記録・受賞歴

日本での公演は1987年。
東宝主催で現在でもよく帝国劇場で上演が行われていますね!

レミゼは日本人が好きなミュージカルランキングの第1位なのです‼️


ブロードウェイでは6680公演の超ロングランで、歴代ロングランランキングの第6位✨

本場ロンドンではロングランランキングは堂々の第1位‼️‼️🥇

現在も上演中なので、その記録を伸ばし続けております✨


トニー賞でも10部門でノミネート、作品賞を含めた8部門で受賞する、世界的にも超大人気作品となっております😁👍


では、今回はこの辺で〜👋

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