肩の力を抜いて、生きてみる。
剣道や空手のように相手があるわけでもないし、昇段審査のために型をいくつも覚えるなんて必要もない。ただひたすら同じ動作の繰り返し、それが弓道。
簡単なようで、結構難しい。 だから十年二十年もしていたら完璧にできるだろう……なんて思うかもしれないけどそうはならないのだとか。同じ動作を繰り返すだけでも〝パーフェクトなんて有り得ない〟のだから、人生なんてもっと難しいだろう。そう思うとなんとなく「あきらめ」がついた。
そんなわけで……
《今日の一冊》
藤野 智哉 (著)『あき