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新・オーディオ入門153 図面編 回路図6

『オーディオはよくわからないけど良い音で音楽を聴きたい』、『オーディオ歴は長いけどこれは知らなかった!』というお話を聴くことがあります。 新オーディオ入門はオーディオの基礎についてエンジニアの視点から初心者の方にも判りやすく解説していくものです。 タイトルは私が10代の時に愛読した『オーディオ入門』から拝借しました。 私がオーディオに携わることになったきっかけの本です。 とても判りやすく説明されていて、手元に置いて辞書のように使っていました。 『新・オーディオ入門』はその現代版となれるよう書き進めたいと思います。

● 3端子レギュレータ
3端子レギュレーターは電源回路に使用し、電源電圧を一定するためのICです。 IN(入力)、OUT(出力)GND(グランド)の3つの電極を持つことから3端子レギュレーターと呼ばれています。 3端子レギュレーターに決められた回路図での記号はなく、 使用されている場所や型名(78XXまたは79XXが多い)によって3端子レギュレーターと認識しています。 3端子レギュレーターの記号には型名または出力電圧が併記されることがあります。

● 抵抗アレー
複数の固定抵抗が1つのパッケージの中に封入されたものです。 内部の接続は色々なパターンがあり、完全に独立したものもあれば、ラダー状や、図のように片方の電極だけが共通になっているもの等があります。 内部の抵抗の数は8ケ前後のものが多いです。抵抗アレーの記号には型名または抵抗値が併記されることがあります。

● 7seg
7segは7 Segment LDEの略で、数字を表現するためにLEDが7つのセグメントにわかれていることから7segと表記し、ナナセグと呼ばれます。 10mm程度のものから数十センチの大型のものまであります。色は赤や緑、白が一般的です。 最近では液晶ディスプレーで数字を表示することが多く、7segの使用頻度は減っていますが、 いまだ見やすさでは7segに軍配があがるため業務用では現在でも多用されます。 7segの記号には型名や発光色が併記されることがあります。

● OP-AMP
OP-AMPはOperational Amplifierの略で演算増幅器の意です。一般にはオペアンプと呼ばれています。 嘗てはアナログ計算機用のICとして使用されていましたが現在ではアナログ増幅回路用のICとして使用されています。 OP-AMPはプラス入力、マイナス入力、出力、電源の電極があります。 OP-AMPの記号には型名が併記されることがあります。

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