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新・オーディオ入門101 用語解説編 『2023.11.29 セパレートとプリメイン』の用語解説

『オーディオはよくわからないけど良い音で音楽を聴きたい』、『オーディオ歴は長いけどこれは知らなかった!』というお話を聴くことがあります。 新オーディオ入門はオーディオの基礎についてエンジニアの視点から初心者の方にも判りやすく解説していくものです。 タイトルは私が10代の時に愛読した『オーディオ入門』から拝借しました。 私がオーディオに携わることになったきっかけの本です。 とても判りやすく説明されていて、手元に置いて辞書のように使っていました。 『新・オーディオ入門』はその現代版となれるよう書き進めたいと思います。

新・オーディオ入門の記事が100を超えました。今後はこれまで書いてきた記事の用語の中から解説が必要なものを取り上げてみたいと思います。

● RCAジャック
RCAはRadio Corporation of Americaの略で1919年にアメリカでのラジオ放送を普及させるための国策企業として誕生しました。RCAレコードやNBC放送を経営する一方、ラジオに使用する真空管やパーツの開発も行い、その中のひとつにRCA端子があります。ピンジャックとも呼ばれていますが、現在でもオーディオコンポーネントを接続するための最もポピュラーな端子です。RCA端子のケーブル側をRCAプラグ、機器側をRCAジャックと呼びます。

● 接触抵抗
ケーブルを端子で接続する場合に接触部分の面積が広い方が接触部分で発生するロスは少なくなります。また、接触している金属同士がぴったりと押し付けられているような構造の端子もロスは少なくなります。これらのロスを接触抵抗といいます。大電流を流すケーブルでは特に接触抵抗が問題になります。スピーカー端子や電源コンセントは接触抵抗の小さいものを選ぶ必要があります。

● ハイレゾ
High-Resolution Audioの略で高解像度の音源を指します。実はハイレゾの定義はあやふやです。CDフォーマットである44.1kHz/16bitを上回る解像度のものはすべてハイレゾといわれていますが、日本オーディオ協会では96kHz/24bit以上としているようです。また、パワーアンプ等のアナログ機器では40KHz以上の帯域をもつ機器としています。現在は96kHz/24bitがハイレゾの標準で、192kHz/24bitが高音質な音源と認識されています。

● パワードスピーカー
パワーアンプが内蔵されたスピーカーシステムです。スピーカーの特性に合わせたパワーアンプを使用することができるため小型で高性能です。反面、パワーアンプを取り換えて楽しむことができないのでホームオーディオではあまり使用されず、業務用や楽器用として使用されています。

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