自己紹介

このnoteを開いてくださりありがとうございます。

はじめまして、堤 多可弘と申します。

私は「健康問題を経営問題にしない」をミッションとしている産業医です。これには二つの意味があります。

・適切な予防:防ぐことができる健康問題を起こさないこと。
・適切な対応:健康問題が起きてしまっても、経営問題に至らせないこと。

この2つです。これだけだと企業のことばかりひいきしているように見えますが、予防そして対応を適切に行うことは個人にとっても最大限のメリットになると思っています。

予防することは個人の健康を守ることですし、経営問題に至らせないことは雇用が守られることです。また、個人の生産性も最大化することができるはずです。

言ってみれば企業と個人の最大公約数を最大化するのが目標です。

そして「誰もがフェアに評価され、働ける社会」を作りたいと思っています。

メンタル疾患も含めたいろいろな健康問題があったとしても、誰もがフェアに評価され、働き、充実した幸せを感じられる社会です。

かつて私は精神科医として大学病院や精神科病院、クリニック、社会福祉施設などで働いてきました。(今でもクリニックの仕事は続けています。)

なぜ精神科医だった私が産業医を始めたかと言うと
「医療機関だけでは解決できないメンタルの問題があまりにも多い」と感じたからです。

毎日のように多数の心を病んだ人が医療機関にはいらっしゃいます。医療機関で待っているだけではだめだと感じたことから、より多くの人にアプローチできる産業医の道を選びました。

そして産業医になってから様々な課題に直面しています。


・メンタル問題が個人にとっても企業にとっても大きな問題であること

・メンタル不調、メンタル疾患へのスティグマや差別や過剰配慮は未だに拭い去れていないこと

・メンタル不調への対応がいまだに確立されていないこと

これらの課題を解決することが、私の目指す社会を実現するための第一歩だと思っています。

そのためにはメンタル対応の次元を一歩前に進める必要があると考えています。
そこで方法論、具体策を可能な限りまとめようと思い「寄り添う”以外の”メンタル対応」シリーズを書き始めました。

このシリーズは「寄り添う」ことを否定しているわけではありません。

・寄り添うことの解像度を上げ

・対話を引き起こし

・メンタル対応を一歩前に進め

・みんなが手軽に実践できるようにする

これらの実現をを目指していきたいと思います。

ぜひご一読くだされば幸いです。

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