見出し画像

Black out Tuesday

更新が滞り猛省してます。

久々に何か書こう。そう決意しBGMとしての役割を担うApple Musicを開くと、何かが違う。

スクリーンショット 2020-06-02 18.53.29

一瞬戸惑ったが、すぐにピンときた。

恐らく先日アメリカ・ミネソタ州で起きた事件に関する抗議的な動きだろうと。

白人警官が黒人男性のジョージ・フロイド氏を死亡させたこの事件は、現在アメリカ国内では勿論のこと、全世界で抗議デモが行われている。

そして、この動きにアメリカ音楽業界は一致団結。

「仕事から離れ、コミュニティと再びつながる日」を設けようとの声が上がり、多くのレコード会社や企業が賛同。「文化の門番として、一丸となり勝利を祝うだけでなく、喪失時にお互いを支え合うのが我々の責任だ」とのメッセージが業界内で広まり、結果として多くのアメリカのレコード会社は今週のリリースを全て白紙。音楽業界と同様にAppleもこの意志に同意し、冒頭で述べた通り「Apple Music」ではブラックミュージックに敬意を込めていつもとは違う仕様となったのだ。

昔に比べて人種差別は少なくなったと言われていたと思っていたが、やはり根は深いのだろう。「I have a dream.」で始まるあの有名な演説を行ったキング牧師の熱意を、人々は忘れてしまったのか。

しかし、「音楽」はいつでも人の心にあり、そして響く。

AppleだけではなくSpotifyも現在多くのブラックミュージックのプレイリストを公開している。

音楽は多くの力を秘めている。

「Music has a dream.」

そんな言葉が世界に広まればいいと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?