音楽と笑顔
ジャックと音楽の木 田中素子です。
写真は教室で使っているフープです。
私の学びの舎「ダルクローズ・ジャパン リトミックスクール」で1番気に入っていた教具はフープでした。
普通のプラスティックのフープではなくて、ホースを切って丸くして留めていたフープ。斬新なアイディア、触り心地や温度感、弾力性などとても好きでした。
こども達が変形させて遊んだり、弾力性を生かしてジャンプしたりするのを見るのも好きでしたし、色んなサイズがあるのも好きでした。
私も自分の教室をつくったら、フープはホースを使って手づくりで作ろうと決めていて、
実際には、もっと可愛いフープをつくりたくて、透明のホースを買って切り、中にサイコロやビーズを入れて、カラーテープで留めてつくりました。
フォトグラファーのJo Moriyamaさんに、新ホームページ用の全先生の写真を撮影して頂く際に、私からリクエストしたイメージがありました。
(詳しくは公開後を楽しみにしてください!)
私は自分が撮影して頂く時に、このフープを持つ事を選びました。特に思い入れのある教具でしたし、みんなの縁(円)を大事にしたいという想いを象徴していました。
私は最初に撮影だったのですが、途中で突然Joさんに、
「重いですか?」
と聞かれて、驚きました。
そんな事に気づかないくらいの緊張とテンションだったのですが、そう言われてみれば、腕が疲れているかも...。一瞬重たそうな表情をしていたのを、捉えられていたのです。
Joさんの言葉が、その後の流れを変えました。
「誰かにピアノを弾いてもらえますか?」
そうか!そういう手があった!
私は意識的に自分の中に音楽を流して動いていたので、私が思いつくなら自然ですが、Joさんからその提案を頂いた事も驚きでした。
私は、控室に呼びかけました。
「佳代せんせーい!」(中明佳代先生)
スタジオに入ってこられた佳代先生はピアノの蓋を開けて、
「何弾けばいい?」
「ターナリー(ビートの曲)で!」
佳代先生のピアノの音に合わせて動いたら、重心を感じ反動で疲れを感じなくなりました。そして、楽しくて楽しくて自然に笑顔が出てきます。
何と言っても、聞き馴染みがあって大好きな佳代先生のピアノなんですから!
それからも、撮影される先生が変わるごとに、ピアノを弾く先生も交代し、スタジオには、Joさんとモデルの先生とピアノ演奏の先生だけが入り、グランドピアノの生演奏に合わせての撮影が進みます。
1人の撮影が終わる度に、Joさんは写真を見せてくださいました。その度に感動に震えました。
そこには、リアルに音楽を楽しんでいる先生方の最高の笑顔が収められていたのです。
「ああ、もう今日で死んでもいい。」
思わず呟いてしまうほど、奇跡の様な幸せな体験でした。
いえいえ、まずは写真公開までは生きていなくては。
先週は、ホームページのデザイン案に、先生方の写真がはまりました。ワクワクのエネルギーに満ちたホームページです。
早くお見せしたいです。公開が待ちきれません。
ジャックと音楽の木
田中素子
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