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サブスク、はじめます①

ジャックと音楽の木 田中素子です。

昨年、ありがたい事に、「ジャックと音楽の木」がコロナ不況にならずに済んだのは、馬杉先生、神﨑先生、髙田先生による3つのオンラインセミナーのおかげでした。

去年の4月、まだ、この業界でオンラインセミナーをやっている先生が、ほとんど見当たらない時期でしたが、馬杉先生と予定していた12月のリアルセミナー開催の見通しが立たないかもしれないことを受けて、

「定員25名くらいでやってみよっか。」

と、軽い気持ちで告知してみたオンラインセミナーは、一晩で30名近い方にお申込頂き、あっという間に100名を越えました。

全て場当たり的な行動だったため、想定外のお申込者数に対して、全てが手動。

一人一人にお返事をして、決済のお願いをして、決済確認のお知らせをして、セミナー前のご案内をして、領収書の発行をして、お問い合わせにお答えをして、次のセミナーの告知をして...。

更に、動画受講を希望の方もとても多く、1週間だけ視聴できるようにしようかと、慣れない動画編集を毎回2時間分、その日のうちに終わらせて翌日に配信するという、過酷な労働も自分に強いていました。

今振り返ると、それだけ、未知なる可能性に対して、計画性のない行動をしていたという事になります。

まだまだ、対面レッスンをほんの少ししか再開していなかった私は、更に、神﨑先生、髙田先生と一緒にオンラインセミナーをはじめました。

それぞれ、とても反響がよく、遂に受講者さんの人数は、延べで500名に。

一方で、セミナー真っ最中に、リアルレッスンが次々と再開していき、遂に私はパンクしました。

「これが終わったら、もう、オンラインセミナーはやらない!」

今考えると、本当に失礼な発言です。

色々理由はつけていましたが、とにかく、私が大変過ぎました。

嬉しい悲鳴といえど、対応や編集にかかる時間と労力が大きすぎて、それなのに、

「喜んでくださっている人の顔が見えない」。

残念ながら、私の仕事は「作業」になっていて、「クリエイティブ」な「喜びを伴ったもの」ではなくなっていたのです。

その後は、更に、

「有料でもいいので、過去のセミナー動画を観たい。」

「視聴可能期限に間に合いませんでした。お金を払うので、延長してほしい。」

などの声を頂き、

最初のお一人目から「個別対応はしません」とお役所の様な事を言って、内心、心が傷んでいましたが、それも、しばらくすると、その対応で良かったと心から思ったのです。

なぜなら、そうおっしゃってくださる方は、その後何十人にも増えたのです。

お一人ずつに、動画を公開して、1週間たったら非公開にするというのを、バラバラのスケジュールで管理する事を想像すると、今考えても、ゾッとします。

3人の先生方は、私の身を案じてくださりながらも、

「何とか観せてあげられないものかなぁ...」

とおっしゃってました。

全部終わって落ち着いたら、DVDにして販売しようか...

でも、あくまでリアルタイムが前提のセミナーなので、残すことを想定して制作していません。

映像の所有権が変わる事による責任を、負うことができないのです。

問題が山積みでした。

そんな時に、相談した友人がくれたアドバイスが「サブスク」でした。

「サブスクって何?」

業界の色々な方に「最先端行ってる」と言っていただく事が多い私ですが、実は、いつも遠い未来のイメージと、目の前の音楽と笑いの溢れた楽しい光景にばかり心を奪われていて、世間の流行にとても鈍感です。

友人がくれたヒントから、私の新しい勉強が始まりました。

そして、調べたり考えたりしていくにつれて、それは、創業初年度より私がやりたいと思っていた事が実現できる可能性を秘めている事に気づいていったのです。

続きます。


田中素子




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