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自己肯定感の高め方
ジャックと音楽の木/Creo BOX 田中素子です。
昨日は立春でしたね。
「春は名のみの風の寒さや」から始まる早春譜の歌詞がピッタリの寒さですが、春の訪れというのは、やはり心が湧き踊ります。
前日の節分には、アフタースクールCreo BOXのこども達を連れて、代々木八幡宮の節分祭に行きました。
私1人だったら、調べてまで行こうとしなかった行事や場所も、こども達の楽しそうな顔やキラキラした目を想像すると、そこに一緒に行って、その姿を見たいと思うのです。
つくづく、幸せな仕事をしてるなぁと感じます。
さて、私は我ながら、自己肯定感が高いと感じるのですが、最初からそうだったわけではありません。
自己肯定感は、社会的な評価と全く関係のないところにあるという事が分かってきました。
高収入でも、高学歴でも、資産家でも、人が欲しがるものをたくさん持っていても、人気があっても、羨ましがられても、美しくても、仕事がうまく行っていても、自己肯定感は高くならないのです。
「自己肯定感を高めるために必要な事」は、「自分は大した事のない人間だと、心底納得をする事」だと思います。
私はある時から、完全に自分の事を諦めました。
そんなに頭も良くないし、そんなにセンスも良くないし、そんなに綺麗でもないし、そんなに稼ぐ力もないし、そんなにカリスマでもないです。
だから、本当に自分が実現させたい夢や想いがあるのなら、人の力を借りて、社会の制度を利用して、いっぱい考えて、いっぱい動かないとできないのです。
それだけやっても、できなくて当たり前くらいに平凡です。
でも、やり続けているといつの間にか長い道のりになってたり、想像以上になっていたりして、そして、自分に思うのです。
「私、すごーーーい!!」
それは、厳密に言うと、
「こんなに大した事ない私なのに、ここまでやるなんて、私、すごーーーい!!」
なのです。
これを「あるがままの自分を受け入れる」と呼ぶのなら、そうなのかもしれませんが、そんな美しい響きの類ではなく、もっと楽観的で自虐ネタで爆笑している感覚です。
逆説的なのですが、自分は大した事のない人間だと完全に腑に落ちると、なぜか自己肯定感が上がっていきます。
大した事のない唯一無二の存在になっていくのです。
この逆説は、人に助けてもらう事も似ています。
誰かに助けてもらったり、力になってもらったり、私は日々、たくさんの人に支えて頂いていますが、それは、誰かに助けてもらおうと思わなくなってから、急速に広がっていったように思います。
自分の人生の責任は自分でとると覚悟を決めると、支えてくれる仲間が増える。
自分はこの程度の人間だと納得すると、自分の力が発揮されていく。
相変わらず、安定よりチャレンジ要素強めな人生ですが、日々、穏やかな気持ちで過ごせているのは、人生を信頼してるからだと思います。
こんな私がここまでこれたのだから、こんなにたくさんの人に支えてもらえる人になれたのだから。
きっと誰でもできる。きっとこれからもできる。
そう思えると、感謝の想いに溢れて、人生がワクワクするものに変わっていくのです。
田中素子
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