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旧友と

昨日は、以前勤めていた会社の同僚と、大好きなベトナム料理屋さんへ行きました。

彼女は結婚して退職し、旦那さんの海外転勤でジュネーブ、ホーチミンと海外生活を経て帰国。
誕生した直後に会いに行った息子くんは、この春めでたく大学生になり、一人暮らしをはじめたとのことで、子離れのお祝いをしました。

思えば、2人で話すなんて彼女が結婚する前以来だったかもしれません。それほど、ご家族の皆さんと交流させていただいていました。

当時、私は旅行会社に勤めていて、ヨーロッパやアメリカにクラシック音楽(特にオペラ)を鑑賞するツアーを企画販売する部署で働いていました。

その時のチームリーダーがとてもとても変わり者で、社内でかなり浮いている人でした。
私はその方に声をかけられて、別の業界の仕事を辞めて入社をしたのに、入社3日目にいきなり、旅行会社勤めの経験がないと叱られたり、本当に理不尽の塊でした。

それでも、才能とアイディアに溢れ、海外の人気公演のチケット入手ルートのための人脈づくりにもアグレッシブで、お客さんの無理難題に何としてでも答えようと必死になっていたり、私は怒鳴られる事も多かったですが、仕事への情熱や音楽への愛がとても大きくて、尊敬もしていました。

今思い返しても、1番印象的で充実した会社員時代でした。

なので、昨日の友人との会話の中で、

「素子さん、あの時大変だったよね〜。。あの頃に比べたら、今はストレスが少ないでしょう?」

と言われたけれど、その頃は全くそんな事はなく、才能と情熱のある人のもとで仕事ができるのは、楽しかったです。

私がストレスを抱えていたのは、あまり有能ではないのに、学歴や人受けや根回しが上手くてリーダーやトップになっている人の元で働いている時でした。

ビジョンが定まっていないため、どこにも向かっていない閉塞感がすごくストレスだったのです。
そう思うと、私は当時から仕事体質だったのかもしれません。

回りと仲良くして、思考を停止して、ただ課せられた業務を淡々とやるこなし、お給料をもらって、オンオフを切り替えた暮らしをしていたら、なんとなく毎日が過ごせていたのに、それでは満足できていなかったのですから。

今は私が自分の想いと情熱を持って仕事ができているので、最高に幸せです。それはつまり、想いと情熱を持って、人生を過ごせている事を意味しているからです。

今日はこれから、3週間ぶりにジョギングをしてきます!(と思ったら、6/8-6/12までジムが閉館中でした。。)

田中素子

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