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3.11

3.11
これを見てくださっている誰もが記憶にあるであろう、東日本大震災が起きた日です。
私の地元は群馬県。そこまで大きな被害はありませんでしたが、あの日のことは鮮明に覚えています。
丁度その前日に避難訓練をしていた為、避難はスムーズに実行でき、負傷者もゼロでした。
かなり運が良かったと思います。

この日になると、SNSは様々な言葉・投稿に溢れます。
それらに触れる度、心が痛むと同時に、何気ない平凡な日常の幸せを実感します。
朝起きて、3食食事を摂り、出かけて、無事帰宅して、入浴して、眠りにつくというルーティーン。
会いたい人が、大切な人が、同じ空の下で生きている。会おうと思えば会うことができる。声が聞ける。連絡を取ることができる。
やりたいことができる。やりたくないことにも立ち向かうチャンスがある。
自分の足でどこへでも行くことができる。大好きな音楽が聴ける。大切な人の声が聞ける。顔が見れる。触れることができる。温もりを感じられる。匂いを嗅げる。

これら全て、決して当たり前ではないのだと、心で感じることができる。
何気ない平凡な日常を大切に生きようと思える。
何もないと、人間は現状に甘え、何気ない平凡な日常を“当たり前“だと思うようになり、胡座をかく。
“穏やかな日々“が、“当たり前“になっていく。
本来感謝しなくてはならないのに、人間はそれができない。勿論私も含めて。
だから、もしかしたら神様が私たちに教えてくれているのかもしれない。
“穏やかな今は、当たり前じゃない“と。

これから先、こんなこと二度と起こらないでほしいと思う。
けど、絶対に起きてしまう。避けられない現状。
だったら、備えをするしかない。
覚悟を持ち、備蓄をし、穏やかな日常を噛み締めて、日々を歩んでいくほかない。
大切な人を大切に、日々を大切に。

少しでも長く、穏やかな日々が続いていきますように。

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