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新譜レビュー(TRIPLE AXE)

『15MANIAX』(2020年12月23日発売)

・TRIPLE AXEとは?

TRIPLE AXEとはSiMcoldrainHEY-SMITHという全国のフェスをはじめ日本の邦ロック界を牽引する3バンドのこと。2012年から「TRIPLE AXE TOUR」(略称:TAT)として全国ツアーをしたり、昨年は全国各地のフェスにTRIPLE AXEとして出演する(彼ら曰く乗っ取ったらしい)など非常に仲良しかついいライバルなバンドである。

そしてこの自粛期間で遂に彼ら3バンドが合体して曲を作り出した。それが今回の『15MANIAX』である。TRIPLE AXEとしての曲制作は初の試みであり、先行として9月9日にAbema TVで『TRIPLE AXE ONE MAN SHOW 2020 -15 MANIAX-』という名のオンラインライブが公開された。

それでは本題に戻って、レビューをしていく。

01. 15MANIAX

全体を通してcoldrainの激しさにSiMのレゲエ調を織り交ぜている感じ。サビはcoldrainのロングトーンな色が強めな印象を受けた。流石と言うべきか、両バンドともにボーカルが歌った瞬間にそのバンドの曲にしか聞こえなくなる笑
間奏は完全にSiMのレゲエ。曲の構成からするとONE OK ROCKと共演した『sky fall』に近いかもしれない。そしてそのあとにHEY-SMITHの管楽器隊が入ってくることでラウド感がちょうどよく中和されている。

02. ALL FOR NOW

こちらは打って変わって初っ端からHEY-SMITHの猪狩(Vo.Gt.)の歌い出し。しかし曲調はcoldrainよりのラップ感強めな印象。2番からはMAH(Vo.)によるSiM調も垣間見える。
間奏もツインぺゴリゴリのSiM調。そして後半はmasatoのハイトーンで終わる。あれ、ヘイの金管楽器隊どこいった...?笑

03. SiLENT DUB

30秒ほどのショートチューン。しかもインスト
曲名からも読み取れるように、恐らくMAH(Vo.)がヘイの金管楽器隊とレゲエやりたいだけの曲。なんやこれ、最高やんけ。笑

04. SiLENT WAR

先行配信されていたこの曲は、全体を通して3バンドが偏りなく入っている印象。
ボーカルも回しながら歌っており、音圧というか、耳が豪華。
2番AメロはSiMのレゲエ調が入り、間奏はヘイの金管楽器隊が大活躍した後にSiM・coldrainどちらの色も着色されている。
masato歌上手すぎ...。

以上の4曲です。

初回限定特典として来年行われる全国ツアーの先行シリアルコードが封入されているので、就活なんて御構い無しに行こうと思います。笑


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