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ストリーミングチャート分析(DISH//)

今週のオリコンチャート(2020年09月21日~2020年09月27日)。

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・今週のトピック

・ストリーミングチャートの仕組み(今更ながら笑)
・DISH//の再熱、猫の魅力

・ストリーミングチャートの仕組み

 さて、先週から再生数が爆上がりしている。先週の投稿では、その原因を「音楽番組のお陰」と書いたが、実は先週、もっと重大なことが起きていた。

  先週分のオリコン週間ストリーミングランキングに、YouTube/YouTube Musicが参加した。2018年12月24日付からスタートした「オリコン週間ストリーミングランキング」は、定額制オンデマンド型音楽配信サービスにおける「有料会員によるオーディオ再生のストリーム数」を集計したもの。

 先週から追加された項目は他にもあり、Apple Music(有料音楽ビデオ)、RecMusic(有料音楽ビデオ)、YouTube/YouTube Music有料・広告モデル音楽ビデオ/有料・広告モデルオーディオ)※日本国内で再生されたオフィシャル音楽コンテンツのみの3項目だ。

 Youtubeが追加されたことにより、今までよりも幅広い層の集計を取ることが可能になり、より一層ストリーミングランキングの意味が大きくなる。

 今週現在加算対象になっている配信サービスは、Apple Music、AWA、HMVmusic powered by KKBOX、Google Play Music、KKBOX、dミュージック月額コース、YouTube、YouTube Music、LINE MUSIC、Rakuten Music、RecMusicの11のサービスとなった。

 その他、細かい集計システムが明記されているリンクを貼るので、興味がある人は覗いてみてください。これ以上難しいこと書くと読む人減りそうなので、今週はこのくらいにしておきます。笑

・DISHの再熱、THE FIRST TAKEとは。

 先週に引き続き、『猫』が前週比121%の急上昇を見せ、さらに『猫 〜THE FIRST TAKE ver.〜』も今週は18位にランクインした。

 2017年にあいみょんがDISH//に提供したこの作品は、当時のストリーミング再生回数としては約250万回だったが、2020年3月20日、アーティストの一発撮りのパフォーマンスを鮮明に切り取る、話題のYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で、メンバーアレンジによるアコースティックバージョンで披露した動画が公開されると、大きな反響を呼び、約1か月あまりで1000万回再生を記録。

 『THE FIRST TAKE』というYoutubeチャンネルは、「一発録り」という状況下で撮影をするため、ボーカルは音楽とは何か。に向き合いながら、極限の状態で歌を歌う。

 LiSAYOASOBIなど今話題のボーカルはもちろん、TK from 凛として時雨など実力派のボーカル達が軒を連ねている。序盤は主催しているソニーミュージック系列のアーティストだったが、最近は平井大SKY-HIなど他社所属のアーティストも参加するようになった。

 Youtubeでこのようなチャンネルが作られたことと、先週からYoutubeがストリーミング集計に参加したことには深い繋がりがある。
 YoutubeでTHE FIRST TAKEを見た人は、大方そのままYoutubeで音楽を聴く。そこでYoutubeもストリーミング集計に含まれていることで、THE FIRST TAKEに参加したアーティストや所属事務所は売り上げを伸ばすことができる。

 実際、今回DISH//がシングルバージョンも『THE FIRST TAKE ver.』もランキング入りを果たしたことがその証明になったのだ。

・まとめ

 上位10位にそれほど変化が見られなかった今週は、以前から一度取り上げたかった「THE FIRST TAKE」について取り上げた。

 私自身このチャンネルの大ファンであり、毎回見ているので、今後どんなアーティストが取り上げられるのか楽しみだ。

 それでは、また来週! 

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