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綴ること

朝いちばん
もぎたてのざくろの実を
あなたにあげる
みたいにさ
腐らせないうちに
つややかな頬になりたい

一匹の豚が
虹色の油になってしまう
そいつをお食べ
みたいにさ
忘れさせないうちに
やさしい糧になりたいな

わたしの綴る言葉は
生まれたばかりの拙さで
あなたになれる
みたいにさ
この世界がもってる期待を
ぜんぶ裏切れたら
いいのにな

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