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【マスター必須】FILTER関数の使い方-①-

皆さん、こんにちは!
今回はExcelを使ってデータの抽出、集計、可視化を
行っていきます。
FILTER関数を使った参照を是非体感してください。

【前回記事はこちら】

この記事で学べること!

  • FILTER関数を使った特定データの抽出がわかる

  • グラフ作成の仕方がわかる


1.結果のプレビュー

マスタ

品目ごとに抽出、集計、可視化すると

データの抽出、集計、可視化後_結果

それでは、順を追って作成していきましょう!

2.マスタ作成とデータ抽出の準備

2-1.マスタを作成する

下の写真のように、マスタを作成する。
(全列最初は手入力、あとはオートフィルで作成していく)

マスタシート_作成

「シート名:SHEET1」を右クリック→「名前の変更」
→「シート名:マスタ」とする。
これでマスタシートの作成完了です。

2-2.新規シートにデータ抽出の準備をする

左下の「+」マークをクリック
→下の写真のようにマスタの項目と同じ項目を入力する
(マスタの売上月〜売上までをコピーでOK)

新規シート_抽出項目入力

2-3.新規シート名を「掃除機」に変更する

続いて「シート名:Sheet1」を右クリック→「名前の変更」
→「シート名:掃除機」に変更する
(私の場合、"掃除機_2"としていますが皆さんは"掃除機"と
 してください)

シート名_変更

3.特定データの抽出と集計準備

3-1.FILTER関数で特定データを抽出する

B3セルをクリック→下の写真のようにFILTER関数を使って
特手のマスタデータを参照しましょう。
(解説は記事下の補足参照)

B3セル_特定データ抽出

「Enter」を押すと

FILTER関数_データ抽出後の結果

このように、FILTER関数を使うことで
マスタからまるまる特定データを抽出する事が出来ます。

3-2.シリアル値を表記変更する

月毎に売上を集計する前に、表の売上月のシリアル値を
年月に表記変更ましょう。

下の写真のように全シリアル値を選択
→右クリック→「セルの書式設定」→「ユーザー定義:yyyy/m」
とする

シリアル値_表記変更

3-3.月ごとに売上を集計するー準備ー

H2セルをクリック→下の写真のように
「売上月」・「売上」と入力する(表の該当列名のコピペでもOK)

月別売上_準備

続いてH3セルをクリック→下の写真のように
MONTH関数を使って月を表示する。

H3セル_月を返す

2月、3月のデータを集計したいので
下の写真のように2月、3月のセルを選択しMONTH関数を使って
月を返す。

MONTH関数_2,3月を返す

更に月と月で参照したいので、下の写真のように
F3セルをクリック→MONTH関数で月を反映する。

F3セル_MONTH関数

更にF3セルの右下にカーソルを合わせる
→下の写真のようにオートフィルで月を返す。

オートフィル_月反映

4.売上の集計と推移を可視化する

4-1.月ごとに売上を集計する

I3セルをクリック→下の写真のように
SUMIF関数を使って1月の掃除機の売上を集計する。

SUMIF関数_1月分集計

続いてI3セルをクリック→セルの右下にカーソルを合わせる
→下の写真のようにオートフィルでSUMIF関数を反映させる。

SUMIF関数_オートフィル反映

※SUMIF関数とシリアル値の関係は下の補足を参照

4-2.売上推移を可視化する

月毎の売上を集計出来たら、次はその推移をグラフで
可視化してみましょう。

挿入タブをクリック→折れ線グラフ
→下の写真のように左上の「折れ線」を選択する

グラフの種類_選択

ここからX軸、Y軸を何にするかを選択していく。
グラフエリアを右クリック→「データの選択」
→「凡例項目→追加→系列名:月別_売上、系列:売上」とする
→「OK」を押す
※系列は下の写真のようにSUMIF関数で集計した物を参照する

グラフ_作成方法

※グラフ作成の解説は次回の記事で行います。ご了承ください。

次回は最終章、SUMIFSを使った担当者ごとの売上集計と
売上推移の可視化を行っていきます。

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「こんな記事を書いて欲しい」などご要望がありましたら、
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一歩上の自分を目指して頑張っていきましょう!!

【こちらの記事はいかが?】

5.補足

【補足-その①】FILTER関数の使い方

上記(3-1)でFILTER関数を使ってマスタから特定のデータを
参照しましたが、ここで本来の使い方を確認しておきましょう。

FILTER関数_使い方

上の写真のように、第一引数で表全体を指定し
第二引数で表の中の抜出したいデータのある列を指定し
"="以降で抜出したい文字列を指定する事で、特定のデータを
抜出すことができます。

【補足-その②】SUMIF関数とデータ型の関係

上記(3-3)でSUMIF関数を使うために、表に「月」の列を
追加しましたが、ここでSUMIF関数の仕様に触れてみましょう。

上記(3-3)では参照範囲を「$F$3:$F$20」、検索条件を「$H3」と
数値型と数値型で検索条件をしているため参照が出来ました。
参照範囲を日付型のままにするとどうなるでしょうか。

SUMIF関数_引数の形を変更

「Enter」を押すと

SUMIF関数_結果

このように、参照範囲を「B3:B20」、検索条件を「H3」と
日付型と数値型で検索条件を指定すると、型が違うため
検索できない結果となります。

難しい説明となりましたが、型と型は一緒が良いことだけ
ポイントとして押さえておきましょう。

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