女と男の経歴

あくまで自分の備忘録である。

一龍齋晴水様のtweetを眺めていてふと思った。(tweet内容とは関係がない。)
女は人生のうちで様々な役割を(あえて言うが)強いられる。
そのたびに、自分のこと・周囲の人間のこと・社会のことを否応なしに考えさせられる。
だから、キャリアが枝分かれしていく、良く言えば”チャンス”、悪く言えば”権力を得る機会の喪失”が起こる。
一方、男は一度入った道を継続できるような終身雇用、専業主婦によるサポート等のサポート体制が出来上がっていた。
自分のプライド(その中には家族の生活も含まれる)を守るために地位を上げる必要もあった。男女どちらの責任でもあり、経緯的な必然でもあった。

それらの男たちの地位が上がるとともに、いや、上がるから、社会の価値観は硬直化した。変化する必要がない人たちが作っている社会だから当然だ。

麻上洋子という、志望して声優になり大きな役を得て第一人者となった、尊敬する声優である彼女が、声優から講談師になり、永年の母親介護を経て、今またコンサルタントとしても活躍している経緯を考えたとき、もし、彼女が男性だったら今でも声優一本でやっていたのではないか、と想像する。

変わる必要のない、のんびりした社会は終わっている。
発展途上国では、変わりたい若者が台頭し、先進国のモノを考える人々は変化に耐えうる体力づくりをし、行動を起こしている。

この先どうなるのか、本当に不安だが、変化を拒む気持ちがない自分には安心しているところもある。


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