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落ち着く日

 毎日毎日虫採りと気絶を繰り返すハッピーライフはあっという間に過ぎ去り帰国。間違いなく人生で一番疲れた一か月間だった。今後の人生であれ以上ふくらはぎに疲労物質が溜まることはあるんだろうか。

 初めの一週間はあまりにもあっという間で、二、三、四週間目がただもう長くて、でも振り返るとあっという間で、そして最後の一週間はやっぱりあっという間に過ぎ去った。我らの夏。

 なんだかんだ帰国後もギフチョウを採りに行ったり(蕎麦美味しかった)バイトがあったりしてようやく丸一日休める日、とりあえず読みたいと思っていた論文を印刷して、作りかけのスライドを仮完成させた。一か月間ひたすらたくさんのことを受容した、ここからアウトプットを通じて形にすることでしっかり栄養にしたい、しっかり向き合う価値がある確信がある、そのぐらい刺激的な遠征だった。ある程度まとまった期間集中して山歩きを続けることで見えるようになったものがあるように感じる、目が出来上がる、というやつなのか。あとは単純に環境が素晴らしい。

 すっかり暖かくなった。大学生活折り返しと言いつつほぼほぼ院進を決めているのであまり実感がない、が。ここまでの二年に比べて忙しくなるのは確定的、というかそうしていきたいと思っている。一か月飛ばせる最後の機会だったと思う、遊んでくださった方々への感謝が止まらない。

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