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ぬるい日

 もう少し出かけたらどうなんだ。

 コモウセンが開花、採りに行ったときに既に渦巻いている子が結構いたので、てっきり開花時期は過ぎたものだと思っていた(採ってきた子はまだ花を咲かすステージに達していないのだと思っていた)。なんにせよこういうフィードバックは無くてもいいけどあると嬉しいもの、丁度プルチェラの花が終わった(長かった、結局二か月ぐらいは咲き続けていた)タイミングなので尚更。モウセンも渦巻いてきたので、そちらも楽しみに待っている。
 
 最近見た草だとカラスビシャクというのが気に入った。見た目が良いのはもちろんだけど、名前が良い感じ。サルノコシカケとか、キツネノカミソリとか、和名に動物が登場すると絵本な感じで良い感じ(生物の擬人化は、妄想膨らませて楽しむだけならいいんじゃないでしょうか)。まあカラスビシャクの場合はカラスを馬鹿にしたような感じではあるけど(実際のところカラスなら柄杓ぐらい使いこなせそうだけど、どうなんですかね)。
 鹿児島で採ってきた株は、2つある葉の内の片方がみるみる萎れていったのでこりゃだめだと思ったけど、もう片方はパリッパリで元気なので頑張って来年花を咲かせてほしい。

 コケシノブもルピアもベゴニアも調子良いのでライトを買った甲斐があるというもの、特にルピアは予想通り日に日に大きくなっており少しビビっている。コケシノブは、まあとりあえず溶けても萎れてもいないので良しとする。

 大隅は、予想していた以上に良い環境だった。ハイクオリティ照葉樹林がどこまでも広がっている、素人目に見ても京都のその辺の山比較して明らかに環境が良かった。鹿が多すぎないだけどここまで目に見えて下草が増えるのかと驚いた(知識として持っていたし、下草壊滅状態は飽きるほど見てきたけど、とても良い状態は初めて見たので)。どうやら木本の知識があるとさらに面白い場所らしいので、その辺も次行った時の楽しみ。
 普通に良い照葉樹林の虫がテンポよく入ったので、駆け出し虫屋としてはいかにも日本な虫採りが自力で回せる感覚が楽しかった。これはもう少し上達してから行ったらとんでもなく楽しいと思う。

 少し前に話してから、分かった方が良さそうなことが少しだけ見えた気がして、今までよりも楽しく色々読めるようになってきた。パワーを見るには出し続けるしかないと、大隅で運転中考えた。

 帰ってから数日、一回しか山に行かなかった。ここから琵琶湖の方も忙しい。
 

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