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会う日

 暖かいで粘りたい。

 山を登り網を振ると汗ばむ日が増えた。近場に歩こうと思える山があるのはありがたいことだと、少しだけ色々なところに足を運んだ今になって改めて思う。
 
 2年ぶりに某所を訪れた、イベントにかこつけて。忘れられていても仕方がないという気持ちで行ったが、皆さん覚えてくださっていて、しかも当時交流が無かった、あるいは僕が離れてから本格参入してきた方にも名前が広がっていてたいへん驚いた。人間あたたかい。なんだかんだ大学のネームバリューというものを感じる。見合った人にならないといけない。とりあえず、年内数回は活動に参加しようという感じ、自分が必要と思ってやることが向こうの目指すところと似通っているので都合が良い、都合が良すぎて迷うぐらいに都合が良い。
 僕は6世代目だったが、今年は16世代目らしい。自分がどう思っていようが、彼らからしたら僕はもうオトナだろうから、彼らが売り子をしているところでは端から端まで買わせてもらった、すごくガキくさいオトナ感だけど、よく分かっていなから側だけでも実行したい気持ちだった。
 
 8年ぶりに会う人たちもいた。中学時代から部活はクソだと思っていたけど、なんだかんだ楽しかった、振り返ると、ではなく、当時から。中学生はかなりガキだけど、でもそれなりにオトナに近いのかもしれないと思った、そりゃみんな変わってはいるけど、根本的なところで変わってないように感じた、良いのもそうでないのも。まあ、8年ぶりにふらっと自分勝手な人間に会いに来るような人たちだから、かなりバイアスはかかっていると思うけど。なにか苦しい練習があってそれが絆を育んだとか、大きな目標に向かう過程でうんたらかんたらという様なことはない(と思う)けど、なんとなく様子が気になるのが不思議。別に仲悪かったわけでもないし、元気にしてたらいいなと思うのは普通か、思い出話もそこそこに今の話が多くて楽しかった。
 
 窓を開けると涼しい。

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