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抱っこのし過ぎで腱鞘炎になりかける。手首や腕の使い方を工夫している、私の予防法

こんにちは、むしゃ子です。

私は、自分のような障がい児ママが
自分と子を受け入れて、
笑顔で子育てできるように活動しています。


むしゃ美が小さい頃、抱っこのし過ぎで
何度も腱鞘炎になりかけ、
手首の違和感が度々出ていたのですが

手首や腕の使い方を工夫することで
腱鞘炎になることを防いでいました。

作業療法士の資格を持っている私が、
筋肉の走行や筋肉の性質を考慮して実践していた方法について。

では、どうぞ。


当時のあやし方は横抱っこ+立ってゆらゆらするのが定番だった

私の長女、むしゃ美は
首は完全に座っていないにも関わらず
1歳半のときには、既に10kg。

現在は2歳半になり、
首が座っていなくても
縦抱っこをすることが多くなりましたが

0~1歳の時は縦抱っこよりも
横抱っこの方がむしゃ美は好きで。

泣いて、私があやす際は

立って、横抱っこするスタイルが
定番でした。

そうなると、
手首に常に負担がかかってしまい
違和感が出てくるようになりました。


手首に負担がかからないようにするため
抱っこ紐も試しましたが
むしゃ美は受け入れてくれず


なので
抱っこはせざるを得ず、
様々な工夫をすることにしました。


ここからは
具体的に説明していきます。

手首の違和感があったら、休ませましょう

手首の違和感が出てきたら
手首を休ませるように努力します。


と言われても、至難の業です。

手を使わずには、身の回りのことを
することができませんよね。


休ませるのは、
「使い過ぎて疲労困憊になり
痛みが出てきてしまっている筋肉」です。

痛みが出てくるところは

おそらく手首の手のひら側、
手の甲の逆側の手首だと思います。

腕時計をする時、
時計の文字盤を手の甲側にする人と、
その逆の手のひら側にする人が
いらっしゃると思いますが

後者の
手のひら側に文字盤をあてるところに
たくさんの筋肉が通っています。

その筋肉を休ませます。


筋肉を休ませる方法はその筋肉を緩ませること

といっても
「どうやって休ませるの?」


筋肉は、
それぞれ関節の動きを担っています。

たくさんの筋肉があって

筋肉が働くからこそ、
人は動けて、生活することができます。


痛みが出ている手首の筋肉は
手首の関節を支点に

①招き猫みたいに手首を曲げる動き
(専門用語では掌屈と言います)

②5本の指それぞれを曲げる動き

を生み出します。


特に①招き猫みたいな動きは
極力避けることが必要になります。

招き猫みたいな動きは
5本の指が全部曲がって
グーになっていますが、

この筋肉は手がパーになっていても
働きます。


(どちらの写真も避けたい手首の形です)

この筋肉に力が入りにくくするためには

筋肉を緩ませておくこと。


この場合、
この筋肉を緩ませる手首の角度は、

先ほどの招き猫の動きと逆。

すなわち、

招き猫の動きは
グーにした拳を下ろしますが

それを逆にします。
拳を反らせます
(専門用語で背屈と言います)

(どちらの写真も筋肉を緩ませることができます)

この拳を反らした状態が
この筋肉を緩ませている状態です。

この手首の形を覚えておいてください。


横抱っこするときはなるべく拳を反らせた状態にしておくこと

ここからは、
立った状態で
横抱っこしなければならないことを
想定します。

立たなくても良い場合は

手首を休めるために、
子どもを下ろした状態で
座って抱っこしてあげてください。


まずは、
手首に違和感や痛みがあるときには
避けたい手首の形の例です(写真↓)


それでは、
私が思う手首の筋肉を休めるための
抱っこの方法です。

手首の負担を少なくするため
代わりに肘や肩などの大きな筋肉を
しっかりと使います。

具体的には

①赤ちゃんをお母さんの体に
なるべく引き寄せること。

赤ちゃんとお母さんとの距離が遠いと
手首に負担がかかる原因となります。

具体的には、
赤ちゃんの抱っこする位置を
1cmでも2cmでも高くすることが大切。

そうすると、
自然と自分の体に赤ちゃんを
引き寄せることができます。

逆にいうと、
抱っこする位置が低いとより、
手首に負担がかかりやすくなります。


②なるべく肘を曲げるように意識をします。
手首の筋肉よりも大きな筋肉を
なるべく使うことを意識します。

③拳を反らした状態にしておく。


この3点を守って
抱っこすると良いと思います。


それでも抱っこした時に
手首が痛い、違和感があって、辛いと思ったら

次の作戦に移行します。


痛みが出ているその筋肉を
強制的に緩ませるようにすることです。


拳を反らせる方向へ力を入れることで、痛みが出ている筋肉は強制的に緩ませる

私の場合、横抱っこするときに
痛みが出てきてしまうときは

赤ちゃんのお尻を支えている方の手


お尻を支えている方の手が、
赤ちゃんの体重が乗りやすいため
こちらの手に負担がかかりやすい。

この手を拳を反らせた状態にします
(ここまでは先ほどと同じ)

そして
その拳を地面の方向へ向けます
(専門用語で前腕回内位)。

さらに、拳を反らす方向へクッと力を入れます。(別の筋肉を働かせます)

そうすると、
痛みが生じている筋肉が
しっかりと弛んでくれます。

抱っこしている時に
赤ちゃんのお尻を支えている側の手首を
拳は反らした状態で地面の方向へなるべく向け
拳を反らす方向へ、クッと力を入れます。
(写真↓)

是非試してみてください。


本当に大切なことは痛みを出さないこと

私は、このような対策をすることで
腱鞘炎にならずに済みました。

でも、これは私の場合です。
1例です。


一度やってみて、
「やっぱり痛いわ、この方法合わないわ」
と思ったらすぐに止めてください。


自分が少しでも違和感がある、
痛みがあるのだとしたら、

それを受け止めて
その方法を避けることをお勧めします。


今回は、抱っこを例にしましたが

他にも
どのような場面で生活していて

どの場面で手首が痛いのか

しっかり生活を振り返ってみてください。

なるべく、痛みが出ないように工夫していけば

きっと少しずつ治るの方向へ
向かっていくと私は思います。

是非、様々なことをやってみてください。


まとめ

今回は、
抱っこで腱鞘炎にならないように、
抱っこしている時の
私の工夫点をお伝えしました。

もちろん、
手首を休めるために抱っこ紐を活用するなどの
手段はあると思いますが、

どうしても抱っこする必要がある場面は
出てきますし

その時にどのように手首を使うかで
その後の治りやすさは変わると思うので

敢えて
このような私の対策方法を書きました。


手首は生活するなかで
欠かせない存在です。


手を動かすときに痛みがあると、
何もかもやる気が起きにくくなります。


少しでも、参考になって、
痛みや違和感がなくなることを祈ります。

以上です!
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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