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赤ちゃんは親を選んで産まれてくること 「母脳(著者:黒川伊保子さん)」に救われた話

こんにちは。むしゃ子です。

私は、自分のような障がい児ママが自分と子を受け入れて、笑顔で子育てできるように活動しています。


私、長女のむしゃ美を出産後
自分を責めていた時期がありました。

そんなある時、ある本に出会えたことで
心が軽くなり、救われました。

その本の題名は

「母脳 母と子のための脳科学」
著者は黒川伊保子さんです。

この本を読んだことによる
私の心境の変化について

では、どうぞ。



健康に産んであげれなくて、ごめんね

長女のむしゃ美は生まれてすぐ
心臓の病気によって
脳への血流が減少したことで

「脳室周囲白質軟化症」
という脳の病気を患ってしまいました。


この脳の病気によって

・将来脳性麻痺になる可能性があること
・足の筋肉の緊張が高くなり、関節が硬くなる可能性があること
・歩けないかもしれない

ということを
主治医から説明がありました。

自分の中で病気について整理すると

「子宮内感染症の影響により破水をして、
35週で産まれることなく、
予定日近くで産んであげれていれば、

もしかしたら
脳の病気を患わずに済んだんじゃないか」

破水をしてしまったのは
自分の責任であると

自分を責めていた時期がありました。

そして、
本当にむしゃ美に対して
申し訳ない気持ちでいっぱいでした。


「子が親を選ぶ」なんて、ただの慰めの言葉だと思っていた

そのように思っている時期に
図書館である本に出会いました。


それが
「母脳 母と子のための脳科学」
脳科学者の黒川伊保子さんが執筆された本です。


私はもともと
脳の仕組みや脳科学が好きであることもあって

以前から、黒川伊保子さんを知っていました。

そして、
たまたま見つけた本でした。


はじめの文章は
このように書かれていました

私たちは、選ばれて母になった。

「子は、親を選べない」というのは
脳科学上、嘘である。

子は、母を選んで産まれてくる。
少なくとも、母親だけは。

この章では、
母であることの特別さについて語ろうと思う。

黒川伊保子著者:母脳 母と子のための脳科学 株式会社ポプラ社 東京都 2017年発行


この文章を読んで、
初めに思ったのは
「本当に?子どもが親を選ぶなんて
嘘でしょうよ?」


私は病気を持った子どもが産まれてきて
周囲の人たちに

「この子はちゃんと医療職で頼りになる
お父さんとお母さんのもとに
生まれてきたのね」とか

「お父さんとお母さんを
選んで生まれてきたのね」

何度も言われてきたのですが


正直私は
慰めの言葉としか思っていませんでした。


「どうせ、あなたには他人事だものね」

と、正直思っていました。


そして、
この言葉は、会話の一部であり

相手は
なんて声掛けたらいいかわからないから

渋々そうやって言ってるんだ
としか思っておらず

全く、信じていませんでした。


もしかしたら本当なのかもしれない

私が信頼している方だからこそ

本に書かてれていることが
本当なのかもしれないと

読み進めるに連れて
思うようになりました。


この本には

「子どもは親を選んで産まれてくる」ことが
脳科学的な視点で書かれています。


実際に、
黒川さんが体験された
息子さんとのエピソードがとても印象的で

とても心が熱くなったのを覚えています。

「ゆうちゃんは、ママのお腹の中にいたんだよね」「うん」

「で?その前、どこにいたの?」

ここまで慎重を期しながらも
私は、彼の答えを期待していないかった。

引きだせるなんて、奇跡に近い。

しかし、彼は教えてくれたのだった。

「ママ、忘れちゃったの?」と
彼は、いぶかしげな顔で
トレーナーの中から出てきた。
「ゆうちゃん、木の上に咲いていたじゃない。
で、ママと目があって〜。
それでもって、ここにきたんだよ」
と言いながら。

まるで美しい詩のようだった。
涙があふれて止まらなかった。

黒川伊保子著者:母脳 母と子のための脳科学 株式会社ポプラ社 東京都 2017年発行


この文章の後、
発生学的に、脳科学的に
さまざまなことを述べられており

「子は母を選んで生まれてくる」
ことが事実であることを述べられています。


読んでみて
私は理解し、納得し、腑に落ちました。


そして、我が子であるむしゃ美も
「私を選んで産まれてきてくれた」
のかもしれないと

素直に思えるようになりました。


今まで
むしゃ美が脳の病気を患ってしまったことが
自分のせいであると思ってきましたが。

この本に出会えたことで

考えが変わりました。


むしゃ美は、
心臓と脳の病気を患って生まれてきた

それはむしゃ美の運命であったかもしれない


そして私たちを信じて、
親として選んで産まれてきてくれたこと。

それが気づいた瞬間
「一生、守り抜いていこう」と

決心がついたのでした。


まとめ

今回は、
ある本に出会えたことで
私の心境が変わり
救われたことを書きました。

信頼している方が書いてる本だからこそ
私は信じることができたと思います。

この本は
脳科学的な視点から
その他の育児について
様々なことが書かれています。

是非、手に取ってみてください。

今回はここまで。

最後まで読んでくださって
ありがとうございます。

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