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《栃木》栃木市立美術館

別件で訪れた栃木市だけど、近くにあったので寄ってみた。

波乱万丈な90年
30数回の改号、93回の引っ越し、借金に追われる生活

イメージしてた浮世絵師像と違う。
いくつになっても気の向くままに生きてた姿が
破天荒な おじいちゃんで好感。

今回の展示は最初期である勝川派時代の役者絵〜
「冨嶽三十六景」「北斎漫画」最晩年の肉質画など
北斎の画業を網羅。
さらに、北斎の影響を強く受けたフランス人画家
アンリ・リヴィエールの「エッフェル塔三十六景」も展示。
塔のペンキ塗り中を切り取ったものや、遠くに薄っすら建っている塔も登場し、お洒落な遠近法で市民の日常を描いている。

北斎の文字絵もあったけど言われなければ普通の絵として見てしまう構成力。

巧妙に隠れてる 小野小町

今回の展示では北斎の陽気な魅力を垣間見た
「駿州江尻」がお気に入り。
強風で飛ばされてる様子がクスッと笑えた。

美術館の向かいにある文学館
2014年まで約90年間、町役場·市役所として使用され
2017年に市の有形文化財に指定

美術館と文学館どっちも見るなら900円になってお得 
ちなみに文学館では令和7年3月23日(日)まで
「東海道を旅した とちぎの人々」を展示中


予定外で入ってみた美術館だったけど
葛飾北斎の魅力が堪能できる素敵な展示で大満足!
生涯現役で人生謳歌したんだろうなぁ


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