見出し画像

ルーブル彫刻美術館(三重)

三重の山中にルーブルの姉妹館があった…

ルーブル美術館といえば、パリにある世界的に有名なミュージアムです。ダ・ヴィンチのモナ・リザをはじめ、ミロのヴィーナスや、サモトラケのニケなど、誰でも知っているような超有名な芸術作品を多数所蔵するミュージアムですが、なんと、わが日本、しかも三重県の山奥、榊原温泉にルーブル美術館の姉妹館があるのです。
にわかには信じがたい話ではありますが、百聞は一見に如かずということで、この目で実態を確かめに行くことにしました。

建物の外には、ミロのヴィーナスや、サモトラケのニケの巨大レプリカが並んでいます。
しかもなぜか、自由の女神像までありますが、フランスからアメリカにプレゼントされたとはいえ、女神像がルーブルに何か関係があるのでしょうか?
それはさておき、館内に入ってみます。

ミロのヴィーナス
サモトラケのニケ
なぜか、ニューヨークの自由の女神像

ルーブル美術館の姉妹館というからには、お客さんがいっぱいかと思いきや、館内には誰もいません。
私一人の貸し切り状態です。
ずーっと見て回ると、確かにミロのヴィーナスや、サモトラケのニケが展示されています。
想像以上の大きさに圧倒されますが、館の説明書きでは、すべて本物から直接型を取ったレプリカで、ルーブル美術館のお墨付きだそうです。
うーん、なんか釈然としない気もしますが、まあ、大人の事情ということで深く突っ込まないでおきましょう。
とはいえ、館内をびっしり埋め尽くすように、大小様々な彫刻が並んでいます。
ここが榊原温泉だということを忘れそうです。
いや、私は今、パリのルーブル美術館にいるのです。

あれあれ、なぜかツタンカーメンの黄金マスクのレプリカがありました。
「これはルーブルと違うやろ」という突っ込みはぐっと飲みこんで、別のコーナーに行くと、ネフェルティティの胸像がありました。
「やっぱりルーブルとちゃうやん」またしても不信感が沸き上がりそうでしたが、もっと進むと、阿修羅像もありました。
「ここはルーブルか、興福寺かどっちやねん」
頭が混乱しそうでした。

日本にいながらルーブル気分が味わえる、なかなかユニークな美術館でした。

なぜか、カイロ博物館のツタンカーメンの黄金マスク
なぜか、ベルリン国立博物館のネフェルティティの胸像
なぜか、奈良・興福寺の阿修羅像
彫刻がいっぱい
全部レプリカ
レリーフ
胸像もいっぱい

ルーブル彫刻美術館

開館:9:30~17:00(年中無休)
料金:大人1,500円 子供800円 65歳以上・学生・障害者1,000円
住所:三重県津市白山町佐田東谷1957
電話:059-262-1111
駐車場:無料

著者のインスタ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?