美術館・博物館ガイド

国内ミュージアム5700ヶ所のコンプリートを目指してミュー活中❗  誰でも知ってる有名…

美術館・博物館ガイド

国内ミュージアム5700ヶ所のコンプリートを目指してミュー活中❗  誰でも知ってる有名ミュージアムから、地元民も知らないような超マイナーなミュージアムまで、現在までに750か所以上訪問  選りすぐりのミュージアム情報をお届けします  お出かけやデートのご参考に

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  • なんじゃこりゃ? びっくりミュージアム

    ありきたりなミュージアムに飽きたあなたのために、映える、とっておきのミュージアムを紹介します。 お出かけやデートのご参考に。

最近の記事

日本自動車博物館(石川)

ギチギチに目いっぱい並べられた車・車・車… 自動車関連の博物館が国内には複数ありますが、石川県小松市にある日本自動車博物館は展示数の多さからいって日本一でしょう。 自動車メーカーのトヨタ博物館でさえ、常時展示は約140台とのことですが、ここ自動車博物館は常時500台の車やバイクが展示されています。 まさに館内ぎっしりと並べられているため、車の後ろがどうなっているのか確認できません。 こんなにキツキツに並べるのには、相当の運転テクニックがいりそうです。 展示車両は国産車ばか

    • 奈義町現代美術館(岡山)

      アートと建物が一体化したミュージアム…岡山県のど田舎の町に、場違いともいえるような大型の美術館があります。 奈義町現代美術館がそれで、建物自体が内部のアート作品と一体化して作られています。 いったいどういうことでしょう? タイトル画像の右端にご注目ください。 太鼓のように見えますが、円筒形の建物が横倒しになっています。 内部には何とも奇妙な造形が施されています。 この美術館をデザインしたメンバーに荒川修作とマドリン・ギンズのカップルがいます。 こういうと、何となくその意味

      • 大塚国際美術館(徳島)

        本物は1枚もない美術館…今さらの感はないでもないですが、ミュージアムの規模といい、その中身といい、びっくりミュージアムとして無視することができないので、あえて紹介させていただきます。 ここ、大塚国際美術館には、古代の壁画から現代作品まで、西洋絵画の歴史を俯瞰できる1000点を超える絵画が展示されています。 ダ・ヴィンチ、ゴッホ、ピカソ、ベラスケス、ミケランジェロ、等々。 アートに疎い方は画家の名前を見ただけで「へー、すごいじゃん」と感心しそうですが、これにはもちろんわけがあ

        • 渡辺美術館(鳥取)

          展示作品数がめちゃくちゃ多い美術館…国立や県立の美術館は多数のアート作品を所有していますが、個人の美術館でもなかなかどうして負けていないところもあるのです。 本日ご紹介する渡辺美術館は、お医者さんの個人コレクションをもとに作られたミュージアムで、展示作品数がべらぼうに多いのです。 総数3万点はあるコレクションのうち、常時1万点は展示されているというのですが、一つ一つゆっくり観ていったのでは時間がいくらあっても足りません。 1点当たり1秒で流し見したとしても2.7時間かかる計

        日本自動車博物館(石川)

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        • なんじゃこりゃ? びっくりミュージアム
          22本

        記事

          アイセルシュラホール(大阪)

          ノアの箱舟は大阪にあった!…この巨大な外観。 まさにノアの箱舟そのものではありませんか。 ここ、大阪・藤井寺にアイセルシュラホールはあります。 中身は生涯学習センターで、もちろんミュージアムもあります。 船形埴輪と修羅(木製のそり)をモチーフとした巨大な建物が、住宅街に圧倒的な存在感を放っています。 よくもまあ、こんなに立派な学習センターを造ったものです。 ミュージアムの規模はそれほど大きくはなく、また平凡な内容なのでびっくりミュージアムとはいえませんが、建物の外観がびっ

          アイセルシュラホール(大阪)

          箱根ガラスの森美術館(神奈川)

          ありえない?風にそよぐグラス…箱根エリアには、ポーラ美術館、岡田美術館、箱根美術館、成川美術館などなど、ミュージアムがこれでもかと存在します。 全部でいくつくらいあるんでしょう? それはさておき、今回お勧めの美術館が箱根ガラスの森美術館です。 ここでとんでもないものを見てしまったので、ぜひとも皆さんに同じ体験をしていただきたいです。 箱根ガラスの森美術館は西洋のお城のような雰囲気の建物で、ベネチアングラスをはじめ、大小様々なガラス製品が展示されています。 富山市ガラス美術

          箱根ガラスの森美術館(神奈川)

          目黒寄生虫館(東京)

          キモいけど見たい寄生虫の世界…世の中にキモイものは数々あります。 エロいオッサン(自戒を込めて)なんかはその最たるものですが、それに勝るとも劣らないのが寄生虫ではないでしょうか。 ひも状の寄生虫が体の中をズルズルと這いまわるのを想像すると、ぞぞけ立ちそうです。 ここ目黒寄生虫館は、そんなアンチ寄生虫派にも正しい寄生虫の知識を提供するミュージアムです。 規模はそれほど大きくはないですが、館内のいたるところに様々な寄生虫の標本が展示されています。 「ああ、アカン。想像しただけで

          目黒寄生虫館(東京)

          竹島ファンタジー館(愛知)

          ファンタジーな魅惑の貝の世界にようこそ…パンチの効いたミュージアムの多い愛知県蒲郡市ですが、本日は竹島ファンタジー館をご紹介します。 ここがミュージアムかどうか多少疑問が残りますが、建物には確かにMUSEUMと書いてあるので、ミュージアムなのでしょう。 それはともかく、何がファンタジーかというと、館内、膨大な数の貝が展示されているのです。 まさにファンタジー。 オー、ファンタジー! と、とち狂っておりますが、中に入ればおかしくなるのも納得です。 5500万個の貝で館内埋め尽

          竹島ファンタジー館(愛知)

          コスモアイル羽咋(石川)

          エイリアンの解剖を展示する科学館…日本中に宇宙をテーマとした科学館は多数ありますが、UFOやエイリアンをまじめに取り上げた科学館は、石川県羽咋市の宇宙科学博物館・コスモアイル羽咋くらいではないでしょうか? 公立のミュージアムではうさん臭いテーマはどうしても取り上げにくいものですが、コスモアイル羽咋はそうではありません。 開館のテーマが「UFOで町おこし」というのですから、初めからUFOありきです。 しかも名誉館長がUFOディレクターで有名な矢追純一氏ですから、もうマジです。

          コスモアイル羽咋(石川)

          東洋民俗博物館(奈良)

          世界の民俗資料、そして陰毛もコレクション…奈良市の閑静な住宅街に東洋民俗博物館はあります。 この周辺は昔、近鉄あやめ池遊園地という遊園地があった場所で、私も子供の頃は両親に連れて行ってもらったものでした。 現在では遊園地は閉園となり、住宅地に変貌してしまいました。 しかし東洋民俗博物館だけは、当時を思い出させるように今も存在しています。 現在の博物館を見慣れた人の目には、館内はいかにも古びて見えます。 それもそのはず、1928年にあやめ池遊園地の付属施設として開館したという

          東洋民俗博物館(奈良)

          竹島水族館(愛知)

          地方の秘宝館のようなショボい外観に入るのをためらう…博物館法の分類によれば水族館もミュージアムの区分に入ります。 水族館でイメージするものといえば何があるでしょうか? 様々な魚が泳ぐ大水槽、イルカやアシカのショー、家族連れで賑わう館内、こんなところでしょうか? 今回ご紹介する愛知県蒲郡市の竹島水族館は、大水槽こそありませんが、それ以外の面では他の水族館にも負けていません。 では何が他の水族館と違うのかというと、あまりにもショボいのです。 建物の外観からしてショボいです。

          竹島水族館(愛知)

          万協フィギュア博物館(三重)

          狂気すら感じるコレクション…まず先にお断りしておきますが、本来であればカメラで撮った画像を貼り付けるべきですが、ファイル整理の際、誤って消してしまったようで、いくら探しても画像が出てきませんでした。 以前インスタにPOSTしたものしか見つけられなかったので、仕方なくインスタ画像を貼り付けました。 なぜそこまでしてこのミュージアムを紹介したいのかというと、コレクションの数が半端じゃないのです。 万協フィギュア博物館は名前こそ博物館ですが、実際は三重県のド田舎の自社工場の中に設

          万協フィギュア博物館(三重)

          海とくらしの史料館(鳥取)

          生きた魚のいない水族館…水族館といえば、いろいろな種類の魚が見られるミュージアムですが、ここ海と暮らしの資料館(日本一の魚のはく製水族館)には生きた魚はいません。 その代わり、魚のはく製が大量に展示されています。 その数、何と700種4000点! 日本最大の水族館である沖縄美ら海水族館でも、約740種21000点なので 魚種だけで考えれば、いい勝負しています。 明治時代の酒蔵を改装して造られた海と暮らしの資料館は、港町・境港ならではのミュージアムです。 海と暮らしの資料館

          海とくらしの史料館(鳥取)

          耕三寺博物館(広島)

          平等院、エーゲ海、地獄、何でもありのミュージアム…広島県の生口島にある耕三寺は母の寺といわれます。 この寺を建立した実業家・耕三寺耕三は、初め母の別荘を立て、母亡きあとはその菩提を弔うために出家し僧侶となって、周辺に耕三寺を建立し始めました。 ときに1935年のことです。 現在では、どこかで見たような絢爛豪華な建築物が境内を埋めるように建っています。 ちなみに登録有形文化財として、複数の建物が登録されています。 建築物だけでも特異なミュージアムですが、それだけではありません

          耕三寺博物館(広島)

          海上自衛隊呉史料館(広島)

          街なかに本物の潜水艦が出現…自衛隊は日本各地に広報施設を設置しています。 そこでは航空機や戦車など実機を展示していますが、本物の潜水艦をドーンと街なかに展示しているのはここ、海上自衛隊呉資料館です。 別名てつのくじら館です。 まさに鉄の鯨そのものです。 その巨大さと周囲とのミスマッチが、何とも驚きです。 もちろん、艦内も一般公開されています。 巨大な船体に似合わず艦内は非常に狭く、閉所恐怖症の人間なら確実に発狂しそうなほどです。 居住スペースをとことん切り詰め、動力設備やそ

          海上自衛隊呉史料館(広島)

          ルーブル彫刻美術館(三重)

          三重の山中にルーブルの姉妹館があった…ルーブル美術館といえば、パリにある世界的に有名なミュージアムです。ダ・ヴィンチのモナ・リザをはじめ、ミロのヴィーナスや、サモトラケのニケなど、誰でも知っているような超有名な芸術作品を多数所蔵するミュージアムですが、なんと、わが日本、しかも三重県の山奥、榊原温泉にルーブル美術館の姉妹館があるのです。 にわかには信じがたい話ではありますが、百聞は一見に如かずということで、この目で実態を確かめに行くことにしました。 建物の外には、ミロのヴィー

          ルーブル彫刻美術館(三重)