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今日は明日、昨日になる。

今日まで筆が取れなかった受験記最後のnote。

自分の挑戦は終わったのか?
何を残すべきなのか?
これからどう生きるのか?

色々考えて、放置してました。


正直英語試験で落ちてから、めちゃくちゃ具合が悪かったです。
絶望してました。
今回選ばれると信じて疑っていなかったので。
でも今日ひょんなきっかけから、吹っ切れました。

これが私のJAXA'21宇宙飛行士選抜試験受験記、締めのnoteです。


一生懸命生きること

いま私は仕事の関係で仙台にてホテル暮らしをしています。
朝からすこぶる調子が悪かったので心療内科へ行こうとしていましたが、予約がとれず。
せめて身体のバランスだけでも整えようと思い、ホテルのマッサージを受けました。

部屋に来てくれたのは、私より小柄なおばちゃま。
もしかしたら私の祖母と同じくらいの歳かも?と思いました。

そんなおばちゃまが、ほっかむりを被って汗だくになりながら、一生懸命わたしの身体をほぐしてくれました。

マッサージを終えておばちゃまから、「若い女性が単身赴任だなんて、すごいねえ、かっこいいねえ」と声をかけられました。

そこで、気が付きました。
私は最近なにもがんばっていない。
ちっともかっこよくなんてない。



私は宇宙飛行士を目指して、一生懸命がんばる自分が大好きだった。

今回はダメだったけど、まだチャンスは何度もある。
1回ダメだったくらいでなにクヨクヨしてるんだ。
みっともない。

27年間待ちつづけていた、来ないかもしれないと思っていたチャンス。
まだ余裕で待てる、やるべきこともたくさんある。

いまの自分は宇宙飛行士になれるかわからず目指していたあの頃より、宇宙飛行士から遠のいている。

なにバカなことやってるんだ。
また一生懸命やればいいだけ。
ただそれだけ。



他のみなさんの受験記を読んでいると、
・チャンスをくれたJAXAに感謝
・出会えた仲間は宝物
・受験したことに価値がある
と綴られている方を多く見かけます。
たしかにとっても貴重な挑戦となりました。


でもわたし、そういうことは書きません。
だってまだ、宇宙飛行士になっていないから。


ロケットロードは寄り道をしない
後戻りもしない
ただ一直線に宇宙へ伸びる道


待ってろ宇宙。
つぎは勝つ。

To be continued.

2022.05.28.
未来の宇宙飛行士 八木澤遥香

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