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第二十六回 歌舞伎家話が楽しすぎたこと

明治座「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」に出演の猿之助さん隼人さん壱太郎さん米吉さんが14日にトークライブを行いました。19時に終演して20時からそのまま明治座の2階ラウンジ前のフォトスポットから生配信です。

実は、第25回(松也さん柿澤勇人さん)が20日に行われることが先に決まっていました。その前に26回がくるくらい急な配信でした。多くの人に明治座の公演を観に来てほしいという思いが伝わりました。

松竹発信かと思いきや、隼人さんがこの配信の発起人とは!猿之助さんたちに声をかけ、スタッフ関係者を動かし実現されたことを知り感動しました。

家話を見たら4人がとても素敵な雰囲気。いい座組だなぁとわかる。会話の阿吽の呼吸が芝居にも出てますよね。お互いへの信頼感も。今まで猿之助さんを座頭に様々な舞台を作ってきた呼吸を感じることができて本当に楽しい回でした。

家話を全て見ているわけではないけど、歌あり、食レポあり、ダジャレあり!こんな回ありました?新しい扉が開きました(笑)あ、猿之助さんの実際の舞台での歌はあんな感じではないのでご安心を。

私、ずっとちゃんと歌詞を知りたいを想っていたのですよ。「羽ばたこう 永遠の彼方へ」というところの猿之助さんが好きです(笑)配信でなんとなくわかったけど、きちんと全ての歌詞を知りたいです。どこかで公表してくれないかな。千穐楽は心の中で一緒に歌いたい。

猿之助さんの頭の中にある話はやはり面白い。

芝居作りの話はいつも楽しい。猿之助さんは曲や音から先に決めて芝居作りをするのは以前から話していたことです。隼人さんが「お兄さんが新作を創る時、とにかく音が早く決まるから、それに合わせて役者が動き始めると芝居がどんどんできていく、だから早く形になる」と言っています。

猿翁さんの「歌舞伎は音に制約される」という言葉は、なるほどと思う。その環境で育ってきた歌舞伎役者の理に適った芝居の創り方なのだと感動です。

戸部さんの話では、今回の不死鳥~は歌舞伎的な音楽の使い方をしているそう。44年前の前回は宝塚的だったとか。宝塚的はわかりませんが歌舞伎的と聞いて納得でした。

拝見して、想像よりも歌舞伎だなぁと感覚でしっくりきたからです。しかも澤瀉屋の芝居。聞き覚えのある’音楽きっかけ’が多くて、かかり方で時々「ひゃーっ」とテンション上がる。猿之助さんも言っていたけど本水をつけたらスーパー歌舞伎だなと思うし。


44年前の公演では4人の親世代が中心となり行われているので、それぞれのお役を誰が演じたとか、今演じてみての感想とか、作品への想い、猿之助さんから三人へ、三人から猿之助さんへの想いとか。この家話を見てから観劇するとさらに面白く観劇できると思います。これから観る方も必見です!

建物二階ラウンジのサンドウィッチは明治座特製。美味しそうに食べてますね(笑)ラウンジは事前注文で予約ができます。ジェラートは三階です。猿之助さんお墨付きのお弁当は本当に美味しいです。そうそう、金精軒の「生信玄餅」は毎日午前中に入荷です。劇場丸ごと楽しめます。

この日、フォトスポットのボードに猿之助さんがサインを書いたようです。次回はチェックしよう。

明治座公演は27日がいったん千穐楽で、翌日28日は一日限りの花形公演が行われます。隼人さんが昼夜とも「御贔屓繋馬」を主演します。澤瀉屋の古典作品を隼人さんが初主演です。猿之助さんは隼人さんのお役で出演です。ものすっごく楽しみにしています。


4人の歌舞伎家話は5月20日までアーカイブ配信をしています。これからでも購入できますので是非。私はリピートして楽しみます。

aya


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