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サスティナブル消費

こんにちは。
服は基本ユニクロでしか購入しない私ですが、3年以上使う前提のアウターと靴については、その時欲しいもの・気に入ったものを購入しています。
今回購は、春先にも着れる比較的薄手のアウターを購入した話をします。

アパレル業界に対して、下記へのシフトが提唱されていましたが、私は違和感を覚えました。

「賢消費」(自分を賢くするために使う)
「地元消費」(地域が潤うように使う)
「シェア消費」(みんなでシェアする)
「つながり消費」(誰かと絆を深めるために使う)
「本物消費」(信頼できる、安心できる企業から買う)
「参加型・共感型消費」(自ら創造できる、参加できる人になる)

専門家でもアパレル業界で働いているわけでもないのですが、私にとって服の購入基準や価値は、今や下記に集約されます。

・ベーシックデザイン(=流行り廃りに影響されにくい、飽きが来ない)
・環境を考慮されてる(=リサイクル素材や化学繊維を極力使っていない)
・ケアしやすく頑丈か(=扱いやすく適度に消耗されていくか)

ベーシックデザイン

正直、私はファッションに疎く、おしゃれな人ではないと思います。高校生や大学時代にはそこそこ洋服やブランドにこだわりがありましたが、社会人になってから、一切興味がなくなりました。
白か黒の無地で、たまにブラウンやネイビーも織り交ぜる程度、もはや色味の合う合わないを考え選ぶことすら時間をかけたくなくなっています。
ミニマリストといえば聞こえはいいのかもしれないですが、ズボラなのだと思います。
そうなると、妻や世間の目も多少はあるので流行り廃りに影響されにくく、数年の単位で同じ服を着ていても、飽きが来ないシンプルなものに落ち着きます。

環境を配慮している

最近、コロナの影響もあって多くの企業が経営難に直面していると思います。その一部業界である小売(アパレル)業界は、正直膨らみ過ぎたのだと思います。
買った瞬間に資産価値が下がり中古品になる、また毎年のように流行り廃りを扇動しイタズラに購買行動を促進していくような動きは正直いかがなものなのかなと思います。
服に興味がない、私のような人間からすると「ボロを着てても心は錦」といった具合に、その着ている服にどれほどの配慮がなされているか、思いがあるか、また地球に感謝できるかといったところに価値を感じます。

ケアしやすく丈夫な服

服は消耗品です。着れば汚れや外気から身を守り、選択によって少しずつ減価償却されていきます。特別なときに身につける洋服には、特別なケアが必要なのだとは思いますが、普段着る洋服に小難しいケアは限り少ないほうが良い。消耗するとしたときに消耗されやすさに目が行かない人は考え直したほうが良いです。
また丈夫な服は重要です。雨や風から身を守ることを前提とされているものなので、それでいて"粋"な形になっているものが素晴らしい。人間の構造を考え抜き、丈夫に作られているその作品には独特の美しさがあるんじゃないかなと思います。

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そこでニーズを満たした商品が「トレントシェルジャケット3L」です。
・真夏以外に着用することができるベーシックなマウンテンパーカー
・渋めの合わせやすそうな色合いで流行り廃りがなさそう
・リサイクルナイロンを使用
・レインウェアでケアは簡単
・3層構造で丈夫な作り

サスティナブル消費

色々と語りましたが、今後アパレル業界に限らず、「ベーシックで流行り廃りの影響を受けにくい、環境にも配慮されメンテナンスが容易で丈夫なもの」は、変化が激しい2021年現在において、多くの人に共通しうる価値基準なのではないか、と思います。
今後のアパレルブランドが目指すべき一つの方向性として考えられますが、すでに王者ユニクロがそのポジショニングを陣取っているので、如何に差別的要素を打ち出しつつ、サスティナビリティをだしていくかが、今後のキーになってくるでしょう。
もちろん、「奇抜で派手で、流行っている、環境とかは考えなしで、繊細な服」というのも良いと思います。俗にいうところの「おしゃれな人」にとてもマッチしているとも思います。
ただそれだけで覇権を取れていた時代は終焉に向かっていることは間違いなさそうです。

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