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ロードバイクをバラ組みする話#9

前回は下記リンクをご参照下さい。

昨年11月から過去8回に渡って書いてきた本シリーズですが、なんと今回を持ちまして最終回となります。そもそも私がnoteを始めたきっかけがこの話を書く為だったので、何だか名残惜しいですね。

全部お読みでない方にざっくりとスケジュールをご紹介します。
・11月: フレーム購入
・12月: サドル、ハンドルバー購入
・2月: コンポーネント(シマノ105)、ホイールセット、フラットペダル購入
・3月: 組み立て依頼

元々は1年掛けてじっくりと進めようとしていた本計画ですが、昨今の情勢を鑑みて退屈な時間が増えるかな、と思い半年前倒しにしました(笑)

先月半ばに組み立てを依頼してからというもの、毎日完成する愛車のことばかり考えていました。行きたい所ややりたいことをひたすら想像する日々。途中2度組み立て依頼をしたショップへ足を運びました。目的はステムの選定、サドルのポジション確認です。ここ最近はとにかく仕事が忙しくて休日に布団でまどろんでいたところ、愛車の完成を報せる電話が入りました。本当なら今直ぐにでも取りに行きたかったのですが外は大雨…その日は必然的にお預けとなりました。

そして迎えた当日。会計をカードでサッと済ませ、10kmほど試走してきました。2年半連れ添ってきたアルミクロスとは逆の変速とシフトレバーの扱いに慣れずどうなることかと思いましたが、アルミクロスはブルホーンで乗っていたので前傾姿勢にはさほど抵抗が無かったのでグイグイと登ることができました!

何より驚いたのは漕いだ時の推進力がアルミクロスの比ではないということ。シティサイクルからアルミクロスへ乗り換えた時も心底感動しましたが、アルミクロスとカーボンロードを比べた時の驚きはそれ以上でした。フラットペダルでもそう感じるのだからビンディングペダルを導入した際には別次元の乗り物になるのでしょうね…。

もっと漕いでみたい気持ちでしたが、「慣れない内は公園などで少しずつお願いします」とショップの方からお達しをされた直後だったので、その日は10kmの試走のみで帰宅しました。そもそも近所の公園はどこも自転車走行が禁止されているんですよね。私が子供の頃は自転車の補助なしの練習でよく使っていた公園ですら今はランニングコースが整備されて自転車は手押しでしか入れない様になっています。スポーツバイクに乗ってからそういう現状に気付かされ、肩身の狭さを感じたものです。

さて、そんな自分語りはそれくらいにしてここからはウチの子自慢をさせて下さい。

乗った後&掃除をしていないのであまり綺麗な写真ではないのですが、ショップの担当さんに選んでもらった赤いBB(ボトムブラケット)が絶妙にカッコいいんです。

もちろん引きの画も十分素敵なんですけど、↑のBBは知っている人でないと気付かないポイントの一つだと思います。

レース目的ではない人ですらロードには軽さを追求するのがセオリーですが、カーボンホイールを選ぶことには躊躇してしまいましたね。俗に謂う鉄下駄というやつです。なので一軒家の2階へ持ち込む際には結構重いのかな、と恐れていましたが全然そんなことはありませんでした。フレームとハンドルバーをカーボンで見繕っていたことが功を奏していたんだと思います。

部屋へ愛車を持ち込んでからは暫くニヤニヤしながらそれを眺めていました。同じ家に暮らす家族からは6畳間に持ち込むもんじゃない、と皮肉られましたがそれを覚悟した上で納車しているので痛くも痒くもありません。

このシリーズおよび記事は価格に言及して締め括ろうと思います。

下図は私が見積時に散々載せてきたExcelファイルの抜粋です。

【赤字部分の説明】※何らかの損失が発生しています。
・フレームセット: 一括払いに物怖じして分割払い(3回)にした為
・ホイールセット: コンポーネントと非互換の物を買ってしまい、リアホイール分の買い直しが発生した為

第2回を書いた際は工賃をしょっ引いた価格(205,540円)で見積もっているので、多少の損失(7000円くらい)があったその分を鑑みればトントンなのかな、と思っています。後は使えず納戸の肥やしと化しているリアホイールをメ〇カリ等で処分すれば万々歳ですかね。新品にも関わらず地元のリサイクルショップで査定したら500円と言われて流石に了承できませんでした(^^;

以上、初心者ながらに考えてカーボンロードを納車してみた記録でしたが、いかがだったでしょうか。

弱虫ペダルを通じてロードバイクを知った当初の私はそんな物に乗るのはお金持ちのボンボン、成人しているとはいえ女性が乗る様な代物では無い…と一度は諦めクロスバイクへ跨りましたが、やはりロードバイクへ乗るという目標を諦めきれませんでした。前述でも触れた通りレース目的ではないし、ロングライドとポタリングが楽しめれば良かったのでフレームは必ずカーボン素材である必要もありませんでした。しかし、ロードバイクを迎い入れるからには初めに乗ったアルミクロスよりも軽い素材の物に乗りたいと志してカーボンロードを、更には地元で見かけないブランドが良かった為、予定を前倒ししたとはいえ結構長い道のりになってしまいました。

実際に迎い入れても敷居が高いという刷り込みは未だに払拭できませんが、アルミ素材の完成車なら7~8万の価格帯で購入できる物もあります。フレームセットでしか取扱いのないモデルもタイミング次第では完成車に組み立てて販売しているショップもあります。まだまだ我慢を強いられる期間は続くと思いますし、何よりも私は公共交通機関の使用を回避したり、健康を増進できるといった点にスポーツバイクに乗ることのメリットを感じています。

お財布や収納スペースの都合がついた際は是非ともスポーツバイクの導入を検討してみて下さい。結構な駄文ではありましたがスポーツバイク(ひいてはロードバイク)購入に際した参考の一助になれば幸いに存じます(^^)

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