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答えを知りたい

何年前だったか、友人に勧められ少し昔の漫画を読み、彼女の思惑通りドハマりしました。

その漫画は80年代に連載が開始すると同時に爆発的な人気を博し同人界隈にも影響を及ぼしました。いわゆるやおいです。当時はブログもSNSもなく個人サイトでの交流がメインでした。

その漫画にハマった私はもちろん二次創作を探しにインターネッツへ飛び出しました。上記の理由からpixivなどでの二次創作投稿数が少なかったため個人サイトを漁ってみることにしました。すでに消えてしまった個人サイトが多かったですが生き残っている個人サイトもいくつかあり、それらをブックマークし毎日毎日空いた時間にずっと読んでいました。

しかし何年も前のサイトですので更新が止まっているサイトもありました。そのサイトの作品を読み終わるともう終わりなのです。絶望です。私はまだたくさん読みたいのに!これが古いジャンルの辛いところですね。

ともかくどうにかして読んでいない作品はないものかとサイト内を漁っていたら見つけました。作者さんのTwitterリンクを。

Twitterリンク。二次創作界隈でTwitterは何を意味するのか。ズバリ「同じジャンル作品のリツイート」と「作品にはならなかった妄想ツイート」です。これがどれほど嬉しいか。このジャンルではイラストや漫画(シチュエーションやキャラの容姿)ではなく小説(ストーリー)をメインに読んでいたので妄想ツイート(主にストーリー)は垂涎ものです。

すぐさまリンクにアクセスしフォローしました。プロフィールには「某ジャンル専用アカウント」と書いてあります。日常ツイートが多いと妄想ツイを探すのが大変ですから、専用アカウントなのは嬉しいですね。
次に確認するのは最新更新日。ここも更新が止まっていたら結局個人サイトと同じように絶望が待っているのですから一応確認です。最新のツイートは一週間前!もう最高ですね。希望に満ち溢れています。
早速ツイートをさかのぼり読んでみると、


政治批判のリツイートばかりです。


アラ?と思いもっとさかのぼってみますが、増税に関するツイートや議員に関するツイートのリツイートに埋め尽くされています。いくつかジャンルに関するツイートも見つけましたがこのリツイートの中から探し出すのはかなり大変です。
そこでプロフィールトップに戻りそっとフォローを解除しました。

政治批判することも良いと思いますし、その政治批判の内容にどうこう思っていたというわけではないのですが、なぜかとても失望ししばらく個人サイトの作品も見れませんでした。こういった経験、ヲタクの方々ならひとつやふたつやみっつあるものでしょう。なぜこう思ってしまうのでしょうか。

一般的に創作と政治は分けろと言われているような気がしますが、政治と創作を分ける意味は何なのでしょう。政治とはどこまでをいうのか。昨今では生成AIの問題もありますがあれは政治ではないのでしょうか。創作自体に関係あるからいいのでしょうか。政治は創作とは関係ないのでしょうか。「政治と宗教と野球の話はするな」と言われますが意見が違うからいけないのでしょうか。政治もAIも創作以外のことを言うからいけないのでしょうか。作者の日常も切り離すべきなのでしょうか。
全部読者のわがままで、その人の良い面、好きな面だけしか見たくないのならpixivだけみてなさいということでしょうか。まぁ、そうでしょう…。
いや!そうじゃなくて…読者の身の振り方じゃなくて、どうして政治の話はだめなのかという話で、それは作者側がどうするかということで、じゃあ作者側の人はどういう意見をもって政治を話したり話さなかったりしてるんだろうという話で。う、うーん。こんがらがってきた。

もちろん人によるしその人の自由にすればいいのは前提の話で、私なりに意見を持っていたいのです。

色々考えてみましたがなぜああまでショックを受けたのか、それを正当化する理由があるのか、それは誰もが感じるが我慢すべきものか、アンサーは出ていません。よくある話だとは思いますがどうしてを考えると行き詰まってしまいます。考えるのが下手くそでダメですね。皆さんはどうやって折り合いをつけているのでしょうか。

ああ!答えを教えようとしてくれたアナタ!そんなことより某ジャンルの小説を書きませんか!そっちの方が十倍、いや百倍楽しいですよ!

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