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つりおcs優勝! 烙印ビーステッド解説

初めに

スカルプと言います。
今期は烙印ビーステッドを使ってcsに出ていて、何度か入賞出来たので、調子に乗って解説noteを書くことにしました。もっとこのデッキの使用者が増えてくれると嬉しいですし、また他の使用者の方の意見もぜひ聞きたいです。

カードの効果や展開方法をもう知っているという方は、ガンガン飛ばし読みしてください。

戦績



デッキ紹介

相変わらず烙印融合への依存度は高いですが、爆発力のあるデッキで、先攻展開で用意できる妨害も十分多く、展開後はリソースが途切れません。また後攻でも豊富な選択肢から相手との知識差も利用して捲りに行けたり、ビーステッドが刺さる相手には強く刺さったりなど、後攻でも十分チャンスがあります。

ターンを往復して相手とのやり取りが楽しみたい方、烙印ストーリーが好きな方、ビーステッドやミラジェイドなどのかっこいいドラゴンを並べたい方にお勧めのデッキです。

長所

  • ミラジェイドが強い

  • 妨害を前と後ろに作れる

  • 展開後はリソースが途切れない

  • テーマカードのサーチが多く、選択肢が豊富

  • ビーステッドが刺さる相手にはとことん刺さる

  • 格好良い。エモい。

短所

  • 烙印融合が通らないと出力が低い

  • ムドラケルドウ、ビーステッドなどの墓地メタがつらい

  • ケルベクもつらい

  • ピン刺しのカードが多く、展開の再現性が低い・複雑

  • 1枚で機能しないカードを多く積む必要があるため、自由枠が少ない

  • ビーステッドが刺さらない相手には腐ってしまう


今期の構築


誠意の40枚構築


今期使用していた構築です。シャドールや天底の使徒を入れない場合は大体このような構築に落ち着くと思います。


採用カード・枚数解説

カード効果の解説は主に烙印デスピア時代以降のカードに絞ります。
個々のカードパワーが低かったり、嚙み合いが要求されることから、ピン刺しのカードが多いです。

メインデッキ

烙印融合

通れば最強カード。ミラジェイドとルベリオンがかっこいい。

デッキのカードほぼ全てがこのカードを強く使うためのカードと言っても過言ではない。1枚でデッキからアルバス+素材を落として融合体を出すため通れば爆発的にアドが得られる。
制限カードなので1枚。

アルバスの落胤

主人公。好き。

烙印融合の素材というだけでなく、豊富なテーマカードとのシナジーや後手で強力な超融合効果もあり烙印融合と合わせてデッキの中核をなす。
烙印融合が確実に打てるように、また展開後は墓地とデッキの両方にいるのが理想のため2枚。

デスピアの導化アルベル

底知れない悪役。好き。

召喚することで全ての烙印カードをサーチできる。墓地効果は頻繁に忘れるが、覚えておくと命を拾えることもある。
絶対に烙印融合にアクセスしたいので3枚。

烙印開幕、おろかな埋葬、封印の黄金櫃、悲劇のデスピアン

4枚目以降のアルベルとして1枚ずつ。(悲劇以外は制限)
黄金櫃は後述のメルクーリエの除外もよく行う。
小ネタとして、烙印開幕の墓地効果はサンダーボルトのような同時破壊なら1枚で複数の融合体を守れる。

赫の聖女カルテシア

かわいい。つよい。

「<アルバスの落胤>が記されたカード」(アルバス関連カード)の1枚。
メインフェイズ限定だがフリチェの融合効果(レベル8以上)を内蔵しており、墓地にアルバスがいれば手札から自己ss、エンドフェイズの自己回収効果と書いてあることがすべて強い、パワーカードの1枚。
場にいれば相手の無限泡影やケルベクなどの誘発、後手でも対象を取る効果ならチェーンして融合素材にすることでかわすことができる。
1枚でも十分だが普通に召喚しても強いため2枚。

※ガーディアン・キマイラの融合は可能だが、魔法カードではないので効果は発動できない。

融合派兵

EXの融合体に指定されたモンスターをデッキからssするというシンプルながら強い効果を持つ。烙印融合と同じく発動したターンはEXから融合しか出せず、融合以外を出したターンは発動できない。
先攻ではカルテシアをssすることで初動または無限泡影をケアして展開することができ、後手ではアルバスを出して超融合効果を使うこともできる。
先攻で引けると初動にも上振れにもなり、後攻でも強い。
被ると腐ってしまうが、手札コストを大量に要求されるデッキであり、カルテシアが強くそこまで気にならないので3枚。

スプリガンズ・キット

いくらなんでも有能すぎる。

アルバス関連カード。
フィールド、墓地にアルバス融合体がいれば手札からss可能で、召喚時にデッキ・墓地・除外すべての場所から烙印カードを持ってこれるが、その後手札を1枚デッキに戻すという重いデメリットがある。できれば初動では使いたくない。
烙印融合がデッキに1枚しかない都合上、2回目を打つにはこのカードか悲劇や後述の烙印断罪の墓地効果で拾うしかないが、その2枚はムドラケルドウに弱い。また、アトラクターや神碑などで烙印融合が除外された場合、このカード以外での回収は不可能なので個人的には必須。
デメリットが重いので1枚。

黒衣竜アルビオン

ムキムキ。

アルバス関連カード。
デッキからアルバスの落胤もしくは好きな烙印カードをコストで落とすことができ、墓地でも使えて手札から使えば1枚ドローできる。また墓地ではアルバスとして扱うので、このカードを墓地に送り、手札のカルテシアをssしてから好きな烙印カードを墓地に送るといったこともできる。
手札から捨てることで自己蘇生する効果は詰めの打点や後述の深淵の獣ルベリオンのリリース用として使うことも時々ある。
小技として、手札で発動したこのカードをチェーンしてカルテシアや気炎で捨てると墓地に残って少しお得。
成金ゴブリンのような効果だが、同名ターン1がついていて被ると弱いので1枚。

鉄獣鳥 メルクーリエ

メカモズって何?

アルバス関連カード。
場にアルバス融合体がいると手札から捨ててモンスター効果を何でも無効にできる。また、除外されたときに自身以外のアルバス関連カードをサーチする。除外手段は封印の黄金櫃、ビーステッド、烙印竜アルビオンなど。
デッキの潤滑油兼妨害だが、このカードからは動けないので1枚。

導きの聖女 クエム

かわいい。エモい。

アルバス関連カードでありドラグマでありデスピア。
召喚時にアルバス関連カード(魔法罠含む*)を墓地に送る効果を持ち、EXからカードが離れるとアルバス関連モンスター(融合体含む)を蘇生でき、特にミラジェイドを蘇生できると強い。相手のEXだけでなく、自分のEXでも反応するため、自分の融合やミラジェイドの効果からさらに展開や妨害を行うことができる。
ステータスは低いため、相手がEXのカードを使う前に戦闘破壊されてしまうので、単体では妨害として心もとない。1枚で十分であり、召喚権被りが嫌なので1枚。

*アルバス関連魔法罠は、この構築では赫の烙印、烙印断罪、烙印の気炎、失烙印。

深淵の獣 ルベリオン

かっけえ…

手札から捨てて他のビーステッドをサーチ、レベル6以上の闇ドラゴンをリリースすることで手札墓地からssでき、起動効果で烙印永続魔法罠を表側表示で置くことができるデッキのキーパーツ。
先攻展開では基本的に烙印融合でアルバスとこのカードを落として烙印竜アルビオンを出し、そのままアルビオンをリリースしてssする。
被ると弱いので2枚にしたが、デッキ枚数との兼ね合いなので3枚目を入れるのもあり。

深淵の獣 マグナムート

腹筋?バキバキ。

相手の場にモンスターがいると、フリチェでお互いの墓地の光・闇を除外して特殊召喚できるというビーステッドの共通効果によって特定のデッキにとてつもなく強い。またssするとエンドフェイズにデッキ・墓地からドラゴン族を何でも持ってこれるという異様に強い効果を持っている。
この構築で持ってこれるのは各種ビーステッド、アルバス、黒衣竜。
制限カードのため1枚。

深淵の獣 サロニール

おっさん。

ビーステッドの共通効果に加え、墓地に送られると好きなビーステッドまたは烙印カードを墓地に送ることができる、デッキのキーパーツ。
ティアラメンツ相手には、手札だけでなくデッキから落ちても仕事をするため3枚。
光闇を使わないデッキへのサイチェンでも1枚は残す。

深淵の獣 ドルイドヴルム

復烙印でカルテシアに撫でられていた。

ビーステッドの共通効果に加え、フィールドから墓地に送られると相手のssされたモンスターを墓地に送ることができる。深淵の獣ルベリオンのリリース、後述の烙印の獣でのリリース、カルテシア効果、自爆特攻などでフィールドから墓地に送り、相手の破壊耐性を無視して除去できる。
相手がバグースカやレクスタームなどのフィールドでのモンスター効果を封じる置物を出してくる可能性がある場合は、光闇を使わないデッキへのサイチェンでも残す。
単体で強いがシナジーは薄いので1枚。

赫の烙印

アルベルかっこいい。

墓地のアルバス、デスピアを回収して融合する速攻魔法。
ガーディアンキマイラを出すのは強いが、デスピアの凶劇なしでの素材の除外が重いので、出す際の融合素材はしっかり考える必要がある。
クエムも対象に取れることは覚えていないといけない。
決まると強いがイシズやビーステッドを重くもらうため1枚。

烙印断罪

かっこいいけどこの後即オチ2コマ。

テーマ内カウンター罠。アルバスの融合体を場から1枚もしくは墓地から2枚EXに戻すことで、相手の「特殊召喚を含む効果」を無効にして破壊する。また、墓地から除外して他の烙印カードを墓地から回収する効果を持つキーパーツ。
このカードと烙印カードを墓地にそろえることで好きな烙印カードを実質的にサーチできる。
重要なカードだが発動はほぼ烙印融合が通ることが前提のため1枚。

※墓地効果のスペルスピードは2。ムドラケルドウには気を付けよう。
 また、発動できるのは1ターンにいずれか1つ。

烙印の気炎

Happy

手札のモンスター1枚と、そのモンスターと同じ種族で攻守どちらかが2500の融合体をEXから落とすことでアルバス関連モンスターをサーチできる。手札のモンスターを捨ててのサーチは追加処理なので、やめることもできる。
発動機会はあまり多くないが、EXのカードを直接墓地に送り、アルバス関連モンスターをサーチできる自己回収効果持ちの烙印カードなので、1枚入っていると役に立つ。

※カルテシアと同じ自己回収効果を持つが、あちらと違って発動したターンは回収できない。

烙印の獣

<アルバスの落胤>のイラストと対になっている。エモ。

深淵の獣ルベリオンで置くことができる烙印永続魔法罠の1枚。とくに烙印の獣は獣ルベリオンでなければそのターンには使えない。
メインフェイズ限定で、相手のカードをフリチェで破壊できる重要な妨害カードで、エンドフェイズに墓地の烙印永続魔法罠を置く効果も持っているため、先攻展開では獣ルベリオンは基本的にこれを置く。
このデッキで後ろのカードを割れるのは貴重で、基本はこのカードと赫の烙印によるガーディアンキマイラのみ。
素引きが超絶弱いので1枚。

※破壊効果は場にビーステッドがいることが条件だが、リリースするのはドラゴンなら何でもいい。

復烙印

ママみを感じる。

烙印永続魔法罠。
相手の召喚に反応して墓地のビーステッド蘇生、除外された光闇をデッキに戻して1枚ドローという2つの効果を持つ。特に光闇を除外するのはこのデッキでは容易なので、ターンが進むほど相手とのアド差を作ることができる。
ただし妨害効果を持っているわけではなく、先攻展開しても墓地に蘇生可能なビーステッドがいないことが多いため、(ルベリオンは他のカードの効果ではssできない)まず烙印の獣を置いて烙印カードを墓地に送る効果が余ったら落としておくイメージ。
1枚で十分なので1枚。

失烙印

対ティアラ重要カード。

烙印永続魔法罠。
「融合効果の発動が無効にされず、融合召喚成功時に相手は効果を発動できない」という暴走魔導陣と同じ効果と、融合召喚成功時にアルバス関連モンスターをサーチできるという2つの効果を持つ。

どちらも強力な効果だが、特に前者の効果が重要。
先攻では烙印融合直後のケルベクやムドラケルドウ、各種誘発を発動させず、その後も烙印竜アルビオンや神炎竜ルベリオンをチェーン1にすれば相手はカードを使うことができない。
またカルテシア効果に対してハゥフニスを使っても、アギドケルベクやティアラメンツの効果は発動できない。

より重要になるのが後手で、これがあればルルカロスやバロネスなどを無視して烙印融合が打て、そのままミラジェイドを出して着地時に効果を使えば相手はチェーンできない。このカードと烙印融合を揃えられれば、後手でまくれる可能性は大きい。個人的には今環境では必須。サーチが容易で被ると弱いので1枚。
※ただ、うららやキャロット、融合グラファのような効果無効に対しては無力。悲しい。

※記事の最後に相手が効果を発動できるタイミングについて追記しました。

増殖するG、灰流うらら、墓穴の指名者

いつもの。

汎用カード。
烙印融合へのうららは激重、増Gも普通に重いので抹殺まで入れるのもあり。


EXデッキ

氷剣竜ミラジェイド

男子はみんな好き。

言わずと知れたエースカード。リソースを確保しながら選んで除外はやはり強い。
1枚目のミラジェイドの処理でリソースを吐かせた後に2枚目を出すと強いので2枚。1枚で十分という人もいる。

神炎竜ルベリオン

かっこE。

アルバス+闇
手札を1枚捨て、場・墓地・除外のカードをデッキに戻して融合する。
必須だが自分でデッキに戻るので1枚。2枚入れる人もいる。

※効果を使ったターンは攻撃できないので、打点としては使えない。
 また、光なので獣ルベリオンのリリース素材にはならない。

烙印竜アルビオン

暴走っていいよね。

アルバス+光(獣ルベリオン、カルテシア等)
手札・場・墓地のカードを除外して融合する。効果を使っても攻撃でき、獣ルベリオンのリリース素材にもなる。
墓地効果で烙印カードをサーチするかセットする。2枚目の烙印融合のサーチはできないが、断罪や赫をセットして後ろに妨害を作れる。
展開で出す用、ミラジェイドのコストで落とす用で2枚必須。

灰燼竜バスタード

ギラギラしてる。

アルバス+攻撃力2500以上のモンスター
素材のレベル×100打点が上昇し、出したターンはEXから出たモンスターの発動した効果を受けない。相手のEXから出たモンスター(除去効果持ちなど)を殴って倒せる。
烙印融合から獣ルベリオンを素材に出し、バトルが終わったらリリースすることで無駄なく効果を使える。また、ふわんだりぃず相手でもアルバス効果でえんぺんを吸って出せるなどアルバス効果の幅を広げる。
墓地効果でエンドフェイズにドラグマが出せるため、クエムを出してリソースや妨害につなげる。
1枚はおそらく必須。

※烙印融合からアルバス+黒衣竜でルベリオンを出し、黒衣竜(アルバス扱い)+ルベリオンでこのカードを出すことで4100まで打点が出せる。これがほぼこのデッキの最大打点。

撃鉄竜リンドヴルム

キット作。鳥獣?

アルバス+獣・獣戦士・鳥獣(メルクーリエ、キットなど)
EXデッキのモンスターが発動した効果を無効にし、その後フィールドの好きなモンスターをバウンスできる。墓地効果では相手ターンに自身とアルバスのどちらかを蘇生できるが、あまり使えることはない。
アルベル+獣ルベリオンといった手札から最大展開を行うために入っている。展開後、ミラジェイドの効果を発動しこのカードで無効にすると、融合体を墓地に送りつつ除外は起こらず、次のターンもミラジェイドの効果が使える。
後手では烙印融合から出してアライズハートの素材吸収効果にチェーン、バウンスしてプリペアなどでの再利用も封じることができる。ちなみにこのときチェーン1アライズ、チェーン2リンドヴルムとすると、メルクーリエの効果は使えない。
1枚で十分。

鉄駆竜スプリンド

これもキット作。

アルバス+このターンにssされたモンスター
一応除去効果はついているが、出すことはほぼない。墓地効果でエンドフェイズにスプリガンズをサーチまたはssできるので、キットを出して烙印融合の回収や赫サーチ即発動で展開を伸ばすのに使う。
墓地送り用に1枚。

真炎竜アルビオン

エモすぎ。

アルバス+光魔法使い(カルテシア、クエムなど)
対象にならず、お互いの墓地からモンスター2体をそれぞれの場に1体ずつ蘇生する効果を持つ。アルバスを自場に、融合素材となるカード(または相手に利用されにくいカード)を相手場に出すのが基本。片方でも墓地からいなくなったら不発になるので、ムドラケルドウだけでなくビーステッドも重い。
増殖するGを食らった時の妥協展開用として採用したが、それで勝てたことはほとんどない。対象に取られないカードは貴重だが、必要なのかはいまいちわからない。

※自己蘇生効果は相手にテキストを読まれれば使えない。

赫焉竜グランギニョル

うじゃうじゃしている。カルテシアの下半身から生成されている?

カルテシア+光闇
デッキ・EXからレベル6以上の光闇を墓地に送ることができる重要カード。誘発以外のメインデッキの全てのモンスターが光闇なので、カルテシアが出ればほぼ確実に出せる。アルバス融合体を落としてエンドフェイズに展開を伸ばしたり、サロニール、黒衣竜を落として烙印カードを墓地に送ることができる。もう片方の効果(またはクエム)で断罪も墓地に送っていれば、好きな烙印カードを回収できる。
相手のモンスター効果によるモンスターのssに反応してデッキからドラグマ、またはEXからデスピアをssできる。基本は下のルルワリリスを出す。
EXの枠が無いため1枚。2枚目を入れるのもあり。

赫聖の妖騎士(デスピアン・ルルワリリス)

エモい。

EXからカードが離れた時、攻撃力を上昇させつつ場のカード1枚を選んで無効にする。墓地に送られると、エンドフェイズに攻守が同じ光魔法使い(カルテシア・クエム)を手札・デッキからssできる。
上のグランギニョルで出す用で、正規召喚することはほぼない。
グランギニョルを妨害として数えるために1枚採用。

赫灼竜マスカレイド

アルベル「俺はまだ3回変身を残している…」

デスピア+光闇
先攻での烙印融合から、烙印竜アルビオンの効果にチェーンしてDDクロウやビーステッドでアルバスを除外されたとき、アルベル+光闇で出せるこのカードがないと、アルビオンを除外してドラゴスタペリアを出す羽目になり、プランが崩壊してしまうので1枚採用。
デスピアン・クエリティスでも同じことはできるが、ETEDでの強さを見てこちらにした。クエリティスにも強みはあるので好み。


捕食植物ドラゴスタぺリア

お馴染み。

融合体+闇
汎用融合体として1枚。融合素材に名称指定がないのはこのカードとガーディアンキマイラのみ。抜くとふわんだりぃずに対して有効な妨害がほとんどないが、使用頻度はそこまで高くない。

ガーディアン・キマイラ

お馴染み2。

名前が異なるモンスター3体(手札・場の両方から1枚以上必要)
赫の烙印の強力な選択肢として1枚。決まると強いが、使用頻度は低い。


カオス・アンヘルー混沌の双翼ー

驚きの字レア。

光闇+光闇(チューナー要らず)
ssすると場のカードを1枚除外、素材の属性によって自モンスターに耐性を付与する。モンスター効果耐性はシンクロモンスターのみなので注意。
アルベル、カルテシアなどのレベル4+ビーステッドで出せるシンクロとして1枚。深淵の神獣ディスパテルとの選択で、アルベルでも出せるこちらを採用。
カルテシア、クエムを使って出すとモンスター効果耐性も得られる。
烙印融合を打つターンは出せないので、シンクロ・ゾーンなどで膠着した状況を打破したり、EXのカードが枯れてから出す。
ディスパテルは先攻で烙印融合が打てない手札(クエム+マグナムートなど)のときに出せると比較的強いが、事故るときはそれすら出せないことが多いのでこちらに。1枚。使用頻度は低いので抜いてもいい。


先攻で意識すること・展開例


展開方法

先攻はとにかく烙印融合を撃ちに行く。
1枚初動はアルベル(開幕、おろ埋、黄金櫃)やキット、烙印融合本体。
2枚初動はカルテシア(融合派兵)+サロニール(獣ルベリオン)・黒衣竜・クエム・悲劇、気炎+ドラゴン・魔法使いなど。

基本展開

基本展開1.アルベル1枚
アルベルns、烙印融合サーチ。
烙印融合発動、アルバス+獣ルベリオンで烙印竜アルビオン。
アルビオン効果アルバス+アルベルで神炎竜ルベリオン。
ルベリオン効果アルバス+ルベリオンでミラジェイド。
アルビオンリリース獣ルベリオンss、効果で烙印の獣を置く。
エンドフェイズ
アルビオン効果断罪セット。

最終盤面

ミラジェイド、獣ルベリオン+烙印の獣、烙印断罪
融合体は墓地に1枚のみなので、断罪はミラジェイド効果使用後に撃つ。コストはスプリンドがおすすめ。


基本展開2.カルテシア・派兵+サロニール・獣ルベリオン・黒衣竜・悲劇
カルテシアns、効果でカルテシア+サロニールでグランギニョル。
グランギニョル効果で黒衣竜、サロニール効果で断罪を落とす。
黒衣竜効果で烙印融合を落とし、断罪効果で回収。
烙印融合発動、アルバス+獣ルベリオンで烙印竜アルビオン。
アルビオン効果アルバス+サロニールで神炎竜ルベリオン。
ルベリオン効果アルバス+ルベリオンでミラジェイド。
アルビオンリリース獣ルベリオンss、効果で復烙印を置く。
エンドフェイズ
アルビオン効果烙印の獣セット。

最終盤面

烙印の獣はセットされている

ミラジェイド、グランギニョル、獣ルベリオン+烙印の獣、復烙印+手札にカルテシア
烙印断罪の2枚目を採用していれば、獣ルベリオンの効果で烙印の獣を置き、アルビオンの効果で断罪がセットできる。


応用展開

これらの基本展開に加えて他の手札によって展開が伸びていく。1枚採用のカードが多いため、手札によって毎回違う展開をしなくてはならない。
また同じ手札からの選択肢が多く、メインフェイズで墓地に送った融合体でエンドフェイズに展開するなど独特な展開もあるので、最適な展開をするには練習が必要。何が最適かは相手のデッキによっても変わってくる。

例1.アルベル+融合派兵
派兵発動カルテシアss、アルベルns烙印融合サーチ。
烙印融合発動、アルバス+獣ルベリオンで烙印竜アルビオン。
アルビオン効果アルバス+アルベルで神炎竜ルベリオン。
ルベリオン効果にチェーンしてカルテシア効果、カルテシア+ルベリオンでグランギニョル、アルバス+ルベリオンでミラジェイド。
グランギニョル効果でバスタードを墓地に送る。
アルビオンリリース獣ルベリオンss、効果で烙印の獣を置く。
エンドフェイズ
カルテシア自己回収、アルビオン効果断罪セット。
バスタード効果クエムss、効果でアルバスを落とす。

最終盤面

ミラジェイド、グランギニョル、クエム、獣ルベリオン+烙印の獣、断罪
この盤面では相手ターンにクエムの効果で墓地のアルバスを蘇生し、カルテシアをコストにアルバス効果が狙える。
グランギニョルでサロニールを落とし、効果で復烙印を落として烙印の獣効果で置くこともできる。リソースはこちらの方が多い。
この展開ではアルベルへの無限泡影をケアしているのに加え、ケルベクも致命傷にならないのが良い。


例2.アルベル+赫の烙印
アルベルns烙印融合サーチ、発動。アルバス+獣ルベリオンでバスタード。
バスタードをリリースして獣ルベリオンss、効果で烙印の獣を置く。
エンドフェイズ
バスタード効果でクエムss、効果でカルテシアを落とし自己回収。
アルバスを対象に赫の烙印、アルバス+アルベルで神炎竜ルベリオン。
カルテシアを手札コストにチェーン1、クエム効果チェーン2でカルテシア蘇生、アルバス+ルベリオンでミラジェイド。

最終盤面

ミラジェイド、クエム、カルテシア、獣ルベリオン+烙印の獣
この盤面では、ミラジェイドの効果使用後、カルテシア効果でミラジェイド+カルテシアでグランギニョルを出し、クエム効果でミラジェイド蘇生とすることでミラジェイドの効果を2回使うこともできる。決まると強い。


例2.クエム+獣ルベリオン
クエムns、効果でメルクーリエを落とす。
獣ルベリオンを捨ててサロニールサーチ、メルクーリエ除外してss、メルクーリエ効果で黒衣竜サーチ。
サロニールをリリースして獣ルベリオンss、サロニール効果で断罪を落とし、獣ルベリオンで復烙印を置く。
黒衣竜効果で烙印融合を落として1ドロー、断罪効果で烙印融合回収。
烙印融合発動、アルバス+カルテシアで烙印竜アルビオン。
クエム効果カルテシア蘇生、アルビオン効果アルバス+サロニールを除外し神炎竜ルベリオン。
ルベリオン効果チェーン1、復烙印効果チェーン2、カルテシア効果チェーン3でアルビオン+ルベリオンでドラゴスタペリア、1枚ドロー、アルバス+ルベリオンでミラジェイド。
エンドフェイズ
アルビオン効果烙印の獣セット。

最終盤面

烙印の獣はセットされている

ミラジェイド、ドラゴスタペリア、クエム、カルテシア、獣ルベリオン+烙印の獣、復烙印。
復烙印のドローがありがたい。


例3.アルベル+獣ルベリオン(2枚での最大展開)
アルベルns、烙印融合サーチ、発動。アルバス+メルクーリエでリンドヴルム。
獣ルベリオン切ってマグナムートサーチ、メルクーリエを除外してss。メルクーリエ効果でカルテシアサーチ、マグナムート効果でエンド時サーチ。
マグナムートリリース獣ルベリオンss、効果で烙印の獣を置く。
カルテシア自己ss、カルテシア+アルベルでグランギニョル。効果でスプリンドを落とす。
エンドフェイズ(ここでニビルをもらう可能性はあるが、致命的ではない)
スプリンド効果でキットss、赫の烙印をサーチ。
カルテシア自己回収、アルバス対象に赫の烙印、アルバス+キットで神炎竜ルベリオン、カルテシアコストにミラジェイド。
ミラジェイド効果コスト烙印竜アルビオン、リンドヴルムで無効。
アルビオン効果断罪セット。マグナムート処理サロニール・ドルイドヴルムサーチ。

最終盤面

ミラジェイド、リンドヴルム、獣ルベリオン+烙印の獣、烙印断罪+手札にサロニール・ドルイドヴルム
墓地にマグナムートがいるので、獣ルベリオンで復烙印、アルビオンで烙印の獣セットでもいい。
キットで気炎をサーチし、サーチしたサロニールも使えばより伸ばせるが、相手のデッキがわからない場合は、手札のビーステッドがなくなるのが嫌なのでしない。
この展開だと、墓地にアルバス融合体が2枚あるので断罪がすぐに使える。


先攻展開での注意事項

今期ではメインから三戦の才や冥王結界波を採用するデッキもあるため、メイン戦からできるだけ後ろに妨害を作りたい。
また三戦の才を重く食らわないように、妨害は烙印の獣→ミラジェイド→その他といった順番で撃ちたい。
加えて、メインフェイズ開始時のペルレイノやパライゾスに間に合うように、烙印の獣があるときはあらかじめビーステッドを置いておくことを推奨する。大抵は獣ルベリオンがいるので、それを動かさなければよい。


誘発受け

展開方法が把握出来たら、今度は誘発受けの練習が必要。もちろん毎回ケアできるわけではないが、サイチェン後は特にビーステッドなどを重く食らわない展開を意識する必要がある。
例.烙印融合を撃って獣ルベリオンを素材に烙印竜アルビオンを出し、融合効果にチェーンしてビーステッドをアルバスに食らっても大丈夫かどうか。
また、烙印竜の効果を使わなかった場合には、赫の烙印は通るのかなど。


また、手札がいいときには、烙印融合にうららをもらってもある程度展開することができる。これも練習しておく必要がある。

例.アルベル+派兵+ドラゴン
派兵でカルテシアss、アルベルns烙印融合サーチ、発動←うらら
カルテシア+アルベルでグランギニョル、効果でスプリンドを落とす。
エンドフェイズ
スプリンド効果キットss、効果で気炎サーチ、そのまま発動。
手札のドラゴンと烙印竜アルビオンを墓地に送りアルバスサーチ、アルビオンの効果で赫の烙印をサーチ。
カルテシアを自己回収し、アルベルを対象に赫の烙印発動。アルバス+アルベルでルベリオン、カルテシアを手札コストにミラジェイド。

最終盤面
グランギニョル+ミラジェイド


後攻で意識すること

後攻でもとにかく烙印融合を通しに行く。ただし、その前に相手の妨害を超える必要がある。

手札の要求値は高いが、素引きやアルベル、キットでのサーチ、断罪で墓地から回収、獣ルベリオンなどで失烙印と烙印融合を揃えに行く。
特に融合派兵などでアルバスが出せる場合は、失烙印があると強力な妨害の踏み越え手段になり、融合成功時に失烙印でキットのサーチもできるため、さらに烙印融合のサーチもできる。
また、獣ルベリオンの効果は、烙印の獣を置いて除去に使うこともできる。

スプライトのようにステータスの低いモンスター主体なら、ビーステッドの打点を押し付けることもできる。


先後問わず意識すること・注意事項

ピン刺しのカードが多いので、手札や墓地だけでなくデッキの中に残っているカードの把握も重要。特にアルバス、断罪、キット、クエムが残っているかはしっかり確認すること。これらのカードは復烙印や神炎竜ルベリオンでデッキに戻す優先度が高い。

アルバス関連カードや烙印カードと違い、ビーステッドのサーチ手段は獣ルベリオンのみ。大事に使おう。

アルバス関連カードからはキットで烙印カードをサーチ、烙印カードからは失烙印か気炎でアルバス関連カードをサーチできる。

エンドフェイズに発動できる効果が多いので、毎ターンしっかり確認すること。手札コストが重いので、気炎の回収を忘れて負けたこともある。またマグナムートの処理も忘れやすいのでマーカー等があるといいかもしれない。

復烙印の効果はどちらも忘れやすいので注意。またアルベルやマスカレイドの墓地効果も覚えておこう。

ビーステッドのフリチェでの発動条件は相手の場にモンスターがいること。しっかり覚えておこう。


新制限(4月)について

獣ルベリオンを含むビーステッドが制限になり、調整は必要だが、そこまで影響はない。
ティアラメンツが減り、ピュアリィやクシャトリラなどのビーステッドが効きにくい相手が増えると思われるので、ビーステッドの枚数を減らしてもいい。また、失烙印を抜く選択もあり。
サイドのビーステッドは減ると思われるので、警戒しなくていいかも。

サンプルレシピ

新制限対応

試しに失烙印と気炎を抜いてしまい、天底の使徒を入れたもの。
先攻での天底のカードパワーは高いが、後攻では縛りが厳しい。


終わりに

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
noteを書くのは初めてなので、ミスの指摘や「こうした方が見やすい」「これも言及してほしい」などの意見は大歓迎です。また、すでに烙印を使用している方の意見もぜひ参考にしたいです。
頑張って書いたので、よかったら拡散していただけると嬉しいです。


追記

失烙印について
勘違いしていたのですが、例えば失烙印がある状況で、チェーン1のルベリオンの効果でミラジェイドを出し、その召喚時に何も効果を使わなかった場合、処理する効果がないのでその「処理後」はありません。つまり、相手に優先権が渡らず、安全に獣ルベリオンを出すことなどができます。
これはMDでも、チェーン確認をONにして、相手のモンスターの召喚時に効果を使わなかった場合、そのあとフリーチェーンの効果を発動できるタイミングはありませんでした。




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