見出し画像

【全文無料】ゼラオラVSTAR/VMAXのススメ【BOX争奪戦優勝 他】【パラダイムトリガー/VSTARユニバース環境 対応】(2023/2/5追記)

2023/6/18 全文無料(投げ銭形式)へ移行しました。

【最新追記履歴】
2023/2/5以下内容追記しました。
・9章 シティリーグ 2023 S2 結果


1.はじめに/自己紹介

こんにちは。むさし(@musashi_pokeca)と申します。
ありがたいことに、今回で6回目の記事になりますが、初めましての人向けに短く自己紹介させて頂きます。

ポケカ歴は、小さい頃やっていたのを除くと、ちょうど『タッグボルト』というパックが発売された頃(2019年1月頃)始めております。そのパックを買って手に入れた『ピカチュウ&ゼクロムGX(通称:ピカゼク)』を相棒として、以来メインデッキは『ピカゼク』一筋でポケカ楽しんで、気がつけばCレギュ落ち(2022年1月13日)までの約3年間ずっと使い続けてきたという経歴になります。
ずっと使い続けている中で、雷タイプに愛着がわいてきたこともあり、ピカゼクのスタンレギュ落ち以降は、新しい相棒の、アルセウスとカプコケコVMAX(アルセコケコ)を組み合わせたデッキを愛用して日々、ポケカを楽しんできました。
その流れもあり、アルセコケコのノウハウも取り入れつつ、今回は新しい、ゼラオラデッキを考案致しました。

2.まえがき

(1)ゼラオラデッキを組もうと思った経緯

今回、ゼラオラデッキを組んで記事も執筆させて頂いておりますが、実は元々はゼラオラを組む予定はありませんでした。
というのも、雷デッキといえば、アルセウスコケコの完成度が高く、新弾ロストアビス環境においても十分渡り歩く力があることもあり、ゼラオラ
デッキを敢えて握るという選択肢を考えていなかったことによります。
まして、無理に構築してもアルセウスコケコデッキ劣化になりかねないのでは?と考えるとアルセコケコの研究に時間を費やした方が良いのではと考えておりました。
(アルセウスコケコデッキについては、前の記事を参照して頂けると幸いです。)

では、なぜ今回組むことにしたのかというと、POKEBASEさんのチーム戦の大会に参加させて頂き、そこでの景品として、ハイクラスデッキゼラオラを貰うことができたので、せっかく手に入れたなら!!ということがきっかけでした。

※この日は、アルセコケコで参戦して勝率50%(4-4)と可もなく不可もなくでしたが、一緒に組んでくれた じぇいくん、マコトくんに助けてもらいました。ありがとうございます!!

パック開封して当たったカードなどは自分のもとに届いたのは何かしらご縁があってだろうと考える方で、当たったカードを活かしながらデッキを組むということを良くやっていて今回もその流れでやってみようとなりました。
また、ゼラオラ人気キャラということもあり、デッキを組むことに期待してくださる方が多数いたことも後押しになりましたというのが経緯になります。

(2)ゼラオラの強みとは

早速、ゼラオラを組むと決めて検討を始めたのですが、中々難航したのが、ゼラオラならではの強みを見出して、他のデッキと差別化しゼラオラデッキを組む理由を見つけることでした。

というのもVSTARもVMAXもそれぞれ比較対象として既存のカードに優秀なものがあり、単純下位互換ではないが、あえて組むというとこまでの強みを中々見出せませんでした。以下初期段階の考察で考えていたことになります。

○ゼラオラVstar
・HP270 / 上技  クラッシュビート 雷雷無 190ダメージ(+スタジアム破壊効果):
 →HP280 / 無無無 200ダメージ(+3エネ加速)のアルセウスVstarの方が優位
 →雷タイプのVstar内で比較しても HP270 / 雷無無 180ダメージ(+グッズ2枚)のジバコイルVstarの方が優位

・下技 いかずちスター  雷雷雷無 60×4 を振り分け:
   
→最大4体に60ダメージばらまける点は優秀だが、実際は4体にばらまいて使うシーンは少なく、ベンチ狙撃を狙うならエネルギーカード2枚で同じダメージ総量だせる、れんげきウーラオスVMAX、少し打点は下がるものの同じくエネルギーカード2枚でワザを打てるジバコイルVSTAR、また非Vで特性も優秀なかがやくゲッコウガを使えるパルキアVMAXキュレムVMAXデッキの方が優位。

・逃げエネ0:
→優秀は優秀なんだけど逃げエネ0だけのために組む??それなら、サンダーズVMAX組む方が、起動のしやすさも相まって、ベンチ狙撃の観点でも優位

○ゼラオラVMAX
HP320 / 下技  ダイフィスト 雷雷無 240ダメージ(+2エネトラッシュ)
→こだわりベルトでVstarワンパンできる250ダメージが出ないなら、10ダメージ低いもののほぼ同スペックで、Vも優秀なパルスワンVMAXの方が優位
→そもそも、同じ2エネトラッシュで、要求エネも無1つ分少なく250ダメージを出せる白馬バドレックスVMAXの方が優位

上技 リアクトパルス  雷雷 60×相手の場の特性持ちポケモンの数 ダメージ:
→最大 2エネで360ダメージ出るポテンシャルがあるのは、優秀ですがこの技を軸に押していくにはダメージが相手依存のため中々難しい。個人的に似たカードで、ダメージ倍率の強いシャンデラVMAXも理論上すごく強いのですが、実際は手札調整もされ中々ダメージ出せないです。

上記の観点から、ゼラオラならではの強みを中々見出せなかったのですが、一つ振り絞ってでた結論としては、VSTAR/VMAXに分岐進化できること2枚1組であるということが強みというだということに気づきました。
同じく、分岐進化できるカードとして、リーフィアVSTAR/VMAXグレイシアVSTAR/VMAXデオキシスVSTAR/VMAXがいますが、それぞれ両方採用することで対応の幅が広く強いと考えております。

分岐進化を見据えて考えた時に、ゼラオラVMAXのMAXならではの耐久力と補助ありきですがVSTARもワンパン狙える火力とVSTARによるベンチ狙撃。加えて、Tier1パルキアに優位な雷タイプという対応の広さが強みと捉えて、その強さを押していく構築を組むとコンセプトが決まりました。

(3)アルセウス軸とした経緯

ゼラオラの強み・コンセプトが定まったところで、次にエネルギー加速の方法として何を軸にデッキ構築をするかの検討に入りました。
雷デッキにおける主要なエネ加速手段としては、主に以下5つあり、
それぞれの考察は以下の通りになります。

①:モココ(エレキダイナモ)軸
→ハイクラスデッキとセットで入っておりまっすぐ考えるならモココ軸。
 ただ、エネ加速要求に向けたカード条件が比較的ハードルが高く、安定構築が作りにくいです。ということもあって、モココ軸なら非Vのゼクロムなどで回す雷バレットの方が優位で、アタッカーが進化ポケモンとの相性が悪いと考えています。また、ゼラオラVMAXのダイフィストでエネトラッシュした後ベンチに下がらないと再度エネ加速できないというのも相性が良くないため不採用としました。

②:マルマイン(エネエネはつでん)軸
→モココと比較すると、ベンチのビリリダマがマルマインに進化することだけがエネ加速条件であり、要求も低めなのでモココ軸より相性が良いです。
ただ、マルマイン軸で組むなら、エネエネはつでんによるサイド謙譲もメリットに変えるカプコケコVMAXを使った方が強いため不採用としました。

③:スパーク,ターボパッチ軸
→条件は、トラッシュに基本雷エネを落とすことのみで比較的こちらも手軽ですが、コイントスの50%外すとゲームにならないため不採用。(スパークに至っては、更にベンチ限定)

④:パルスワンV軸
後1そうでんによる加速は、要求も比較的低く優秀なのですが、パルスワンVMAXとゼラオラVMAXが上記の項目で書いた通り、若干キャラかぶりしていることからあえて、ゼラオラVMAX採用しなくても?となったため不採用
(パルスワンVMAX+ジバコイルVSTARとかの組み合わせの方がしっくりくる)

⑤:アルセウス軸
→パルスワン軸と比較すると後1の場合、ダブルターボエネルギー要求で少しハードルは上がるものの、先2からVSTARに進化してダメージ与えながらエネ加速できる可能性があることや、VSTARパワーのスターバスによる安定感は随一であるため結果採用

結果として、アルセウスコケコと同じ、モココ不採用のアルセウス軸による構築となり世間のゼラオラデッキと少し変わったアルセウスゼラオラデッキが誕生しました。

3.記事の前提

(1) 記事執筆当初の前提

2章のまえがきに書いたとおり、今回アルセウス軸のゼラオラを検討し、いくつか工夫点を組み込み仕上げたデッキで、先日、BOX争奪戦の自主大会に参加し、運良く5連勝して優勝という結果を残すことができました。

その翌週の交流会では、プレミありつつですが勝率5分(合計4-4)だったりとまだまだ粗削りな部分もあるものの、環境デッキとわたりあうパワーを持ったデッキに仕上がったとは、自負しており今回以下の様な方を対象に今回記事にまとめさせて頂きました。

・雷タイプの新しいデッキを組みたい方
攻撃的(アグロ)なデッキが好きな方
→個人的には、攻めのゼラオラ / 守りのコケコ という位置づけに落ち着きました。
・闘タイプに不利なデッキを許容できる方(気持ち程度の対策はしてますが、デッキパワー落としてまでの対策はされていないです)
ゼラオラが好きでゼラオラデッキを組みたい方
・パルキアを倒したい方(カプコケコVMAXのマヒは、パルキア戦不要であることから純粋にゼラオラの方が対水タイプにおいては優位です。)

などなど

(2)記事初稿から約4か月後の前提(2022/11/27追記)

本デッキを構築して、煮詰めてきた中で、環境も大きく変遷していく中でデッキレシピも多く変わってきました。
その中の一つ構築当初と大きく変わっている点は、ゼラオラVSTAR不採用の型となっております。

上記のリストは、2022/10/10 白熱のアルカナ環境終盤(パラダイムトリガー手前)におけるデッキレシピになります。この時点でも既に、記事初稿当初からレシピが変わっておりますが、パラダイムトリガーを環境に入るとさらにレシピが変わっております。
本記事は、最新の情報をお伝えすべく、環境ごとに何度も記事の追記を繰り返しておりますが、記事に追記を繰り返した弊害として、記事の中で矛盾をいくつも孕んでしまっている状態になっております。例えば、2章まえがきで記載した『ゼラオラの強み』は、『Vmax/VSTAR両方分岐できる』強みがあるということをゼラオラVSTAR不採用としていることで放棄している構築になっています。(ただ不採用だとしても、両方分岐進化できることのメリットは一部受けていたりするのですが・・・この点は後程触れたいと思います。)
その他にも、強く推していたカードが最新のレシピでは入っていたり、逆に当初否定気味だったカードが逆に採用されていたりもしますが、
その時々/環境での最善を目指した結果と捉えてご了承の程よろしくお願い致します。

以降は、有料記事部分になります。
よりゼラオラデッキのことを知りたい人向けのコンテンツとなっており、ここまでの前提を読んでより詳しく知りたい方にご購読頂けると幸いです。

4.デッキコンセプト解説(2022/11/27 補記)

本章以降、記事初稿当初からの解説が続き、各章で記事の前提で書いた通り、矛盾が発生してたりする箇所もございます。そのため、最新のパラダイムトリガー/VSTARユニバース環境の解説を9章にまとめましたので、最新の内容がわかれば良い方は、いきなり9章まで読み飛ばして頂いても問題ございません。

記事購入ありがとうございます。早速デッキコンセプトの解説に入っていきますが、まずはベースのデッキレシピを以下の通り掲載します。

デッキコード:kkvkV1-WquFwg-dfwVFf

デッキの特徴としては、
相手のバトル場/ベンチをアグレッシブに攻めていくこと。
そのため、バトル場は、ゼラオラVmaxの240ダメージの基本ダメージをこだわりベルト、ダンデ、かがやくルチャブル、ガラルジグザグマで補い、HP280のVstarやHP330のVmaxポケモンを取っていく。
ベンチについては、ゼラオラVstarのいかずちスターで圧をかけつつセイボリーを打ち込むことで、フィオネ要求まで含めるとベンチ3枠つぶすことで盤面崩壊を狙っていきます。

また、今回の一番の工夫点としては、『れんげき』ポケモンであるエンペルトVと合わせてスターター収録ではない『れんげき』ポケモンのゼラオラVを採用することで、らせんぎり→クロスフィストの裏コンボも組み込めより攻撃の幅が広がったのが特徴になります。
(さらに、エンペルトV・ゼラオラVがみずの塔対応ということもあり、コケコVの優位点である逃げエネ0を疑似的に体現できるのも優秀です。)

特に、コンセプト上自然なかたちでエンペルトV採用できましたが、れんげきコンセプト抜きでも環境的に刺さりが良く、後述の章で詳しく解説いたします。

5.デッキレシピ解説

デッキコンセプトを解説させて頂いたところで、改めてデッキレシピを再掲した上で解説に入っていきます。
なお、本章では環境ごとのデッキレシピが続くため最新のデッキのみわかれば良い方は、途中の項目は読み飛ばしてもらって大丈夫です。

(1)2022/7/11 BOX争奪戦デッキレシピ  

デッキコード:kkvkV1-WquFwg-dfwVFf

【ポケモン:17枚】
○アルセウスV 3枚 /アルセウスVstar 2枚
デッキの起動軸。先攻ならVstarに進化して先2トリニティノヴァ・後攻なら後1トリニティチャージから入っていきたいため1ターン目に必ず置きたいポケモン。アルセウスVは、4/3枚採用とどちらもメリデメありますが、他枠優先と後半の死に札を減らす方を優先して、3枚採用にしました。

○ゼラオラV(れんげき) 3枚
ハイクラスデッキに入っているゼラオラVとの選択。
検討当初、バランス良く2-1採用していたのですが、エンペルトV/みずの塔との相性を加味して全てれんげきのゼラオラVに寄せました。

○ゼラオラVmax 2枚 / ゼラオラVstar 1枚
メインコンセプトであり、欲張りにVmax・Vstar両方採用し、柔軟に対応できるようにしているもののアルセウス軸で、Vstarパワーは、スターバースに使うことが多く、使用頻度の多いVmaxを2枚採用としてます。

あと、ゼラオラVmax/ゼラオラVstarそれぞれ特徴的なワザであるリアクトパルス・いかずちスターについては、使用上の注意点があるためここで補足しておきます。

・ゼラオラVmaxのリアクトパルス注意点
→相手の場のとくせいをもつポケモンの数だけダメージということで、頂きへの雪道が貼られている場合、ポケモンV/かがやくポケモンの特性は無くなっておりダメージが増えないです。

・ゼラオラVstarのいかずちスター注意点
→れんげきウーラオスのキョダイレンゲキと違い、バトル場のポケモンに対しても弱点計算しません。(バトル場のパルキアVstarを3回、ベンチのメッソンを1回対象にしてもパルキアVstarに180ダメージしか入らずサイド3枚取りといったことはできません。



○エンペルトV 1枚

役割が多くいぶし銀的なポジションの一枚。
簡単に役割を列挙すると以下の通りになります。

ミルタンク突破用
エンペラーアイによる特性ロック(※1)
・弱点分散
ゼラオラVのクロスフィストのトリガー(※2)
・みずの塔対応で逃げエネ0ポケモン

※1:エンペラーアイによる特性ロックが環境的にかなり刺さっており、主要なデッキに対して以下の特性を封じ込めます。
・ギラティナ/ロストバレット:キュワワー、ウッウ
・キュレム:ヤレユータン
・ターボパルキア:ミュウ(ふしぎなしっぽ)
・ゾロアーク 他:ディアンシー(ボスの指令使えるようになる)
・レジギガス:レジギガス
・ルナソル:ソルロック
・マッドパーティ コイキング ミカルゲ 他:メタモン

特に最近流行っているロストバレットについては、キュワワーでロスト枚数を稼ぐことができず、アクロマの実験で何とかロスト4枚ためても、ウッウの特性も止めて、おとぼけスピットが0エネで打てないといった状況を作り出し、エンペルト1枚で完封できる可能性があるほど刺さりが良いので環境的に追い風です。

ただし1点弱点としては、ルールを持たないたねポケモンが対象ということで、かがやくポケモン(ゲッコウガ、リザードン・・・etc)の特性は封じることができないので注意が必要です。

※2:特性ロックしつつ戦う時に裏の選択肢として、コンセプトの章にも書いた通りゼラオラVのクロスフィストにつなげて戦うこともできる点が優秀です。この選択肢があることで、相手にマナフィ要求させることができるだけでも役割として十分です。

上記の様に、役割多く特性ロックと逃げエネ0にできることもあり、比較スタートしても嬉しいポケモンであることから、大会時の上記レシピでは、1枚採用としてますが、現状は、2枚採用で運用しています。

○ネオラントV 2枚
サイド落ちしたくない、かつ1試合中2回(主に、後1安定のための冒険家の発見やネズを 終盤、ツツジor詰めのボスを持ってくる)使いたいことが多く、ネオラントVスタートのリスクを冒しても2枚採用が使い勝手も良くおススメです。

○クロバットV 1枚
主な役割としては、先1手貼り用のエネを引き込むのとネズで持ってこれるドローソースというところになります。
基本的に、ベンチを絞りたいパルキア戦以外では、出し惜しみせず使っても大丈夫です。

○ガラルジグザグマ 1枚
このデッキの微妙に足りない打点を補おうのに便利な1枚。
ポケモンV,Vstarを狙うのに主に以下のラインで役に立ちます。
・180+30+10=220ダメージ
 →ダブルターボトリニティノヴァ+こだわりベルト+ジグザグマ
・240+30+10=280ダメージ
 →ダイフィスト+こだわりベルト+ジグザグマ

ネズで持ってこれるポケモンその2にもなったりします。

○かかがやくルチャブル 1枚
攻撃的なデッキということで、ゼラオラVmaxの強みを最大限活かすために理論値で相手のVmax突破できるように採用しました。
・240+30+30+30=330ダメージ
 →ダイフィスト+こだわりベルト+ダンデ+かがやくルチャブル

ただ、現状Vmaxがそこまで流行っていないことから利用シーンが限定的ということもあり、
汎用的に役割多いかがやくサーナイトに差し替えて運用中になります。
(本当は、両方採用したいところですが・・・)

【グッズ:14枚】
○クイックボール/ハイパーボール 各4枚
クロバットVやネオラントVを持ってこれるように手札にタネポケモンを持ってこれるボールとして各4枚ずつ最大数採用。デッキ枠捻出の際に、ボールの枚数減らしたくなりますが、減らすとだいたい事故りやすくなるのでここの枠は死守したいところです。

○しんかのおこう 1枚
ボールのかさ増し枠。進化ポケモン0コストで持ってこれるのはやっぱ優秀です。

ヒスイのヘビーボール 1枚
ピン刺しポケモンも多く、サイド確認も簡単になることから採用してみた1枚。ただ、実際使ってみるとうらこうさく軸ではないため、欲しいタイミングに中々持ってこれなく有効活用できない試合が多い。かつ、なくても大体何とかなることから現状は、この枠をエンペルトV2枚目に差し替えてます。

○ポケモンいれかえ 1枚
主に、先2・後1で、アルセウス以外のポケモンからスタートした際に入れ替える用途。サイド落ちケアで2枚入れたいところですが、後述のみずの塔でも同様の役割がこなせることが多いため、1枚採用としております。主にクロスフィストの有効活用という観点で、あなぬけのヒモに差し替えるのも良いと考えます。

○ともだちてちょう 1枚
ピン刺しサポートが多く、序盤ハイパーボールのコストにしたりした際のケア様に採用。ただ、引き込みたいタイミングでて引き込むのが比較的難しいこともあり、このデッキは、博士の研究の採用を絞っており、巻き込みでサポートを落とすことも比較的に少ないことから、他のカード(主にサポート)に差し替えるのも良いかと考えています。

○こだわりベルト 2枚
攻撃的なデッキということで、厚めの2枚採用。アルセウス/ゼラオラに貼ってきっちり、V・Vstarポケモンを取っていきたいところです。

【サポート:13枚】
○博士の研究 1枚
最強サポートだが、ピン刺しカードも多く使うのをためらう場面も多く、冒険家の発見/ネズで必要札を確定で引いてくるためにサポ権を使うことが多いため、利用シーンが限定的なため1枚採用。

○マリィ 2枚
序盤にかさついたが、トラッシュに送りたくないカードを山に戻したり、相手の手札干渉するのに使う潤滑油的なサポート。博士の研究より使うシーンが多いため2枚採用。

○セイボリー2枚
コンセプトとして、ベンチにプレッシャーをかけるのに一役かってくれるサポート。いかずちスターorクロスフィストをちらつかせながら打つと強力なため強気の2枚採用としました。
ただ、汎用性高めるためにセイボリーを1枚採用にして、マリィの3枚目などに差し替えるのも良いと考えます。

○冒険家の発見 2枚
主要なカードがポケモンVで構成されているため序盤に使えると盤面作るのに非常に便利なカード。
積極的に使っていきたいため2枚採用

○ボスの司令 2枚
標準3枚と考えてますが、ダンデを採用することで、ボスが必要とされる場面が少し減るかと考え、ボスの指令→ダンデに差し替える形で2枚採用。ただ、感覚としてできれば3枚欲しいと感じるので何かしら枠を作って増やすのも良いと考えます。

○ネズ 1枚
ダブルターボ持ってこれて、おまけにクロバットVorガラルジグザグマもついてくる便利なサポカ。このカード1枚で、後1トリニティチャージを打てる確率が格段に上がるので重宝してます。2枚採用でも良いですが枠の兼ね合いで1枚採用。

○メロン 1枚
エネの手貼りが遅れたりした際に、盤面にエネがない状態から手貼り権+1エネ加速で復旧する手段が必要であり、その役をかう1枚。この枠は、キバナとの選択になりますが、きぜつしないでも使えることとエネ加速したい先がポケモンVに限られることから今回はメロンを採用しています。

○ツツジ 1枚
基本、サイド先行で押し切っていくことをコンセプトにしていたため比較的受け寄りのツツジの採用を見送っていたのですが、自分が後攻でどうしても1ターン稼ぐ必要がある際に使うため採用しました。
特に、うらこうさく軸相手には、マリィだと終盤当たり札の多さから刺さらないことも多いためネオラントVなどで必要なタイミングで引き込めるデッキには刺していきたい一枚だと考えています。

○ダンデ 1枚
主にゼラオラVmaxの打点押し上げようの1枚。かがやくルチャブルの項目で書いた330ダメージは、上振れになりますが、Vstar相手に、ダブルターボダイフィスト+こだわりベルト+ダンデで280ダメージが出せるのも1つポイントになります。

【スタジアム:3枚】
○みずの塔 2枚
このデッキは、序盤ネオラントVやスターバースを使って動くことが多く、頂きへの雪道が重いこともあって、スタジアムの採用は必須になり、何採用しようかと考えた際にひらめいた1枚です。
エンペルトVとゼラオラVの逃げエネが0になることで、アルセウスコケコデッキの強みを疑似的に享受できることと相手に基本有利に働かない(メッソンの逃げエネ0になるくらい)ので、気軽に貼れて使い勝手は良いです。

○頂への雪道 1枚
自分の攻撃で押し切るのに、不要と最初判断していましたが、ツツジと同様どうしても1ターン作らないといけない時に役立つため1枚採用しました。主に、キュレム戦、ミュウ戦で使っていくのですが、虎の子の1枚なので、マリィorツツジと合わせて使っていく動きが基本になります。


【エネルギー:13枚】
エネは合計13枚採用とと多めですが、先1での手貼りに重きを置いてることと、エネの消費が激しいことを意識した枚数になってます。なお、枠との兼ね合いですが14枚にしてもよいかと考えています。

○ダブルターボエネルギー 4枚
アルセウスの起動にはもちろんですが、エンペルトV・ゼラオラVがダブルターボ対応していることやゼラオラVmaxのダイフィストエネトラッシュコストにダブルターボ1枚で対応できること。また、にげるエネルギー2以下のポケモンでデッキを構成しているのでにげる用エネルギーとしても結構使い重宝します。役に立つ盤面が多く、最大数4枚採用としていますが、後述の基本エネルギーの枚数がもう1枚多くても良さそうな感触があるため、エネルギー枠内で調整するなら1枚基本エネに差し替えも良いかと考えます。

なお、このダブルターボエネルギーとの相性の良さもあり、アルセウス軸で組もうというコンセプトの後押しにも実はなっておりました。

○基本雷エネルギー 6枚
ゼラオラ2体起動していくには、少し攻めたギリギリの採用枚数になります。初ターンのアルセウスへの手貼りが雷エネルギーになったり、サイド落ちで1,2枚落ちるだけで残り枚数4,5枚となって残りの雷エネルギーの数に気を配るのが大事です。ということもあり、使い勝手考えると雷エネルギーもう1枚ある方が良いかと考えます。

○基本水エネルギー 3枚
エンペルトVで使う用、およびメロンでの加速用。ハイパーボール等でエネルギーをコストにトラッシュはあまりしたくないですが、1枚トラッシュに落としておくとメロンでの加速がいつでもできるので、落とすなら水エネルギーを優先しましょう。
なお、裏の選択肢としてネオラントVのアクアリターンにも使え、使用頻度は低いですがまれに役に立ちます。

以上デッキ解説になります。
解説の記載の通り、好みに合わせてカスタマイズする要素はまだまだあるため皆さんの好みで次の章の採用候補カードを参考にぜひアレンジしてもらえればと思います。

なお、ご参考で大会後の使用感を踏まえて調整した現段階のレシピも以下に貼っておきます。(まだ調整中ということもあり、デッキ改悪となっている可能性もあることはご了承ください。)

デッキコード:Fkkk5k-oIYTR9-Fdkkbk

BOX争奪戦デッキレシピからの変更点
○out
・しんかのおこう(1→0枚)
・ヒスイのヘビーボール(1→0枚)
・かがやくルチャブル(1→0枚)
・セイボリー(2→1枚)

○in
・エンペルトV(1→2枚)
・かがやくサーナイト(0→1枚)
・マリィ(2→3枚)
・基本雷エネルギー(6→7枚)


(2)2022/8/11 かつた杯 デッキレシピ(ロストアビス環境) (2022/8/11 追記)

ゼラオラデッキの調整もBOX争奪戦後からも続けており、いくつか6章で紹介する採用候補カードも組み込みつつチューニングしております。

上記は、直近参加した8/11 かつた杯での戦績。
2戦目のギラティナ戦は、相手のサイドが4の状態でネオラントVかららツツジ持ってきて使えず1ターン渡してしまった、かつ次のターンツツジでエネ持ってこれたら勝ちだったところ持ってこれずのプレミで負けたのもありつつですが、ぼちぼちの個人戦績は収められています。
この大会で使ったデッキレシピは、以下の通りになります。

デッキコード:xDxY8c-U1JNXL-Gcxxa8

BOX争奪戦(改良版)デッキレシピからの変更点
○out
・ともだちてちょう(1→0枚)
・冒険家の発見(2→1枚)
・セイボリー(1→0枚)
・ダンデ(1→0枚)

○in
・しんかのおこう(0→1枚)
・ロストスイーパー(0→1枚)
・ボスの司令(2→3枚)
・カイ(0→1枚)

チューニングポイントとしては、最大値を落としてでもデッキの安定感をあげ平均値をあげることを目指したものになります。
(例:セイボリーはあると便利だけど使う頻度は少なめ。具体的に積極的に欲しい場面は、レジギガスやミュウといった対面になるけど、環境のシェア的に控えであったり、ゼラオラVstarのいかずちスターと合わせて使いたいがゼラオラVstar自体使用頻度は低め。当初のコンセプトからは少し矛盾しますが、他の使用頻度の高いカードを優先するためボスの司令に差しかえようといった具合です。そういう意味では、使用頻度の比較定期低いゼラオラVstar自体も今後の調整では抜けてくるといった可能性も見えてきたりします。)

どの断面のデッキにもそれぞれ良さがあるので、好みに合わせて使って頂ければとます。また、引き続きチューニング続けていきますので、結果を残せたレシピができましたら本noteに追記させて頂きます。


(3)2022/9/10 BIGMAGIC CS デッキレシピ(白熱のアルカナ環境)(2022/9/12追記)

ゼラオラが登場して2か月。新拡張パック『白熱のアルカナ』が発売して、いよいよ2023CL横浜の環境が整ったということで、前哨戦のBIGMAGIC CSに参加してきました。(余談で横浜CLは、0回戦落ちしたため、前哨戦ではなく実質本番ではありました・・・)

結果は、3-3で可もなく不可もなくといったところですが、じゃんけん1-5で先攻1回しか取れなかったことと、マッチングも先攻取られると少し厳しめのゾロアークVSTARがまさかの5戦ということ考えると及第点だったかなと考えています。

この大会で持ち込んだレシピについて、上記の通りの結果ではあるものの感触は結構良かったこともあり、CL横浜にはだいぶ期日が短いですが、後のシティリーグまで見据えても使えると考え、デッキレシピについて解説していきます。レシピは、以下の通りになります。

 デッキコード:9g6gng-GLkdfi-ngHP6L

かつた杯 デッキレシピからの変更点
○out
・ゼラオラVstar(1→0枚)
・ネオラントV(2→1枚)
・ボスの指令(3→2枚)
・ツツジ(1→0枚)
・ダブルターボエネルギー(4→3枚)
・基本雷エネルギー(7→6枚)

○in
・ふうせん(0→1枚)
・セイボリー(0→1枚)
・セレナ(0→2枚)
・Vガードエネルギー(0→1枚)
・基本水エネルギー(3→4枚)

今回のデッキチューニングポイントの主なポイントは、以下の通りになります。

①:新カードの組み込み
白熱のアルカナで登場したカードの内、『Vガードエネルギー』、『セレナ』を今回デッキに組み込みました。
・『Vガードエネルギー』は、主にギラティナ対面を意識して、アルセウスVSTARが280ダメージを耐えることができるようにと採用してみましたが、ゾロアーク対面でも役に立ち中々使い勝手が良かったです。
・『セレナ』については、序盤腐りがちな『ボスの指令』に対して、ドローサポートにもなることができるということで、後述の序盤の安定感を押し上げるカードということもありこちらもコンセプトにあっており実際こちらも感触が良かったです。

②:環境デッキへの対策
流行しており、少し厳しい対面であるアルセギラティナやレジギガスを対策するためにVガードエネルギーやセイボリーを採用して、環境に合わせたチューニングを実施。

:安定感のより追及
CLを見据えての構築で考えた時に序盤(特に先1,後1)の安定感をあげて事故しないことが最優先だと考えました。そのため、ボール系グッズやエネルギーの枚数は減らさずに、デッキパワーの最大値は落ちるもの使用頻度を考えて序盤に使えないカードを厳選し差し替えました。

上記コンセプトを踏まえて以下の理由から各カード抜き差しを実施しました。
(基本どのカードも枠があれば入れたいカードのため好みで残すのは可)

<outカード>
・ゼラオラVSTAR
 →逃げエネ0は優秀で、いかずちスターの裏の選択肢は強力であるものの基本使うVSTARパワーは、アルセウスのスターバスであることと、明確にこの対面では使うといった場面はないことから出番が少ないため入れ替え対象としました。

・ネオラントV(2枚目)
 →アルセウスV,ゼラオラV3枚とアタッカーたねポケモンを絞っている関係で、若干スタートしたくないポケモンのスタート率は高めであったこと、終盤引きたいベンチを呼ぶサポートの総数を増やせたこと。終盤に使いたい後述のツツジを抜いたため、終盤のネオラントVの価値を少しだけ落とす構築としたことから泣く泣く抜きました。

・ボスの指令(3枚目)
   →セレナの登場との入れ替え。3枚全部入れ替えるとレジギガスやロストバレット等不自由な対面も多々あることから最低限の1枚入れ替えとしました。

・ツツジ
 →終盤のツツジが、主にミュウで採用している『セレナ』やレジギガスの『ギフトエネルギー』といった環境デッキに少し刺さりにくく価値が落ちている印象。終盤、使いたいサポである『ボスの指令/ツツジ』の枚数を厚くすることと少し終盤は弱いけど相手の手札干渉は、マリィで代用できると考えました。

・ダブルターボエネルギー(4枚目)
   →抜いたカードの中で、唯一初動の安定感を落とす方向のカードではありますが、入れ替え先のカードがVガードエネルギーでエネルギーの総数をかえてはおらず、2ターン目にスターバース込みでトリニティノヴァ打てれば良いと考え割り切りとしました。

・基本雷エネルギー(7枚目)
   →
ゼラオラVSTARを抜いたことで、雷エネルギーの依存度が少し下がったため、エンペルトVやメロンとの相性も考え、水エネルギーと差し替えを行っています。

<inカード>
・ふうせん
  →エンペルトVでスタートして押し付けたい対面が多く、エンペルトVをベンチに入れ替えらるカードを増やしたいため採用。ここは、ポケモンいれかえ2枚目かあなぬけのひもでも良く好みで変えても良いと考えます。

・セイボリー
 →
主にレジギガス対策。他にも、環境デッキのパルキア・ミュウ・裏工作アルセウスなど、ベンチを広げるデッキには使える場面があることと、最低限ではありますが、ドローサポートとしての役割も持てることから採用。

・セレナ(2枚)/Vガードエネルギー/水エネルギー
 →上述の内容で充足しているため割愛

上記の通り、1枚のカードの抜き差しではなくデッキ全体のバランスを見て
調整を行ったデッキレシピになります。細かい解説等までは、記載できていないと考えているため気になる点ありましたら気軽にご連絡ください。
また、デッキを更新しましたら本noteに引き続き追記させて頂きます。



(4)2022/9/24 ペアかな杯(個人全勝) デッキレシピ(白熱のアルカナ環境)(2022/9/25追記)

CL横浜終わって、ゼラオラの活躍があまりなかったこともあり、活躍させてあげたいという思いと、10月に入ったらいよいよシティリーグが始まるということもあって、ポケカに燃えてる日々です。

そんな中、一緒に雷タイプを日々研究しているわか(@waka_pokeca)くんに誘ってもらって2人一組のチーム戦であるペアかな杯(※)に参加してきました。
※:この日の参加チームは、16チーム。上位4チームが決勝トーナメント進出の規模でした。

結果は、個人6-0 チーム4-2の3位。若干苦手なミュウ戦は、お相手大事故だったり運に助けられている部分もありますが、中々上出来な結果を残すことができました。現状の環境でも勝てるデッキレシピができたということで、前回リストからはマイナーチェンジになりますが、更新させて頂きます。レシピは以下の通りになります。

デッキコード:fVvkFd-LCMHrO-vbkwkk

BIGMAGIC CS デッキレシピからの変更点
○out
セイボリー(1→0枚)
冒険家の発見(1→0枚)

○in
チェレンの気配り(0→1枚)
・セレナ(2→3枚)

今回抜いた、セイボリー、冒険家の発見のどちらもタイミングよく使えると強力ですが、使用頻度となくても何とかなると考え、今回はチェレンの気配り、セレナ(3枚目)を採用致しました。
なお、改めてになりますが抜いたカードも基本枠があれば入れたいカードのため好みで残すのは良いです。以下補足になります。

<outカード>
・セイボリー
元々、採用したのがレジギガスが増えてきたことで厚く対策したいという理由でしたが、思ったよりはシェアが伸びていないという状況と採用スタジアムがポケストップの型もでてきて、エンペルトVだけでもある程度対策になることを鑑みて抜く判断を致しました。
もちろん、このデッキは純粋な縦引きサポートの採用枚数が少ないことから、最低限の縦引き3ドローとしての役割や、レジギガス以外でもミュウ、パルキア、ロストバレット、アルセウス裏工作 等 ベンチを広げるデッキにタイミング良く打ち込めれば効果的だったりするため環境を見て再度デッキに組み込む可能性は大いにあります。

・冒険家の発見
序盤に引き込めると非常に強力で後1に使っていきたいサポートですが、逆に中盤以降はあまり活躍の機会がないこと、ロストバレットやギラティナ対策でマリィ採用しているデッキも多く、せっかく持ってきたアルセウスVstarが流されてしまうことがしばしばあることカイでも進化ポケモン持ってきたい時などは代用可能であることから今回抜く判断を致しました。

<inカード>
・チェレンの気配り
流行りのロストバレットが中打点であることやVガードエネルギーの登場でワンパン耐えることが増えてきて、採用価値が上がってきたと考えております。主な役割としては、ダメージ回復になりますが、それ以外にもアルセウスVstarについてる、Vガードエネルギ、ダブルターボエネルギー、こだわりベルトの使いまわしが便利で実質ドローサポート的な使い方もできるのが好感触です。もちろん、どんな場面でも使えるサポートではないため事故率を多少なりとも押し上げるカードにはなりますが、得られるリターンと天秤にかけも採用して良かったと思える1枚です。

・セレナ(3枚目)
セレナを使い始めて、ボスにもドローサポートにもなるという使い分けが好感触で採用枚数を増やしました。特に、序盤ボスの指令では事故負けとなってしまうところを回避できる可能性があることが非常に好印象です。
前回のデッキレシピで、ネオラントVの採用枚数を2枚から1枚に減らして、ベンチのポケモンを呼ぶサポートへのアクセスが少ししにくくなった構築になりますが、現状の構築だと5枚(セレナ3枚、ボスの指令2枚)と厚めに入っていることから引けなくて困るといった場面はあまりない印象です。枠が捻出できれば、4枚採用も視野にいれて今後考えていきたいと思っています。
なお、1点注意としては、ではボスの指令を全部抜いてセレナにするかとなりがちですが、ロストバレット等でマナフィを呼び出したい場面などボスの指令がほしい場面はあるためボスの指令全抜きは現状はあまりお勧めしないです。(デッキや環境にもよるところは大きいですが)

以上が簡単なデッキの変更点の解説になります。また、デッキを更新しましたら本noteに引き続き追記させて頂きます。

(5)2022/10/10 シティリーグS1 デッキレシピ(白熱のアルカナ環境)(2022/11/27追記)

3章記事の前提で触れた内容になりますが、記録としてシティリーグS1に持ち込んだデッキレシピを本項にも再掲致します。

解説は割愛させて頂きますが、デッキの完成度は中々高く、安定感も比較的高いデッキに仕上がったと自負がありました。が、この日の結果は、3-2。負け試合は、比較的不利対面+クロバットVスタート+手札渋めで思うような動きができなかったため持ってない日だったなと振り返ると思います。

なお、2023シーズンからCSP獲得者すべてのデッキレシピが公開されるようになり、25位ながら10pt獲得できたことから以下のURL先で公開されていました。(デッキレシピを一般公開しようと思うきっかけでもありました。)

https://players.pokemon-card.com/event/detail/31581/result


(6)2022/11/20 パスタ杯デッキレシピ(パラダイムトリガー/VSTARユニバース環境)(2022/11/27追記)

シティリーグS1を早々に終えた後も黙々とゼラオラデッキを煮詰めてました。その結果、パラダイムトリガー発売後激変したルギア環境に対しても順応すべく奮闘していたところ、リリカさん(@happy5894)主催のパスタ杯にて優勝することができました。

また、この日のデッキレシピは、以下の通りになっております。

デッキコード:kVkvfk-ziLQkF-kVvbVF

この日は、8戦してたまたまルギア対面1回だけでしたが、ルギア環境を意識したデッキレシピになっております。詳細については、9章でまとめて解説させて頂くこととし、本項では割愛とさせて頂きます。

6.その他採用候補カード一覧(2022/8/11 追記)

7/11 BOX争奪戦時には、枠との兼ね合いで上記リストには入っていないが、その他採用候補となるカードをこの章で紹介させて頂きます。(8/11版のデッキにはいくつか採用されています。そのあたり調整でカードの出入りがあることを理解頂ければと思います。)

(1)ポケモン

○ヒスイジュナイパーV /  ヒスイジュナイパーVstar
・実は、アルセウス軸のデッキは中打点メインで、裏工作アルセウスから飛んでくるチェレンの気配りが重く、闘弱点で突破できるヒスイジュナイパーVstarは、対策として有効札になります。加えて、ヒスイジュナイパーVは、ミルタンク突破対策にも有効であり、アルセウス/カプコケコデッキでは大変お世話になっているカード。ただ、今回のゼラオラデッキにおいては、ゼラオラVmaxで280ダメージ以上を出して、アルセウスVstarを突破可能なこととエンペルトVでミルタンクは突破可能なことで採用を見送っております。

○ドラピオンV(ワイルドスタイル)
・ミュウVmaxは、少し重い対面のため対策として有効な1枚。ネズから持ってこれる点もポイントが高いです。ただ、現状のミュウのシェアがそこまで多くないことと、雪道+マリィorツツジ、(+αでかがやくサーナイト)によりある程度の対策ができていると考えています。

ライコウV
・主に、パルキア対策として、有効な1枚。アルセウスからのエネ加速先をベンチの雷ポケモンに2-1で分けて加速した後、2エネ加速した方を取られるとベンチに残ったポケモンは、エネ手貼り加速のみを考えると2エネ(ダブルターボ対応の場合のみ3エネ)で返し起動する必要があり、その役を買ってでておりました。ゼラオラデッキにおいては、ゼラオラVmaxが、雷2エネのリアクトパルスを持っており、同じ役を買ってでることができます。
※パルキアVstar+特性持ち2枚で180ダメージ(弱点込みで360ダメージ)。ベンチの雷ポケモン取る火力を出す状況で、ベンチ絞るのは中々厳しいと考えます。万が一、特性持ち2枚に絞られたときは、ダンデorこだわりベルトで150ダメージ(弱点込みで300ダメージ)で突破しましょう。

○バケッチャ
・アルセウス軸かつ、ネオラント/クロバットも積極的に使っていくことから雪道の刺さりは重いことが多く、対策としてできれば採用したいカード。ベンチ枠を色々使いたいこともあり、今回は採用していませんが雪道が環境的に流行って重くなったら採用するのは大いにありだと考えます。

○かがやくゲッコウガ
・本デッキは、エネルギー13,14枚構築と比較的多めであり、ボールが2ドローに変換できるゲッコウガの相性は良いと考えます。ただし、他のかがやく枠と比較すると、ルチャブルorサーナイトに軍配が上がります。なお、後述のサポートの項目で取り上げる『カイ』を採用する場合は、持ってくる水ポケモンの択が増えることから1段価値が上がると考えております。

(2)グッズ

○ロストスイーパー
バケッチャの項で記載したとおり、雪道が重いデッキのため、スタジアムを割ることができるカードは採用していきたいところ。加えて、ポケモンのどうぐも割ることができることから、大きなおまもり、タフネスマントを付けたV/Vstar/Vmaxを突破する際にも有効で相性は良いです。また、トラッシュするカードをロストゾーンに送るのも、本デッキの不要札筆頭である、だぶついたポケモンをトラッシュに送ることなくやまびこホーン対策になるため、地味にポイント高いです。
なお、懸念としては、欲しいタイミングに持ってきにくいためしっかり使っていきたい場合は、カイと合わせて採用していきたいところです。

タフネスマント
エンペルトV、ゼラオラVがアタッカーとなることからあると便利な1枚。

○あなぬけのヒモ
・ポケモンいれかえとの択のカード。ゼラオラVのクロスフィストと相性が良く最大値を見るなら採用したい1枚。ただ、一方で相手のバトル場のポケモンがベンチに変えられると困ることも良くあり、ここは使ってみて自分のプレイスタイルに合わせてどちらを採用するか検討するのが良いかと考えます。

○ふつうのつりざお
進化先の巻き込まれトラッシュや終盤のエネ切れガス欠を解消してくれることから痒いところに手の届く1枚。あると便利なのは間違いないですが、サポ配分で博士の研究を1枚に抑えていることや、エネの枚数を厚めにしていることから採用を見送っています。

(3)サポート

・カイ
ポケモンいれかえ、ボール、こだわりベルト、ともだちてちょうと序盤から終盤まで腐らないサポート。持ってくる水ポケモンにエンペルトVも選べるのもよいです。

・キバナ
メロンとの択。きぜつした時限定ではありますが、トラッシュにあるエネルギーが基本雷エネルギーでも良いのここも好みで採用有無を検討して良いと考えます。

(4)スタジアム

○崩れたスタジアム
ベンチ枠にプレッシャーを与えることのできるスタジアムとして、注目したカード。実際に使ってみると役割を果たせるものの、自分自身ベンチをフルに使っていきたいことから使いにくさを感じて不採用に。
崩れたスタジアムが一番有効なレジギガスに対しては、エンペルトV+ゼラオラV+セイボリーである程度やれることも要因の一つになります。

○トレーニングコート
ゼラオラVmaxでのエネトラッシュもあり相性の良いスタジアムですが、相手の場にあるトレーニングコートを割りたい場面も多々あり、個人的には採用が難しいと考えます。

○嵐の山脈
・ゼラオラVを呼べボール代わりになる1枚。今までは、相手に相乗りされることが少なかったですが、最近では、ギラティナが流行していることもあり少し使いずらさが出てきました。

(5)エネルギー

○パワフル無色エネルギー
・アルセウス軸において、先2トリニティノヴァから入る際、こだわりベルト合わせることで230ダメージ出せて、ポケモンVをワンパンできるのが地味に強かったりします。今回のデッキでは、ガラルジグザグマ、ダンデの採用があることから不採用。

7.デッキの回し方のコツ(2022/8/11 追記)

アルセウスVstar/ゼラオラVmaxでまっすぐ押していく攻めパターンや、エンペルトV/ゼラオラVで攻めていくパターンといった色々選択肢があることが、デッキの良さではある一方で、中々定型的にまとめるのが難しいデッキでもあります。使用していく中で、自分に合ったプレイスタイルで楽しんでもらえればと思いますが、いくつかポイントとなる点について以下記載します。

(1)スタートポケモンについて
・一番スタートしたいポケモンとしては、エンペルトVになります。アルセウスVスタートも良いですが、現環境ロストバレット、ギラティナの流行具合から言うとキュワワー、ウッウを完封できことができることは大きく、パルキア対面を除いて、エンペルトが場にいることのデメリットは少ないことから、積極的にバトル場に置いていきたいです。
後攻取った場合、バトル場のエンペルトVがどけられず、アルセウスVのトリニティチャージが打てない確率は上がってしまいますが、対面ロストバレット、ギラティナ、その他ソルルナなどエンペルトVの刺さるデッキ場合は、エンペルトV手貼りをして、後2から(上振れは、メロン絡めて後1から)らせんぎりで、攻めていく。エンペルトVが刺さらない時は、バトル場のエンペルトVは壁にしつつ、ベンチのアルセウスVに手貼りして備え、後2からアルセウスVstarに進化して攻めていくのが良いです。

(2)Vstarパワーの使いどころ
・基本は、アルセウスVstarのスターバースで盤面整えることを優先して使いますます。
ゼラオラVstarのいかずちスターは、魅力的ではありますが、エネルギーが重く、盤面整ってからでないと使いにくいところがあります。Vstarパワーを温存することに圧力はあるため、スターバス使わないに越したことはないですが、いかずちスター使わなくても勝てる試合は多いため、いかずちスターはあくまで上振れ要素くらいに考えると良いです。

(3)先2、後1のサポートについて
・先2のサポートについて

アグレッシブにいけることから、マリィによる相手の手札干渉やボスの司令・ダンデなどを利用して進化前のポケモンVを倒していくことを狙っていきます。

・後1のサポートについて
盤面を整えていくを優先することが第一であり、後1トリニティチャージを目指して、手札にダブルターボを引き込むためのネズから入るか後2でアルセウスVstarを確定させるための冒険家の発見から入ることが多いです。この動きを安定させるために、ネオラントVからサポートを引っ張ってくる動きが強く、パルキア対面を除いて基本は惜しげもなく使ってよいです。(終盤にツツジやボスの司令を呼び込むのにネオラントVがほしくなりますが、本デッキの構成上ネオラントVを2枚採用としており、問題となることは少ないです。また、ネオラントVを取られているターンはメインポケモンが傷つかないためそこまで苦にはならないです。)

(4)頂きへの雪道の使いどころ
虎の子の1枚採用のため、上手に刺さるところで使っていきたいことから、基本は、マリィorツツジと合わせて使っていき雑に貼らないことが大事です。もちろん、雑貼りで刺さることもあるのですが、うまい相手には刺さらないことも多く、マリィorツツジと合わせられない場合でも、相手の貼ったスタジアムの上から貼っていくことが大事です。
また、雑貼りしないことの理由としては、今までの解説でも触れてますが初動の安定を、アルセウスVstar、ネオラントV、クロバットVに頼ってることもあり自分の貼った雪道が刺さるといった状況にも陥ることがしばしばあります。
(ただし、パルキア対面においては、相手の要求を1枚でも多く上げるため、期待を込めて特に後1雑貼りすることは時々あります。)

8.デッキ相性と対面ポイント(2022/9/25 更新)

主に環境デッキに対する相性と簡単な立ち回りのポイントを記載していきます。並べると連撃ウーラオスが環境にあまりいないことから結構立ち位置が良いことがわかると思います。

○パルキア(有利 7:3)
先攻取って、先2でゼラオラVmax立てば基本勝ち。後攻の場合は、お互いの出方次第でということで5分くらいの勝負になります。
先攻の際に気を付けたい事としては、可能であれば先2でパルキアVを取ること。取れない場合は、サイドプランが1-2-2-1(2)となり、形上先後ひっくり返るので、ワンチャンまくられる可能性が出てきます。
一方、後攻で意識したいこととしては、後1でゼラオラVをベンチに2体並べられない場合は、相手の様子次第ですが、1体もゼラオラVを並べずベンチを絞っていくプレイも選択肢の一つにあります。後攻での負けパターンの多くにベンチのゼラオラVがVmaxになる前に倒され続けて、サイドプラン2-2-2で終わってしまうことがあります。
そのため、2体同時に立てて、どちらかが取られてもゼラオラVmaxを次の番立てれるという状況が大事です。なお、ポケモンを絞って動く際に、パルキアVの下技ハイドロブレイク+こだわりベルト=230ダメージでアルセウスVを取ってくるというプランもパルキア側にはあるため頭の片隅には入れておくと良いです。

○ロストバレット(有利 6:4)
エンペルトVの押しつけで基本押していき、相手のキュワワー、ウッウで完封していけば、ゼラオラVのクロスフィストも有効に使えるので勝てます。エンペルトVを使う上でのポイントとしては、余裕あるときネオラントVでアクアリターンするとネオラントVを山札に戻して再利用しつつ、再度エンペルトVを出すといった小技も使えるので頭に入れておくと役に立つときがあります。
9/25追記:ロストバレットデッキにおいては、あなぬけのひもが多く入っていて、バトル場のエンペルトVが突破されることもありますが、エンペルトVをバトル場とベンチの2面おけると盤石です。最近、ロストバレットには相性良いですが、エンペルトVが2枚採用されていることは勝ちへ大きく貢献していると考えております。

○ギラティナ (5分 5:5)
先攻取った時は、アルセウスから入ってごり押すか、エンペルトVで圧力をかけていくか手札の兼ね合いで決めていきます。一方、後攻取った場合は、相手が先1からキュワワーでロスト1,2枚貯められていると簡単にアクロマの実験を使って、先2,3でロスト7枚達成されてギラティナの押しつけ始まってしまうことから、エンペルトVの刺さりがそこまで良くない場合もあります。ということで、エンペルトVで戦うというよりは、王道のアルセウスからのゼラオラVmaxで戦っていきます。
負けパターンとしては、ギラティナVstarのスターレクイエムでゼラオラVmaxがワンパンで取られてしまうことが多いため、サイド10貯められる前にゼラオラVmaxで戦っていくということが大事ですが、打点出すにはエネトラッシュも必要となり中々シビアな戦いが求められます。(ギラティナを重く見る場合は、かがやくサーナイトを採用して相手の要求をあげていくと少しは楽になると思います。)

○キュレム(有利 6:4)
基本、エンペルトVでさるぢえを止められることから、ギラティナと戦い方は同じですが、アルセウスVstarをワンパンするのにそれなりに要求が高いこと、パルキアには弱点をつけること、終盤の雪道ツツジorマリィが重く刺さることから相性的には有利と考えております。

○レジギガス(5分 5:5)
アルセウスで盤面作った後、エンペルトVで攻めるプランがベースになります。(エンペルト直ルートの場合は、ダブルターボ使うことが想定されますが、タブルターボ付けると110ダメージしかでず、相手のレジをきぜつできなくなります。)
エンペルトVでレジギガスの特性を止めることができるため、完封できそうなところですが、頂きへの雪道で特性止められた後、レジエレキで弱点突かれてワンパンで取られてしまうことから単純にはいかないです。エンペルトで突っ張るときは、マリィ、ツツジ、セイボリーを使って相手に圧力をかけながら行くことがオススメになります。

○ミュウVmax(5分 5:5)
後1メロディアスエコーでポケモンV持ってかれなければ、アルセウス→ゼラオラVmax→ゼラオラVmaxのサイドプランを目指しつつ、雪道ツツジのまくりでのお祈り勝負が基本になります。かがやくルチャブル+ダンデ+こだわりベルト+ゼラオラVmaxでミュウVmaxワンパン狙えますが要求高く、中々難しいため、かがやくサーナイトが入っている方が、ミュウ対面では多少有利に働くと考えています。また、ミュウが流行ってきたらドラピオンVも入れて対策したいところですね。

○裏工作アルセウス(5分 5:5)
いかにチェレンの気配りを使われずに戦っていけるかの勝負。なお、アルセウス軸対面は、基本的に先攻取った方の押し切りで勝ちが決まってしまうことも多く有利不利関係なくマッチしてて中々しんどい対面ではあります。

○アルセウスジュラルドン(不利 4:6)
ジュラルドンVmax2体相手にするのがゼラオラVmaxのエネトラッシュが重く、かつ終盤カリンの咆哮で、こちらはワンパンで持ってかれるのでフルパワーで戦いあうと中々厳しいです。
ただ、このデッキもアルセウス軸で基本的には、先攻取ることができたら、先殴りで押していけるので、全くやれない相手ではないです。

○ヒスイゾロアークVstar(微不利 4.5:5.5→微有利5.5:4.5) 
お互い、ワンパンが狙いあえるので、基本的に5分よりですが、ディアンシーによりサイドずらされたり、大口の沼ケアできず、ゼラオラVmaxに20ダメカンのってワンパンライン下げられてしまうことがままあったりすることから若干苦手意識があります。
9/25追記:ヒスイゾロアーク対面は、環境の変化もあり先攻取れると有利。後攻でも5分という位置づけに変化があったと考えています。
その要因としては、Vガードエネルギーが登場して、ヒスイゾロアークVの攻撃でワンパンされにくくなっていることが、大きいと考えています。
また、対面していて棚ぼた的に気づいたのですが、ヒスイゾロアークVデッキは、ほぼ特性持ちポケモンで構成されており、ゼラオラVmaxのリアクトパルスで簡単に300ダメージくらい出るのも強いです。

○連撃ウーラオス(不利 3:7)
基本的に、闘タイプ切っていることもあり、かなり厳しいです。
勝ち筋としては、先攻取って先2で連撃ウーラオスをアルセウスVstarのトリニティノヴァ(ベルトガラルジグザグマ)で、取って押し切るか、相手の事故の隙をついていくくらいしかないかなというところです。また、エンペルトVが闘弱点ではないため上手く絡めながら戦っていきたいところでもあります。

等々以上が主なマッチアップになります。
環境で流行っている、パルキア・ロストバレット・ギラティナ・キュレムにどれも5分以上の相性を持っているのでゼラオラは割と環境にマッチしているという整理です。

その他、このデッキの相性/解説がほしい等ありましたら、気軽にご連絡頂ければ、時間みて追記させて頂きます

9.パラダイムトリガー/VSTARユニバース環境考察(2022/11/27追記)

note記事の追記を重ねた結果、記事の内容が最新の環境にマッチしておらず矛盾が孕んだ内容でわかりにくくなっていると判断し、最新のパラダイムトリガー環境/VSTARユニバース環境における内容を1つの章として切り出して追記すること致します。
なお、追記時点では、まだVSTARユニバースは発売されておりませんが、先日発表されたリストを見る限り環境に大きな変化はないと考えられるため便宜上、パラダイムトリガー/VSTARユニバースを同一の環境として扱います。

余談ですが、待望のかかがやく雷タイプポケモンである、かがやくデンヂムシはもう少し使いやすい性能だと嬉しかったですね。
せめて対象が、先の環境を見据えて『ルールをもつポケモン』なら・・・なんて考えてました・・・笑。

(使いように様によっては、役だてる性能はもちろんあるのですが、リザードン、ゲッコウガ、サーナイトの枠を割って入っていくかといわれると中々難しいところかなぁ・・・と考えています。)

(1)デッキリスト解説

かがやくデンジムシへの期待も大きかった分、長く余談に入ってしましましたが、切り替えて5章に記載したパスタ杯優勝した際のデッキリストに対して、ポイントの解説をしていきます。

デッキコード:kVkvfk-ziLQkF-kVvbVF

シティリーグS1 デッキレシピからの変更点
○out
・エンペルトV(2→1枚)
・ドラピオンV(1→0枚)
・ふうせん(1→0枚)
・ロストスイーパー(1→0枚)
・メロン(1→0枚)
・みずの塔(2→0枚)
・基本水エネルギー(3→2枚)

○in
バケッチャ(0→1枚)
・バトルVIPパス(0→1枚)
・あなぬけのヒモ(0→1枚)
回収ネット(0→1枚)
・セレナ(2→3枚)
ツツジ(0→1枚)
頂きへの雪道(1→2枚)
シンオウ神殿(0→1枚)

デッキリストを変えるコンセプトとしては、ルギア対面を重く見た上でデッキの安定感向上とまくり性能強化を軸にカードの差し替えを行っています。
以下、いくつかのポイントにまとめて解説していきます。

■ポイント①
○out
・ドラピオンV(1→0枚)
・ロストスイーパー(1→0枚)
○in
バケッチャ(0→1枚)
回収ネット(0→1枚)

○ポイント①-1:ドラピオンVについて
ドラピオンV
については、ミュウ対面のシェアを考え、使用率を考え割り切りする形で抜きました。もちろん、ミュウ対面では欲しい場面もありますが、そもそもドラピオンVあっても後1メロディアスエコーで負けてしまうような場面もあり、雪道を増やす形での対策で多少のリスクヘッジを取ってます。

○ポイント①-2:バケッチャ、ロストスイパー、回収ネットについて
また、自分の雪道採用を増やした結果、相手の雪道を割れるスタジアムが減ったので割りやすくするため、ボールで触れるバケッチャを採用し、バケッチャを使いまわしやすいように、ロストスイーパーを回収ネットに変更しています。
なお、回収ネットについては以下の通り役割が多く、個人的には採用してみてかなり使い勝手が良いのでおススメです。

<回収ネットの主な役割>
①:バケッチャ、ガラルジグザグマの使いまわし
上記、バケッチャの他ガラルジグザグマの使いましができることがかなりポイント高いです。ガラルジグザグマ使いたい場面としては、主に2点、序盤のアルセウスVSTARでベルト+ダブルターボノヴァ+ガラルジグザグマで220ダメージを出し相手のVポケモンを取っていく場面と、中盤以降ゼラオラVmaxのベルト+ダイフィスト+ガラルジグザグマで280ダメージを出し相手のVSTARを倒していく場面になます。1試合で両方欲しい場面もしばしば発生することを考えると、2回使える可能性があることは上振れを期待できデッキパワーの底上げになります。

②:ポケモンいれかえ
表題の通り、バケッチャ、ガラルジグザグマ、かがやくサーナイトに対しては疑似的にポケモンいれかえの役割を担うことができます。そのため、上記ポケモンでスタートしてしまった場合、3枚目の入れ替え札にできることを考えるとスタートポケモンとしてのデメリットを少し軽減できているとも言えます。

③:負け筋を消す
基本的にこのデッキは、アルセウスVSTAR→ゼラオラVmaxという順にアタックしていくことが多くそうした場合、サイドプランとして2→3→1を狙われやすいという点が弱点でもあります。特に、耐久力をあげるためにベンチに積極的に置いていきたいかがやくサーナイトが結果的に負け筋になってしまうという展開も結構あります。そうした時に、残りサイド1になったところで回収できると負け筋を消すといった使い方もできます。

また、上記のデッキ差し替えを補足する理由としては、以下の内容もあります。
大きなおまもり、タフネスマントの採用率が下がり、ガラルジグザグマを使って220ダメージ、280ラインを狙う価値が上がった。
・関連してロストスイパーの役割も相手の220、280ラインを狙いたいため、大きなおまもり、タフネスマントを割りたいという点も大きかったため、採用価値が少し減った。
・対ロストバレット、ギラティナにおいて相手のロストゾーンの枚数を増やしてしまうため時々使うのをためらう場面がある

■ポイント②
○out
・エンペルトV(2→1枚)
・メロン(1→0枚)
・みずの塔(2→0枚)
・基本水エネルギー(3→2枚)
○in
・バトルVIPパス(0→1枚)
・セレナ(2→3枚)
ツツジ(0→1枚)
・頂きへの雪道(1→2枚)
シンオウ神殿(0→1枚)

ポイント②にまとめた変更が、パラダイムトリガー:ルギア環境に対しての1番のポイントなるため順を追って解説していきます。

○ポイント②-1:エンペルトVについて
エンペルトVの枚数削減については、ルギア対面やミュウ対面ではスタートしたくないポケモン=スタートしたいポケモンとしての役割が減ったことによります。
エンペルトVが一番活躍できる対面としては、ロストバレットになりますが、一定数いるものの数は比較的多くないことと、1枚でも結構刺さる点、チェレンの気配りなど使うことでプレイでカバーできることから2枚目の役割は無くても何とかなるという位置づけになってます。
ただし、エンペルトV自体の担う役割として、『対レジギガス対面への最終兵器、クロスフィストへの連携、ミルタンク突破要員、弱点分散』等々縁の下の力持ちポジションで総合的に多くあるため1枚はデッキに残しておきたいという位置づけに落ち着いています。

ポイント②-2:バトルVIPパスについて
エンペルトVを抜いた代わりとしては、バトルVIPパスを採用しております。
バトルVIPパスの狙いとしては、『初手の上振れ・ボール系グッズ枚数を増やす・カイの選択肢を増やす』になります。特に、後1で手札にカイがきた時にエンぺルトVorネオラントV+ポケモン2枚持ってこれるのは中々便利で、マリィや博士の研究で展開したくない場面では重宝するため、使い始めたばかりですが感触は良いです。
なお、このバトルVIPパスの枠は、アルセウスVの4枚目と好みで差し替えて良いかと考えております。

ポイント②-3:みずの塔、頂きへの雪道、シンオウ神殿について
次に、エンペルトVの採用を1枚に減らしたことで、関連して採用価値の下がるみずの塔を対ルギア対面で欲しい、頂きへの雪道シンオウ神殿へ差し替えています。頂きへの雪道、シンオウ神殿はルギア以外でもそれぞれ環境デッキに欲しい対面も多く、環境的に価値の高いため積極的に採用していきたいと考えております。

頂きへの雪道ミュウ対面、アルセウスジュラルドン対面(ジュラルドン突破用)、ロストバレット対面(かがやくリザードン牽制用)
シンオウ神殿レジギガス対面

ポイント②-4:メロン、ツツジ、基本水エネルギー、セレナについて
メロンの一番の役割としては、場のエネルギー0枚の状態から復帰することに使いますが、利用頻度としては元々低めのサポートになります。水エネルギーへの依存度が下がったことで、同様の役割であるキバナに差し替えての検討も実施していましたが、後半からのまくり性能を上げるためツツジに差し替えを行っています。また、ツツジというカードの性質上初手から使えるサポートではないため、ドローサポートの枚数を増やすため基本水エネルギーをセレナに変えています。ボス、セレナでベンチ呼べるサポートが5枚あると安心感があってよいですが、この枠は、マリィ、博士の研究、アクロマの実験、セイボリー、とりつかい、さぎょういん、など好みで変えても良いかと考えています。

■ポイント③
○out
・ふうせん(1→0枚)
○in
・あなぬけのヒモ(0→1枚)

ポイント③-1:ふうせん、あなぬけのヒモについて
この枠他のカード採用と比較すると重要度は落ちますが、あると便利なあなぬけのヒモを採用して、後1スターバースの際、単純なポケモンいれかえとあなぬけのヒモどちらの択も選べるよう上振れ期待で差し替えました。使ってみると、ベンチのVポケモン引っ張ってきて攻撃できたり、逆にエネを貼っていないポケモンをベンチに下げることで相手に入れ替え札の要求を増やしたりとぼちぼち便利な場面があるという印象です。とはいえ、マストの枠でもないので入れかえ/ふうせんとどちらを選ぶかは使用感に合わせて変えて良い枠になります。

以上が、デッキレシピ解説になります。
みずの塔不採用にしたり、デッキ構築当初のコンセプトと比較すると矛盾気味ですが、環境に順応していくにあたって必要な変化だと捉えて頂けると幸いです。

(2)2023/1/10 シティリーグ S2 デッキレシピ結果(2023/2/5 追記)

パラダイムトリガー/VSTARユニバース環境でシティリーグ乗り込んで予選5-1で4位 決勝トーナメント 1没のbest16という結果でした。D-F
環境終わり2週間前ということもあり解説追記は実施致しませんでしたが、記録として大会結果とレシピについて遅ればせながら追記させて頂きます。


10.あとがき

(1)あとがき①(2022/8/11 追記)

みなさんここまでお付き合い頂きありがとうございます。

今回考案した、アルセウスゼラオラデッキは、エンペルトVを自然と採用できたことも大きく、結果的にですが時代にあった強さを持ちつつ、裏のらせんぎり→クロスフィストの択まで含めて色々な攻めができる使ってて楽しいデッキを創ることできたと自負しております。

実際に使ってくれた方からもジムバトル優勝できましたという声もちらほら聴けたりして、作成者冥利に尽きて嬉しいですね。
ぜひ、使ってみた感想などでもよいので、デッキの反応頂けると泣いて喜びます。

また、先の展望でいうと次に控える、白熱のアルカナ環境でも強力な闘タイプのカードが追加されない限りは、環境最前線でやれそうなため今後のゼラオラの活躍も楽しみですね。
ただ、ゼラオラの強さの一つに認知度の低さもある(例えば、いかずちスターやリアクトパルスの技効果がわからず、マナフィ置かれなかったり、特性持ちポケモン並べてくれたりする)ため、ゼラオラの使いとしてはこのままのシェアでいてもらった方が都合が良いといったジレンマも少し感じたりはします・・・笑

ゼラオラの行く末を見守りつつ、引き続き価値のある記事をお届けできるように頑張りますので、今後ともよろしくお願い致します。

(2)あとがき②(2022/9/12 追記)

前回、追記から約一か月。WCSも終わり、いよいよ2023シーズンが始まったことと白熱のアルカナで登場した強力なVガードエネルギーやセレナの登場で環境が大きく動いている状況を日々感じます。
その激動の環境に食らいついていくための調整を行った結果として、現時点ゼラオラVSTARを抜いて本記事初稿時に売りとしていたVmax/VSTARの両刀メリットを捨てることとなりました。

もちろん、メリットの一つではあり、今後のチューニング次第ではまたゼラオラVSTARの採用はあり得ますが、9/12時点のレシピは本記事初稿時と大きく異なり、他の章の記載と整合性合わない箇所もあると思いますが、追記noteの特性ということでご了承頂けますと幸いです。
また、固定概念や一つの考えに縛られない結果の例として参考にして頂ければと思います。

横浜CLまで残り5日程しかなく、このデッキレシピをみて横浜CLに持ち込むのは難しいと思いますが、横浜CL後の自主大会や10月から始まるシティリーグ等含めて今後の活躍に引き続き期待しながら自身でも頑張っていきますので、引き続きよろしくお願い致します。

ここから先は

46字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?