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マレーシアのロングステイの実態

一言でマレーシアにロングステイをすると言っても、その目的は様々だし、実際に色々な活用法がある。

たとえば、老後の生活を気候が温暖で体に優しく、物価も安いマレーシアで暮らしたいというのは、典型的なロングステイの目的の1つだろう。タクシー代も安いので、自分で運転をしなくても移動も楽に行える。

子供の教育のためにマレーシアに移住し、ロングステイをする家庭もある。この場合、子供は大学生のように1人で留学できる年齢ばかりではなく、幼稚園や小学校の段階から英語や中国語に親しませるため、マレーシアを選ぶ人も。

教育費用が安く、たとえばイギリスの名門校の分校に通わせても、本国の数分の一程度の学費で住むこと、生活費も安いため、教育のためにロングステイをしても経済的に負担が小さいこともメリットに上げられる。

これらは一般的なロングステイの目的だが、他にも花粉症の時期だけマレーシアに住んで、花粉から逃れるという活用法もある。実は、私の移住の目的の1つはこれ。毎年、スギ花粉の時期になると、目はかゆいし、鼻水も止まらずに寝ていて呼吸が苦しくなる。これがないだけでも、大幅に快適に過ごせる。

日本の気候が厳しい真夏や冬だけマレーシアにロングステイをする方法もある。マレーシアの方が赤道に近いが、真夏の東京のような蒸し暑さはないし、特に朝晩は気温が下がるので、快適に過ごせる。冬はないので、年中半袖で大丈夫な気候。体が楽だ。

ロングステイの目的は、自分に合ったものでいいし、一般的である必要もない。1年中、各国の気候のいい時期を狙って点々と生活する人もいる。そうしたライフスタイルもいいだろう。

ロングステイとビザの関係

マレーシアにおいては、90日以内の観光目的ならビザは不要。実際には、何をしに来ているかは向こうには分からないので、ロングステイが目的でも問題ない。

ただし、1年以上の期間になると、入国審査が厳しくなっていくため、ビザがあった方が確実になる。

ロングステイといっても、1年に満たない程度の期間であれば、ビザは必須ではないと考えていいだろう。何か聞かれても、長期休暇と言い張れば済む話なので。

なお、マレーシアの賃貸物件は1年または2年契約が基本。それより短い期間で退去する場合、保証金は返ってこない。家賃2ヶ月分が相場なので、その分のコストが上がってしまうことは覚悟する必要がある。

こうした事情があるので、期間によっては、ホテルやサービスアパートメントに泊まったほうがいい場合もある。これなら、シーツの取替えや掃除はしてくれるので、その分楽になる。

なお、サービスアパートメントというのは、コンドミニアムの部屋をホテル代わりに使って暮らすこと。掃除等はしてくれるので楽だが、そのコンドミニアムの部屋を賃貸で住むよりも割高になる。一泊からでも泊まれるのが基本のため、短期の宿泊も可。

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